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マンティコア戦

「マンティコア…」

マンティコアはドラゴンと同等の存在と言われている。マンティコアは封印されていたはずなんだけどな。あの人達はやらなそうだし、だとしたら別の誰かになる。マンティコアを復活させて得になるやつがいることになるけど。


周りを見てみるとウルフが倒れているな。なんか大きくて他のウルフとは違うやつもいるけど、親玉かあれ。多分マンティコアにやられたんだろうな。ランクが違いすぎるもん、きっと瞬殺だったんだろうな。


「・・・」

さてどうやって倒すか。まあさっきゲットした聖なるピッケルでやるか。


アイテムボックスに手を突っ込んで聖なるピッケルをだした。

「マンティコア。お前をこれで倒す」


「オマエ、ナニモノダ」

マンティコアってしゃべれんだ。まあいいやピッケルに力込めて…


「さっき言っただろ?エニグマだ」

クールな感じで行くか?狂犬みたいな戦い方で行くか?個人的に狂犬みたいなほうが好きだけど。キャラ崩壊しちゃうし、クールな感じで行くか。


「オマエ、ソノオーラハナンダ?オマエ、ツヨイノカ?」


「質問は1つにしろよ」

と言って切りかかる。マンティコアもそれに反応して爪攻撃してくる。


マンティコアの攻撃が一瞬速かったがユートは軽く受け流す。


「こんなものか?」

たしかに強い。強いがすぐに倒せると思った。


「オマエ、ツヨイ」

マンティコアは本能的に理解した。自分より強い者だと。


「こいよ。こんなもんじゃねぇだろ?」

煽る。マンティコアの攻撃をよく見ることにした。あえて攻撃をせずにただ見ることに。それこそ俺が思うクールな戦い方だ。


「ギャオン」

マンティコアは尻尾の毒針攻撃にシフトした。


「毒針か…」

あれに当たると即死級のダメージを受けそうだな。


ピッケルでガードし、「ジリジリ…」と鳴る。



あの男、マンティコアと互角に渡り合っている。いや互角以上だ。完全にマンティコアを手のひらで転がしている。まるで攻撃をすべて理解しているように。だがしかし攻撃を1回もしていない。ガードしたり、受け流すだけだ。なんの理由があるのだ?


「コノコウゲキモ、ダト…」

マンティコアは近接だと分が悪いと思った。近接だと完全に負けると感じた。


マンティコアは飛んだ。そこから毒針から毒弾を飛ばす。


瞬間、着弾し、煙が舞う。


「ヤッタノカ」

と安心したのは束の間だった。


「黒刃」

2つの黒刃がマンティコアの2つの翼を目掛けて飛んでいく。


「ナ…ナンダト」


「飛ばれるのは厄介だからな。翼を破壊した。残り3手だな」

毒弾ばっかやられたら遠距離攻撃しないといけなくなるし、それにつまらないからな。


・・・・このままだと簡単に終わりますよ。もうちょっと工夫しましょうか。


そうですよね。あ!攻撃力下げます?


