役目 ~Role~
よろしくお願いします。
文字数…が…少ない(T-T)
可愛らしい部屋だ。
これこそThe・女の子の部屋って感じだ。
ぬいぐるみなどがたくさんあるんだが全体的に落ち着いているって感じの部屋だ。
「可愛らしいお部屋ですね」
「あ、ありがとうございます。
みんなからは汚い部屋と言われてきたのでこういうこと言われたら照れますね」
ベアウさんの照れ姿…可愛い…。
ってかこれで汚いってそういったらぼくの部屋なんて汚いレベルじゃないだろ。
とりあえず置いといて…
「あの…生物兵器とスキルについて教えてもらえることできますか?」
「はい。わかりました。
生物兵器とはズバリこの国以外の国々が送り込んできた生き物です」
「でも、なんで?」
どうしてなんだろう。
「この世界は今数百年に一度と言われている大戦争が行われているのです。
この国の王様で私の母にあたるヴェクケー様が他の世界から勇者様をお呼びしたと申しておりました」
えっ、それってもしや…
「ベアウさん、その他の世界の名前とかご存知ありませんか?」
ぼくである可能性がとても高い。
「確か…ちだまって言ってました」
ん?血玉…血玉!?
‐‐‐‐‐脳内文字変換開始‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
血玉…けつぎょく…違う。
血玉…地玉…ちだま…違う。
血玉…地球…ちきゅう…うん、決定。
‐‐‐‐‐脳内文字変換終了‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
「あの…ベアウさん、もしかして血玉ではなくて地球だと思います」
「どうしてですか?」
「血玉って世界聞いたことありませんし、ぼくがいた世界は地球って世界ですので、もしかしたらぼくが召喚したのだと思います」
言い終えたのと同時にこちらに向かってものすごい音をたてながら走ってくる足音が聞こえた。
「ベアウ…血玉じゃなく地球だったわ
…その方は?」
やはりそのようだ。
あ、自己紹介しないと。慌てずに…。
「ぼくはサチトと申します。
よろしくお願いします。
…ところで、あなたは?」
「申し遅れました。
私はヴェクケーと申します。
以後、よろしくお願いします」
ヴェクケー…ってもしや!?
「この国の王様の!?」
「えいえ、お王様なんかではないですよ。
ただ最高責任者ってだけです」
「それでも十分すごいです
…それで、あなたがぼくを呼んだのですか?」
気になる。
「私はクマトさんを呼んだのですが…」
え!?流石親子。
「あの…クマトじゃなくてサチトです。
ベアウさんにも間違えられました」
「…本名は?」
信じてもらえてない。
「クマノサチトです」
「クマノサチト…確かそんな名前だったような気がしてきました。
あなたです。私が召喚したのは」
なるほど、ならぼくからするとここは異世界ということになり、ヴェクケー様やベアウさんからにしたらぼくは異世界人になるのか…。
「で、ぼくは何をしたらよいでしょうか?」
「大戦争のことは…」
「ベアウさんから聞きました」
大戦争…したくない。
できれば関わりたくない。
「大戦争の主犯を倒してほしい」
「…え?」
しばらく静寂が進んだ。
が、我慢できずに、
「主犯って…誰ですか?」
…と聞いた。
「主犯はサーベルという男です。
この大戦争を起こした張本人です」
なるほど…サーベル、か。
「わかりました、引き受けます。
…ですが、ぼくは何で戦えばいいですか?
「武器はこちらで用意します。
あなたにはスキルを覚えていただきたい」
スキル…ってぼくでも覚えきれるの?
聞こう。
「あの、スキルって誰でも覚えられるってこと可能なのですか?」
「この世界にいる人ならば誰でも可能です」
覚えたい
「どうやって覚えたら…」
「とりあえず、訓練してください」
訓練か…正直飽きそう。
「わかりました。頑張ります」
そう言ってしまった。
「ありがたいです。お願いしますね」
面倒なことを引き受けてしまった。
…そういえばベアウさん、しばらく話していないけどなんでかな?
そう思いベアウさん見ると…寝てた。
どうやら飽き性のようだ。
「…これからどうしたらいいんだ?」
「それなら今日はもう夜遅いので私の部屋に泊まるのはどうですか?」
あ、起きてる…。
「そうします。お願いします」
明日から大変そうだな…。
頑張らなきゃ!
「私は先に寝ます。お休みなさい」
この世界にもお休みなさいっていう言葉とかがあるんだな…知らなかった。
「お休みなさい…」
ぼくもそろそろ寝よう。
今日はバレンタインデーなので、SS書きます。
そちらもよろしくお願いします。
おかしいと思う点、不明な点はご指摘ください。
今後ともよろしくお願いします。
……心の声………
アクセス数二百越えそう…。
みなさん、ありがとうございます!!