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華やかな神々と人々の庭園  作者: 浅葱
第五部 黎明期から花咲く黄金期へ通ずる道
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第三話 予期せぬ事態の前触れ

なぁ…そろそろ話してくれないか?凛…景と四年前に何があったのか…


(電車を降りて景の住まいのマンションに歩いて向かう道中に、俺は隣を歩く凛に聞き始めていた)


……約束したんです…景さんの息子さんの駿君と…


(!?…凛の言葉に、俺は足を止めて驚いていた。あいつが結婚して子供がいるなんて、聞いた事はなかったからだ)


…あいつ…、結婚していたのか!?…


(俺の驚いた言葉に、凛は振り返り、大変驚いた表情で俺の事を見つめて来ていた)


澪さん、ご存じではなかったんですか!?…


(星川景とは、会社に入社してから出会った。それまであいつがどんな人生を歩んできたのか、知りもしなかった。関心がなかった訳ではない。あいつが自らの口で語って来るまで待っていた。だが、まさかあいつが結婚して、子供がいるとは思いもしなかった)


ここだな…景の住まいのマンションは…


(俺も景の住まいに来るのは初めてだった。隣にいる凛は、俺が景の内情を知らなかった事を知ってから、口を固く閉ざしてしまっていた。そして俺と共に、マンションを見上げていた)


行くか…


(凛の手を静かに握りしめてからマンションの中に入り、エレベーターに乗って景の部屋に向かい、インターホンを鳴らすと、静かに扉が開いて来た)


…誰…?


(扉が開いて言葉の主に目線を下に向けると、其処には小学校低学年位の男の子が、俺の事を見つめて来ていた。そして、俺の背後にいる凛の存在に気か付くと、元気な声で凛に語りかけて行った)


あっ…凛姉ちゃんだ!!…


(俺は親友の事を、ようやくこの日に知る事になる。過去に凛との間にも、何があったのかも知る事になる)



第三話書き終えました。

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