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僕は勇者五代目!  作者: 齊藤さや
第二章~強くなるために~
32/43

目覚めは美少女の…

前回の冒険の書を読みますか?


はい←

いいえ

「勇者、起きて。ご飯の時間だって」


 頬に痛みを感じ目を開けると、目の前にリザベラの顔があったもんだから驚いた。


「あ、ごめん。なかなか起きないもんだから、つい」


 ついなんなんだよ。先は聞こうと思わなかった。まだ寝起きで頭が働いてないのは幸いだった。


 呼ばれて部屋へ行くと、タリスの奥さんだろうか美しい女性と、二人にそっくりな兄妹がテーブルの前に座っていた。 テーブルの上には美味しそうな野菜料理が乗っていた。


「おはようございます。こちらは、私の妻で、こっちは私達の子供達です。

さあ食べましょう¥◇○☆●」


「「「¥◇○☆●」」」


「「いただきます」」


 どれも、素材の味がうまく引き出されていてとても美味しかった。


「どれも美味しいです。この野菜はここで作っているのですか?」


「そうです。土持ってきて畑作って、そこで栽培してます。他に服も全部作ってます」


「まさに自給自足の生活なんですわね」


「そうでなければ生きていけませんから」


 誰にも頼らず、自分達だけだひっそりと生きていくことを決めたフィドリャ人は、改めて偉大だと思いつつも、苦労は計り知れないものだろうし、こう成らざるを得なかったあの事件に苛立った。

 魔王に操られた魔物。そして、魔物を連れてきた旅人。いったい100年前に何があったのか。


「「「「●☆○◇¥」」」」


「「ごちそうさまでした」」


 食べ終わった頃、玄関に人が来た。


「☆▲◇☆@○¥(タリス長老がおよびだ)」


「◎◆●□▽▲(わかったすぐいく)」


「急用できたので、私は行きます」


 タリスはそう言い残すと出ていった。

子供達が遊んでぇと寄ってきた(多分)ので高い高いをしたり、ごっこ遊びに付き合ったりした。僕もリザベラも一人っ子なので、弟と妹が出来たようでとても楽しい時間を過ごせた。一時間くらい遊んでいると、眠くなってきたのかうとうとし始めた。


「◆●@◇◎□@◇○☆(きょうはあそんでくれてありがとうございました)」


 タリスの奥さんは頭をさげると、子供達を連れて別の部屋に行ってしまった。おそらく寝室だろう。ここはいつでも暗いので時間感覚がなくなっていたが、もう夜なのだろう。

 タリスがいつまでたっても戻ってこないので、長老なら何が起こったのか知ってるだろうと思い、長老の家に行ってみる。


「□◆▲@」

「○▲▽@□□▲○◆◆」

「¥□@◆☆○▲¥@」

「◇▼」


 会議をしているようで、何人もいるようだ。


「もしや外の世界でなにかが起きているのかな?」


「タリスが呼ばれてたし沿うかもしれないわね。だとしたら私達も傍観者って訳にはいかないわね」


 僕はとても失礼だろうが、会議中の長老を呼んでみた。長老は僕が声をかけるとすぐに抜けてきてくれた。


「どうしたかな?」


「慌ただしいですけれど、何か起きたんですか?僕達が出来ることがあれば手伝いたいのですが」


 すると、長老は深呼吸をしてから続けた。


「やはりこれほど騒がしければ気付くじゃろうな。そうだ、勇者さん言う通り、良くないこと起こっている。なんとかわしらだけで解決しようと思っていたが、今ここ勇者さんいるのは運命(さだめ)かもしれぬ」


「やはり外の世界でなにか起きているのですか?」


「あぁ、言うぞ?

勇者さんとリザベラさん話したが、100年と少し前と同じような状況に今あるんじゃ」


「!!ということは魔王に操られた魔物達が…?」


「そうだ。呪われた旅人いないが、人いる。勇者さんの力かしてほしい」


「「わかりました。すぐ行きます」」


「待ってくれ、来たところから行くとこの街のことばれてしまう。こっち抜け穴ある。ここから行ってくれ」


 長老が指差す方には人一人がようやく通れそうな穴があり、梯子がかかっている。静かに、だが急いで上ること20分ほど、ようやく上に出た。今日は新月だったようで雲はないが月も見えない。

 視線を下に落とすと、今まで出くわしたことない魔物が丘を埋め尽くしていた。これを全て倒さなければいけないのか?


 僕達を察知した魔物達は、早速襲いかかってきた。噛みついてくるのもいれば爪で切り裂こうとするやつもいて、さらには魔法で攻撃してくるやつなどおびただしい量の攻撃である。攻撃こそ最大の防御と怯まずに攻める勇者。右に線を描くように斬り込む。腕を目一杯使いきると今度は左へ素早く斬り込む。これは往復ビンタ(スライサー)という技で、先程リザベラに起こされたのにヒントを得た技だ。前列の魔物は倒れていく。だが、また後ろからすぐに新たな魔物が現れる。僕は力がある限りスライサーを続けた。

 リザベラもさっきからひっきりなしに「サイムゾラ」やら「ラスレビラ」やら呟きながら洪水や雷を起こしている。敵も無限にいるわけでは無く、僕だけでも半分は優に倒しただろう。というのも、リザベラがさっきかけてくれた攻撃に力強さと鋭さが増す「スダルジェラ」が効いているからだろうが。敵も残すところあと少しだ。

 残念なことにここで問題が起きた。力技で勝負していたためか、銅の剣が欠けたのだ。スライサーをこれ以上続ければ剣がダメになってしまう。

問題はそれだけでは無かった。

 敵がおっきくなったのだ。巨大化したのではなく、強い魔物になって体格もよくなったということだ。

 なるべく剣に負担をかけないように戦う。だがそんなことはやはり無理である。敵には効かないし、そろそろ折れそうだ。

冒険の書に書き込みますか?


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・・・・・・・・・


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