退屈な日
にゃ~
「にゃ~にゃ~」
何も考えずに縁側に寝そべり、近くにいる猫を抱きしめて猫の鳴きまねをする。
猫はこれといった抵抗はせずに、私に抱きしめられる。
「にゃーにゃ~にゃん」
退屈な日々、ぽかぽかとした暖かな太陽の光を浴びて心地よいけだるさを感じる。
私は猫になりたい、いや、そうではない、退屈なのだ。ただただ退屈なのだ。
だからといって、自分から動こうとはしない楽しいことが来るのを待っている。
そんなことだから折角の休みに縁側で猫を抱きしめてにゃ~にゃ~泣いているのだろう。
「にゃ~……」
暖かな日差しにまぶたが重くなり、夢と現を行き来することを繰り返す。
徐々に夢の長さがなくなり……。
今日も私は猫のように退屈な日々をのんびりと生きる。
何か楽しいことが起こることを期待して……。
にゃんにゃん♪