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いちわ

初投稿です。

作文とか国語苦手です。

読み専でしたが、自分の好きな設定に近いのがないため書いてみました。

ちゃんとできてるか心配です。

温かく見守ってください。

よろしくお願いします。

「はぁ…まただめだったか。やりとげたと思ったんだけどなぁ」


 そんな言葉が俺の口からでる。


「今回は普通に話せるなぁ」


 俺はまず、言葉を口にすることができる身体である事に安堵した。


 俺はもう何千年も生きていた。

 死ぬことができなかった。

 いや、その言い方は少し違っていた。

 死ぬことはできた。

 しかし、死んだところですぐに別のものに生まれ変わってしまっていた。

 いわゆる転生ってやつだ。


「今回は人として生まれ変われたか……まぁ、当たりか?」


 今回の自分の身体を確認し、ぶっきらぼうな言葉をつぶやいていた。


 前回は最悪だった。

 普通に話すどころか、普通に動くことすらできなかった。

 前回の俺は封魔石と言われる石だった。

 もう何回転生を繰り返したか自分でもわからないが、その中でも最悪に近かった。


 これがただの石であったのならばまだよかった。

 この世界には魔力と呼ばれるものが存在していて、無機物であっても微々たるものではあったが魔力を持っていた。

 ただの石であれば魔力で浮かせ自分で動くなり、念話を使い、何かしらに頼むこともできた。


 しかし、前回は封魔石と言われるものになってしまい、名前からもわかるだろうが、魔力を封じてしまい、魔力を一切纏わない石になってしまっていた。

 そのため、まず動くことができない。そして話すこともできず、自分で死を選択することも誰かにお願いして殺してもらうこともできなかった。


 いや、最終的には自ら死ぬことができ、こうして転生することはできたが、それをするのに実際に何年かかったかわからないが、体感では百年は超えていただろう。


「やっと封じられても魔力を通すコツをつかめたからなぁ、ながかった…」


 封魔石に魔力を通すことなどできるはずもない。

 しかし、何年も魔力を使うことだけに努力したため(実際はそれしかすることがなかったため)、やっとのことで封印されていても魔力を使うことができるようになっていた。


「もう、何年かかったかわからないや。今回はやりとげた自信があったんだけど、また死ねなかったかぁ」


 封魔石攻略に今までで一番時間をかけたと思っている。

 なので、今回こそは転生せずに死ぬことができると思っていた。

 しかし、死ぬことができなかった。

 転生してしまった。


「はぁ…俺は一体何をしたいんだろう…なんであの時あんなこと言っちゃったんだろうな…」


 こうなってしまったのには理由がある。

 祝福と言う名の呪いを受けてしまったのだ。


 あれはもう何千年前のことかすら覚えてはいないが、一番最初の生の時だ。

 簡潔にまとめると、邪神を倒してほしいと勇者として異世界に召喚された。

 その邪神をなんとか倒すことはできた、しかし俺も瀕死だったためすぐに死んでしまった。


 その死ぬ前に


「やりたいこといっぱいあったんだけどなぁ…まだ死にたくないなぁ…」


 とつぶやいていた。

 そして、だんだんと意識が遠くなっていき、意識がなくなる寸前に邪神が


「我を討ったことは称賛に値する。そんなことをできる人間がいようとわ。我は邪神ではあったが、神である。褒美としてその願い叶えよう」


 と言ったのを聞いた。


 次に目を覚ました時に自分が生きていたことが信じられずにいたが、最後の最後で邪神が言っていたことを思い出し、願いを叶えてくれ、助けてくれたのだと思い喜んだ。

 自分を殺した邪神に感謝すらした。


 ところが、自分が思っていたのとは少し違っていた。

 自分の身体が変わっていたのだ。

 まったくの別人となっていた。

 いわゆる転生と言われるものだろう。

 勇者としてではなく新しい人生を歩むのも楽しかった。


 しかし、そこからはとても楽しいと言えるものではなかった。