・・・・そうですね。あとはマンティコアの攻撃を受けてみるとか…


痛いのはいやですよ。それは却下で。もっと奇想天外な戦い方やってみたいんですよね。


・・・・そうですか。なら現場の判断に任せます。


「マンティコア。お前はどのぐらい封印されていたんだ?」


「ソレヲキイテナンニナル」


「ただの雑談だ」

まあ普通に気になるし。あとはマンティコアを封印した人も気になる。


「マアイイダロウ。ワタシハ100年前ニ勇者ニ封印サレタ。ソレヲサッキダレカニ封印ヲトカレタ」


「ほう。そうか」

勇者かどんな人だったんだろう。そして封印を解いたやつも気になるな。


「ツヅケルゾ」


「そうだな」

すると爪攻撃の連打が始まる。それをユートはピッケルですべて受け流す。


そして爪攻撃の隙に胴体が空く。そこに容赦なく一発。


「ギャオ」

とマンティコアの鳴き声が出てくる。


つい楽しくなって一発ぶっこんでしまった。

「あと2手だな」


「スゴイダメージダ。ワタシハタノシイゾ。コンナタノシイ戦いシタコトシタコトナイ」


「そうか」

正直俺も楽しい。近接戦闘でこんなにできるやつあんまいないし、流石マンティコアだな。


「コレデ最後ダ。大技ダ」

おお!どんな大技なんだろう。気になるわ。


「ハアアアア」

力を溜め次の大技の準備をする。


「獅子蠍・滅龍牙砲!!!」

エネルギーがマンティコアの頭上に集まり、そして一極集中したエネルギーの弾がユート目掛けて飛んでくる。


おお!すげーパワー。受け流すのは難しそう。ならば一旦逃げる。


「・・・」

逃げながらいい策はないか考える。観察してなにか弱点はないか考えてみる。


「あれは…」

エネルギーを溜めている中心は頭部からだ。つまり頭部を攻撃したらエネルギーを溜めることが一時停止されるかもしれない。その隙にとどめを刺せばできるか。だがどうやってその頭部を攻撃するか…


ユートは困り果てたようにピッケルを見た。すると閃いたようにとある行動をした。それは…


「なに!?あの男、武器を投げた!?」

そうそれはピッケルをマンティコアの頭部を目掛けて投げた。


結果はヒットし、次の行動にでる。

「オラァァアア」


すかさずヒットして跳ね返ったピッケルを取り、怯んだ隙に一発を決めに行く。


「とどめだ」

ザクっとマンティコアに最大出力でピッケルを決めた。


「ギャオス」

マンティコアは力が抜けたように倒れた。


なんなんだ。あのエニグマという男は…

マンティコアを宣言通り5手で倒したぞ。脅威になりゆるかもしれない。帰ったら報告しなくては。


「マンティコア。楽しかったぞ」

まだ生きているようだから話かけた。


「ワタシモダ」


「そうか。できればお前が味方だったら楽しかったと思うんだがな」


「ソウダナ。来世ハオマエノ味方ニナリタイ」


「そうか」

まあマンティコアが仲間だと本当に頼もしいな。今になっては想像でしかないがな。


「じゃあな」

と言ってワープをする。



「アア。コノ命ツキルノダナ」

マンティコアには後悔はなかった。エニグマにやられて自然とそう思った。そして転生が本当なら来世は人間になりたいと思っていた。マンティコアという人生は強かったが楽しいと思うことはなかった。だがエニグマと戦い、楽しさを見つけることができたからこそ、人間になって楽しい人生を送りたいと思ったのだろう。


「君達帰るぞ」


「は…はい」


私たちはすぐに王宮に帰り、エニグマという男のことを話した。そして脅威になりゆるかもしれないということも。



「もう着替えますか」


・・・・やっぱ息苦しいですか?


「そうなんですよ。戦っているときなんてすっとやばかったですよ」


『主強い!』


「ありがとうな。まあ見ているだけだったからつまんなかったよね?」


『大丈夫!主の戦い見ていたら楽しかった!』

よかった。急に飛び出していたら、エルシアさん達いたし、正体ばれるかもしれなかったからな。


「そうか。そうか楽しそうでよかったよ」


「よいしょっと」

俺はすぐにいつもの恰好に着替えた。これは大切に保管しておこう。これはヒーロー活動するときに使うことにするからね。


「どうでした?戦い方」


・・・・非常にスマートな戦い方でした。


「わかります?そうなんですよ。スマートに行く感じでやってたんですよ」


・・・・いいと思いますよ。


「そしてこのピッケル!愛着わきました」

マジで汎用性高すぎる。ピッケルで戦うのも悪くないなと思ってしまう。


・・・・まだまだこれで戦うと思うのでもっと愛着わくと思いますよ。


「いやー。マンティコア級と戦うのは楽しいっすね。さっき言ったクソゲーみたいに同じ敵でとてもつまらないのはいやですけど、まあ期待しておきます」


・・・・まあそんなにマンティコア級はでてきませんけどね。


と他愛のない会話をしながら帰るのだった。

よろしければ評価をおねがいします。




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