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第2話:学校は俺達の生気を奪う

普通に楽しんでください。

教室に入ったらそこには、誰も居なかった。もうあと1分もしないうちに本鈴が学校中に響くことになる。

「おかしくないか?」

咲も不審に思ったらしい。まぁ、この状況で変に思わない方が変なのか。

「今日ってなんかの休日やっけか?」

それはないと思うぞ。だって休みだったらまず、鐘はならないよな・・・

さて、どうした物か。帰ろうかな・・・

「halo!あれ?朝っち?何で固まってんの?」

教室の異変に廊下で固まってる俺に慣れ慣れしく、「朝っち」とか呼んでくる人が来た。

3年生の清浦 理恵〈きようら りえ〉先輩だ。姉貴の友達にして、同じテニス部だ。この学校は男女平等らしく、部活を男女共に一緒にする事になってる。

「俺は今、咲と一緒に学校は何で俺等の生気を奪っていくのだろう?と言う議題について、語っていました」

実際にはそんな話題無いが、説明が面倒だった。

「朝っちの所も私のクラスと同じなんだ〜。朝、来て見てびっくりだよね。遅刻しそうで急いで来たら、誰も居ないんだもん」

だからって、何でこっちの教室まで来るんですか・・・確か先輩の教室は3階ですよね?

ここは1階の隅ですよ?昇降口から一番遠い教室ですよ?

「いや〜。朝っちと、咲君なら私と同じ境遇にでもあってるんじゃないかな〜と、ね」

意味わからないッス。つか、確か理恵先輩って姉貴と一緒のクラスですよね?って事は姉貴も居ないって事ですか?

「理恵先輩。朝夜の姉ちゃんと同じクラスやったよな。どうなった?」

流石、親友。俺の心を察知してくれたのか。

「ん〜?由紀はまだ来てないと思うよ。だって鞄がロッカーになかったもん」

理恵先輩がそう言い終わると俺は安心した。どことなく、咲も安心してる様に見えた。

俺は自分の教室を見てみる。鞄がロッカーに入ってる。ところどころ、入ってないロッカーもあるが、そこは欠席か遅刻の人のロッカーだろう。って事は簡単だ。鞄が入ってる人は消えていて、入ってない人はまだ教室に入ってないって事だから、消えてない可能性がある。

もしかすると、理恵先輩見たいに誰も居ない教室を不審に思って迂闊に歩き回るアホが居るかもしれない。

「なら、そいつら全員集めるのが第一やな。よし、放送室言って学校に残る奴らを集めてみるか」

俺達は放送室に歩みを進め、途中で通った職員室で放送室のカギを拝借、電話が繋がってるか一応試してみたが結果が無念にも繋がっていなかった。

放送室に入り、校内放送で『この学校に残る教師、生徒の皆さん。至急、放送室に来てください。」

理恵先輩が見事に放送してくれたおかげで、1年2人と、3年3人が集まった。3年の中には姉貴も入っていた。

「母さんとバターについての議論を終えて学校に遅刻して来ると、だーれも居ないんだもん。面倒だから帰るかな〜とか思ってたら理恵の放送が流れてさ」

と、理恵先輩と姉貴が仲良く情報交換?見たいな事している。その間に残る1年に教室はどういう状況だったか聞いた。答えは、本鈴1分前に教室に入ったら誰も居なかったとのこと。

俺等と同じだな。というか、遅刻寸前、もしくは遅刻して来た奴らがここに集まってるのか。

1年から遅刻寸前で来るとは良い度胸だな。2年では俺と咲だけ、3年は姉貴と理恵先輩とその他知らない3人。計5人も遅刻か。ゆるみ過ぎだと思うね。この学校。

この小説のタイトルが他の先生と被ってるとのご指摘を受け、タイトルをちょっと変更しました。

本当に申し訳ありませんでした。こんな小説でも宜しかったら次回を楽しみにしてください。

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