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華やかな神々と人々の庭園  作者: 浅葱
第二部 時を超えて再び刻む愛
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第五話 西の花散りし

(西野家に辿り着いた俺達が最初に目にした光景は、引っ越し業者が荷物をトラックに詰め込む場面だった。その異様な光景に啞然としていた俺と菫に語りかけて来たのは、西野家の使用人の年めいた女性だった)


…南雲澪様、東雲菫様ですね。憐様より、事付けを言い使っております


(その内容を聞いた俺は、口を開けたままトラックの方を凝視した。そして、菫は着物の袖で口元を隠す程に驚いた表情を浮かべていた)


…憐様の逆鱗に触れた旦那様と若奥様は、勘当処分を言い付けられまして、荷物を纏めて西野家を去る最中に御座います…


(例の昼間の件か。でも、普通なら殴られた夫婦を助けるのに行動を移すと思うのだが、何故逆にあの夫婦が西野家からの追放、勘当処分になるのだろうと不思議に思っていた時だった。菫が使用人の女性に何かを語り掛ける)


貴さんは?彼はどうなったのですか?


(菫の言葉を聞いた使用人の女性は、目を伏せた後に語り出した)


坊ちゃまは、遠き親戚の家に養子縁組と言う形で、心を鍛え直して来いと言う、憐様の言い付けにより旅立たれました…


(その言葉を聞いた菫は、涙を流していた。そして使用人は、引っ越し作業の手を止めて、西野家の最高権力者でもある西野憐の元に俺達を案内してくれた)

第五話書き終わりました。

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