 何回死んでも転生が繰り返されてしまったのだ。

 それも、人族にだけ生まれ変わるわけではなかった。


 この世界では色々な種族がいる。

 大まかに言えば人族、妖精族、獣人族、魔族の4大種族である。

 しかし、その中にも種族が色々いる。

 例えば、妖精族の中にはエルフ族やドワーフ族、魔族にはインプ族やサキュバス族などだ。


 俺の転生はそれらの種族だけにとどまることはなかった。


 魔物に転生した時もあった。

 魚や動物に転生した時もあった。

 木や花、石などに転生した時もあった。

 剣や盾、アクセサリーなどの装備品に転生した時もあった。


 いくら死んだり壊れたりしても転生が終わることがなかった。

 生物として、物体として死んでしまったとしても俺自身が死ぬことはできなかった。

 転生することによってその時に習得したスキルや経験は失われることがなく、転生すればするほど俺のステータスは上がっていき、今ではできないことの方が少ないくらいになっていた。


 そのため、魔族として転生すると魔王として崇められ。

 人族として転生すると勇者としてもてはやされ。

 そのほかの種族になっても祭り上げられる。


 その時その時はその種族のため、虐げられてる人のためと思って力の限り争いを無くそうと頑張った。

 それでも他種族との争いがなくなることはなかった。

 途中で種族ごとに力を貸すのではなく、戦争そのものを無くそうと頑張っても見たが、この世界から戦争がなくなることがなかった。

 そして他種族との戦争だけにとどまらず、同族同士でも戦争を始める始末だ。


 結果、俺はこの世界に関与しないことに決めた。

 俺が何をしてもその時はおさまっても後に続かない。

 はっきり言ってめんどくさくなったのだ。


 いつの間にか俺の目標は死ぬことになった。

 何度自殺しても転生してしまう。

 何をしてもダメだった。

 何をするのも嫌になり、木に転生した時は300年くらいボーッとしたこともあった。

 それでも転生するのが終わることがなかった。


 そんなある時に、邪神が復活した。

 俺はすぐに邪神に会いに行った。

 この転生するという呪いを解いてもらおうと思ったのだ。


 最初邪神は俺のことなど覚えておらず、戦闘になってしまった。

 まあ、姿は勇者の時と違っていたので覚えていないのも無理はないが。

 一度落ち着いて話をしようと呼びかけても一切攻撃をやめてくれなかったので、イラッときてとりあえず殺さない程度にボコボコにした。


 やっと話をすることができ、呪いを解いてくれと頼んだ。

 こいつが俺をこんなのにしたのだから解くのもできるだろうと。


 しかし、邪神にも解くことはできなかった。

 しかもなぜか呪いじゃない!祝福だ!と怒られた。

 むかついたから殴っといた。


 だが、この呪いから解放される方法は教えてもらえた。

 その方法というのが俺が心からやりたい、達成したいと思えることが終われば転生することなく死ぬことができるらしい。


 確かに、一番最初に「やりたいこといっぱいあったんだけどなぁ…まだ死にたくないなぁ…」と言ったが、こんなことになるとは思ってもいなかった。


 そして邪神も「願いを叶えてやったのに、まったくふざけたやつだ」などとブツブツ文句を言っていたのでとりあえず殴っといた。


 死ぬ方法は分かったが、自分が心からしたいことが何なのかまったくわからない。

 むしろ一番したいことは死ぬことだ。

 なので、そう思いながら自殺してみた。

 しかし死ぬことができずに転生してしまった。


 それから、自分がやりたいことを探した。

 その場その場で自由に色々なことを試してみた。

 そして何か達成するごとに自殺してみた。

 だが転生が終わることがなかった。


 そして俺は封魔石に転生してしまった。


物語とか作るの無理です。

1話3000字が限界です。

誰かこの設定で僕の代わりに物語書いてください。

次は2日後です。

感想もらえたら幸いです。

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