表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
華やかな神々と人々の庭園  作者: 浅葱
第一部 運命の地での偶然と必然的な出会い     
2/105

第二話 神々との出会い

(少し時間は遡ります。俺がこの集落に辿り着いたのは、日の光がカンカンと差し込み続ける時間の時だった)


ふぅ~…、自販機もないのか…ここにはよ…


(ヘルメットを脱いで、愚痴を一人で語っていた時だった。俺の胸に語りかける、人の言葉とは明らかに別な波長を帯びた者の声が、俺に語りかけて来ていた)


≪よくぞ参られたの旅の者よ。我らは其方を心より歓迎致そうぞ≫


(初めて俺は霊的な存在に歓迎を受けているのかと、不信感を抱きながらも声がする方にバイクを置いて山に入って行った。俺は霊的な声を確実に聞こえ感じていた)


≪…その分かれ道を左に進んで見て下され…。その先で其方の事をお待ちしていましょうぞ…≫


(幼少期から、人あらず者に惑わされ苦しめられて来た俺にとって、この手の話はまたかと、受け取ってしまっていた。だが声の導きで辿り着いた地は、山々が一望できる山頂の様な地に辿り着いた。その地で俺は天から光が注がれて来た、その光はとっても暖かく、今まで禍禍しく感じていた霊的な波長とは、まるきり別な波長をしていた)


…暖かい…


(冷え切っていた俺の心を温める感じに、心地良さを感じた俺は、山頂付近の上で寝っ転がってしまっていた。ずっとこの感じを感じて居たいと思うくらいに暖かく、気持ちのいい光を俺は浴びていた)


≪いかがですかな?少しは旅の疲れは癒せましたでしょうかな?≫


(こんな感じは、親が亡くなってから感じた事もなかった。それくらいに充実した一時を過ごしていた時だった。枝を踏み折る音で咄嗟に起き上がった。俺は登って来た道の方を見た。そこには同じ年位の髪の長い女がこちらを不思議に見つめて来ていた)


邪魔者が入った様だ…。またここに来てもいいか?


(小声で霊的な存在に語りかけると、その者は嬉しそうに声を和ませながら俺に語りかけて来た)


≪ええ、もちろんです。またいつでもお越しくだされ旅の御方…心よりお待ち申し上げておりまする≫


(その声を聞いた俺は、立ち上がって山を降りて行った。そして時系列は元に戻る)

第二話書き終わりました

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