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第2話 暗闇のなかで

 「綺羅……起きないとあたいの愛情たっぷりの口づけをするわよ!」


 「イフリート下品なことはやめなさい。 綺羅様起きてください」


 左右両手から声が聞こえてくる……ああ~シヴァ(氷の突剣)とイフリート(炎の大剣)か。

 目を開けると2人の美しい女性が俺に微笑んだ。

 どうやら2人は魔人剣から人の姿に変わったようだ。


 「もうちょっと寝てたら、あたいの口づけで目覚めさせてあげたのに」


 と褐色の肌に紅の髪とその瞳を持つ美しい美女、炎の魔人イフリートがそっと自分の顔を俺の顔に近づきキスをしようとするが白銀の髪透き通った白い肌の美少女、氷の魔人シヴァが俺からイフリートを引き離した。


 「なにするの!このクソガキ!!あたいと綺羅の邪魔するなと何度言ったらわかるの。氷の魔人は脳みそも凍ってるせいか私の言葉がわかんないのかしら」


 「綺羅様が嫌がることをしないでくださいと言ってるんですよ……ほんと炎の魔人は脳みそがマグマのように溶けてるからわからないのかしら?」


 イフリートとシヴァはにらみ合ったまま俺の右手はイフリート左手はシヴァが握っていた。


 2人も俺を魔人剣のマスターとして認めてくれてるのはありがたいが、こう頻繁に俺を取り合う形でけんかされると疲れるんだけど。

 イフリートはシヴァをおちょくるために俺に色仕掛けをかけるだけで本気でないことは俺も知っている。

 最初の頃は、俺に気があるんじゃないかと思っていたんだが、俺をからかうのが楽しいからと言った。

 なので俺はイフリートが色仕掛けで迫ってきても本気に対応しないことにしたのだ。

 シヴァは真面目な子なのでイフリートの不真面目な態度(俺に対する色仕掛けなど)がゆるせないそうだ。よく喧嘩する2人だが戦闘の時は2人は協力し俺をサポートしてくれる。

またお互いを助け合うこともある。

ま~喧嘩するほど仲がいいとはこう言うことだろう。


 ん……ところでここはどこだ?

 それに……


 「おい!ヒミコはどうなった?」


 周りを確認すると俺達は大きな風船に入れられた感じだった。


 「わかりません。私たちも綺羅さまと一緒に闇に包まれた瞬間、周りに結界をはるのが精一杯で」

 

 どうやら俺は2人の作ってくれた結界に守られてようだ。だが結界の外には何もなかった。

 ないと言うか闇、黒色?とにかくそんな感じで何もなかった。

 2人がいなかったら俺はどうなっていたんだろうか。

 考えただけで……イヤ考えないでおこう。 とりあえず助かったのだから。


 「2人ともいつもありがとうな」


 「ふふふ、そうよね~ 助けてあげたんだから熱い口づけを……むぎゅ」


 「綺羅様、気にしないでください。私たちは当たり前の事をしただけですから」


 と平然とした顔でシヴァはイフリートの顔を手で押さえつけて俺を守ってくれた。


 「ところでここはどこなんだ?」


 「すみません私にはちょっとわかりません」


 「ごめん、あたいもちょっとわかんないわ」


 シヴァは泣きそうな表情で答えたのに対しイフリートは豪快に笑い俺の背中をたたく……なぜ叩くんだ。痛いじゃないか。


 「イフリート、シヴァとりあえずここから脱出する方法を考えよう」


 「そうですね」


 「そうね」


 何か脱出する方法があるはずだ1人じゃ無理かもしれないが俺たち3人ならなんとかなるはずだ。

 そして時間だけが過ぎていった。

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