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第3話 暗闇のなかで2

  3人であ~だこうだと話し合ったが一向に脱出する方法がない。

 時間だけが過ぎていく……てかどれくらいたったんだ?

 時間の感覚がまったくわからん。

 特にお腹がすいたり、喉が渇いたりといった感じが全くしない。


 たぶんまだ1~2時間ぐらいしかたってないのかな。

 といっても喉の渇きは魔術や魔人の2人の力を借りればなんとかなると思うが、腹が空いてはなんともならんからな~。

 餓死する前にこの暗闇の世界から脱出しないとな。


 「あら……あちらの方からなにか光ってませんでした?」


 イフリートが指差す方を見ると小さな点のようなものがある。

 

 「おお!出口か!」


 「どうでしょう?でも現状どうすることもできないのでとりあえずあちらに向かう事をお勧めしますが、何が起こるかわかりませんので私たちは剣にもどったほうがいいと思うのですが」


 そうだな、この状況ならなにがおこるかわからんし、油断しない方がいいだろう。


 「よし、イフリートは魔人剣にもどってくれ。シヴァはそのままで俺のサポートを頼む」


 イフリート、シヴァ2人も人型ヴァージョンの時は魔術が使える。それも最上級魔術だ。

 と言ってもイフリートは炎の攻撃系の魔術でシヴァは氷系魔術しか使えない。ま~炎の魔人と氷の魔人ですからね。

だけど氷系の魔術はサポート、回復などの魔術もあるので今の状況だと2人も魔人剣になって戦うより1人はサポートにまわってもらい慎重になるほうがいいだろう。回復、サポートの魔術を持たないイフリートが魔人剣になってもらいシヴァが魔術でサポートと結界をはってもらうのが最善だろう。


 「わかったわ、我を求める主人の為、我は最強の剣となろう」


 人型から魔人剣に変わった。

 俺は炎の大剣を両手で持ち構えた。


 「シヴァとりあえず結界を張りながら、『絶対魔術防御』を頼む。そのあとはシヴァの判断でサポートを頼む」


 「分かりました」


 俺たちは警戒しつつ小さな光に向かった。


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