第ニ生 異人集団
主要キャラクター(味方)大体今回で全員出演します
第二生 異形集団
恐らく北朝鮮籍の軍事へリの監視網を逃れ、郊外まで逃れ、現在は市街の某地下室で自己紹介をしている。「彼女は将明琳刃物系武器の使い手だ」
シャオメイが紹介した陶馬より二つほど年上に見え、背も彼より数センチ高い少女は、目の前で二本のダガーナイフをクロスさせ、舌をトカゲのようにチロリと出して見せた。短い黒髪とか中性的な顔とか大分いいのに、勿体無い…。
「で、この子が蘭孔明。あ、知ってるか。表向きただの数検オタクだけど、こっちじゃ天才ハッカーやってるんだよ。パソコン技でマトリックスみたいに精神転送したり、あとエロイサイト見たり。あ、これは出来るか…」
…謝ってやれ。
これ(物扱い)は前章で紹介した数学少年。生意気な敬語の使い方が上級生を苛立たせている。
「で、このキザったらしい前髪片目隠し男が毛神龍。銃器全般の使い手。見た目日焼けして長身ムキムキで格好良いけど調子こいてるから気を付けてね」
「チっす」
「で、このモノクルツルハゲ爺が我らがリーダー王劉神」「よろしく」
これで幹部は全員(+俺)。
そう言えばシャオメイの風貌は、校外ではマオドレス、髪型は何本もある細い三つ編みと言った感じである。ここでの仕事は和平交渉なのだそうで、彼女は一番ショボい役職だとぼやいていた。
変人だらけだ。
「蘇我陶馬です。■■■高校理数科にいます」
「それ、過去形にした方が良いよ」
最後にシャオメイがとんでもないことを言った。
飽きた方すいませんでした(;_;)