4話『街に着いた』
ジスのステータスを見てちょっと驚いたけど、ジスは商人だし毎日のように戦っていた私と比べる基準が違ったかと思い直すことにした。
それにしてもジスは不思議だった、私は人が苦手だしこれまであまり関わらないようにしていた。近くに人がいたら気が休まらなかったのに会って間もないのになんだか落ち着く感じがする。
それから2日後、ようやく街が近づきお金を持っていないことに気がつく。
そのことをジスに言ったらこれまで倒した魔物の素材になる部分を買い取ってくれた。
全部で銀貨8枚と中銀貨5枚になった
お金の価値も教えて貰った、元の世界と比べると
中銅貨1枚 =10円
銅貨1枚 =100円
中銀貨1枚 =1000円
銀貨1枚 =10000円(1万)
中金貨1枚 =100000円(10万)
金貨1枚 =1000000円(100万)
こんな感じだ、ちなみに中銅貨1枚でパンが1個買えて銅貨5枚あれば安宿に1泊できるらしい
今貰ったのは8万5千円分だからしばらくは大丈夫そう
ギルドのほうが高く買い取って貰えると言われたがとりあえず困らないので良いと言った
金貨より上のお金もあるみたいだけど貴族などお金持ちしか持っていないらしい。
お金の心配もなくなり、街にもジスの口利きで入れてもらい、今度ちゃんとお礼すると言ってジスと別れた
ジスと別れた後、まずは情報収集と思い図書館のようなところがないか探しながら街を歩いていると怒鳴り声が聞こえてきた。
声の方を見てみると手足に枷が着いている少し薄汚れた男性が前に立つ恰幅のいいおじさんに怒鳴られながら地面に散らばった荷物を拾っている
「……だ……か?……真面に荷物も運べないとは……
奴隷の分際で私の荷物を土で汚すなど!」
……奴隷?
元の世界では奴隷なんていなかった、昔はいたが現代ではいなかったはずだ、似たようなことはあったけど
でもそれならばと図書館探しはやめて奴隷商を探すことにした
(本を読んで知るのもいいけど人に聞いた方が早いし一緒に旅をしてくれる人が欲しかったのだ。これからずっと一緒にいれば信用出来るし、何も知らない世界なのだから1人くらいはそういう人がいた方がいいと思ったのだ。それにジスと街に着くまでの数日でずっと忘れていた感覚を思い出してしまい少し寂しく感じていた。でも信用出来る人を作るのは大変だしそもそも接点がないので自分から接しても変ではない奴隷の人とそういう関係を作ろうと思ったのだ)