武具
武具とは何だろうか。
多くの人は、剣であるとか、槍であるとか、盾であとか、そう答えるかもしれない。
しかしながら、世界は武具というのを戦うための道具として定義した。ここにきてまた疑問が生まれる。戦うとは何だろうか。
世界は競争をなにか他のものとする事と定義した。
そう。言ってしまえば、この世は戦いで成り立っている。戦争や恋、貧富など挙げればキリがない。そしてそれらに使われる道具もまた、もし総て数えれば無数にあるのだろう。
世界が武具と認めた、この世にあるすべてのものを挙げれば上げるとキリがない。
もしも、その武具というのを完全に理解し操るものが居たらどうだろうか。それこそ、脅威以外の何物でもない。
恐ろしいのは、それが昔実在し、その当時この世に跋扈し世界の権威を握っていた「原初の神」に対し猛威を振るい、そして今もなお存在しているという事だろう。
「原初の神」との戦いの末力尽き、今は眠っているというが、何時目覚めるかも分からぬそれは正に眠れる獅子である。
心強いのはそれが我ら人類の味方であることだ……。
────アンダーソン著(████)「守護者」██████出版




