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悪意という劇薬

作者: FrRolla

TWITTER__________________。


Twitterツイッターは、Twitter, Inc.のソーシャル・ネットワーキング・サービス。「ツイート」と呼ばれる140文字以内のメッセージや画像、動画、URLを投稿できる。

*Wikipediaより引用


今日はツイッターで起こった物語の一部分。これがフィクションかどうかの判断は読み手のあなたたちに任せるとしよう。


とある男は日課にしていることがあった、それはツイッターを見ること時間があればツイッターを見て情報を集めていた。

その男は今日も日課のツイッターを眺める。


そんな中でツイッターで頑張って行動して人生を楽しくしてる人が

【こういう事始めました!】と報告ツイートしてそこそこのツイートが見られているようだ。

それと同時にコメントも伸びているようで様々なコメントが飛び交っていた。

純粋にその活動を応援するようなコメントもあればその活動に批判的なコメントも見られた。

中には過激なツイートがあったりする。


【こんな活動どうせすぐ終わる】


【詐欺だよ】


【気持ち悪い、消えてくれ】


みたいなコメントがちらほらと流れていたことだ。


人の悪意がダイレクトにコメントという形でその人を刺していく、メンタルが強い人なら耐えれるかもしれないがメンタルが弱い人がこんなの見たらダメージがすさまじいだろう。


純粋な刃物の傷よりも心に刺さる傷の方が治りが遅い。そんな当たり前の事も考えずに言葉を刻んでいく。

その男は悪意に敏感でそのえぐるような悪意を見るたびにコメントしたアカウントが黒く染まっていくように見える、悪意は言った本人に戻っていく。そして限界点に達した段階でそのアカウントの持ち主は消える。それがあるときから彼には見えるようになっていた。消える瞬間が一瞬見える。それだけだがそれをもう何万回と繰り返してきた。でも彼はツイッターを見るのをやめない。それがその力をもらったものの務めだと思うから。


どうしてこの人たちは純粋に応援できないのか、僻みなんだろうか、自分はこうだからできないのに貴方はできてずるいみたいなそんな感情なのか。それは大体の場合惰性で生きていたりして現状に不満があっても変えるつもりはなかったりする、その環境は自分で選んだ環境なんだからそれを頑張っている人に八つ当たりのように絡むのは違うと思うのは俺だけなんだろうか?


とても醜く感じた。人間のどろどろした部分に直に触れているようなそんな感覚。ヘドロのようなとても気持ち悪い【モノ】


人の悪意は拡大するのがとても速い。【あの人が嫌いというから】 【皆が気持ち悪いというから】


自分の感情を思考を放棄して人に流されて誹謗中傷をする、それは人の本来の在り方なのか。

子供のように純粋に人を応援したりするのは年が上がることに忘れている、自分というのが分からなくなり悩みだし人に流されていく。今は子供でさえツイッターに触れて純粋な気持ちがどんどん削られている。

何か人と違うことをしようとするだけで誹謗中傷するような優しくない世界なんて壊してしまった方がいいんじゃないかってくらい。子供に教える大人たちがそんな体たらくなのだから子供にあれこれ言える大人は殆どいないのではないだろうか。


皆聖人になれとかそういう話ではなくてもう少し新しいことに寛容になって優しく見守るくらいの距離感で接することが大事なんじゃないか、その醜い悪意を形にするのはやめて心に留めていてほしい。


そういってるうちにまた一人のユーザーが消えていった。加速度的に消滅するユーザーは増えている。この悪意が減っていくのが先なのか、ユーザーが空っぽになっていくのが先なのかそれはそれで楽しみなのかもしれない。このことに気づいてるユーザーが増えるのを今日も見守る気持ちだ。


悪意が心を侵食するのは割と一瞬だったりする。そのうち挑戦した人もすぐに飲まれてその人も叩いた人と同じようになってしまう。そのことがよくある。

これがネットだからいいと思っているならそれは考え方が違う、ネットだからこそ言っちゃいけないものだと思う。ネットにマナー書なんてものはないけれどネットリテラシーという形でどんどん広まっていけば傷つく人は減っていくはずだ。

第二の現実のような扱いになってるインターネットをそんな使い方するのは本当に正しいのか?

ネットは現実よりも毒をはらんでいる。その毒に侵されて死なない事を祈るばかりだ。


彼の日記はそこで途切れていた。彼もどこかのタイミングで毒に侵されたらしい。


この毒は誰にも感染する致死性の毒物だ、劇薬と言ってもいい。使い方を間違えると一瞬で飲まれるのでお気をつけて。さてあなたの後ろにある悪意がいつはじけるかそれともその前に気付いてこの薄暗い世界を破壊してくれるのかそれはあなた次第。

読んでいただいてありがとうございました。感想などいただけると嬉しいです!

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