序曲 ~summons~
初めての投稿作品です。
「…あった、これか。素晴らしい曲線…」
ウェブで日本刀の画像を見つけた。滑らかなフォルム…実に素晴らしい。ぼくは日本刀が好きだ。他の人には異常とよく言われるけどどこが異常なのかわからない。むしろ日本刀が好きではない理由がわからない。
「…お腹すいたなぁ……確か棚にカップ麺があったはず……あれ?…あ、あった」
棚からカップ麺を取り出す。開けてからかやくと粉末スープを入れる。お湯を入れ三分待つ。
「その間にこの日本刀の画像を保存しとこ」
保存を押す。すぐ保存できるはずだが今回はなぜかいつもより時間がかかった。不吉な気がした。しかし気のせいだとその時は思っていた。だが予感は当たった。麺が伸びてる。
「うわ……マジか…」
仕方なく食べるがやはりいつもより美味しくない。もったいないので一応全部食べた。
「……眠くなってきた…今何時だ?」
時計を見る。短い針は七を指し、長い針は十二少し過ぎたくらいを指していた。窓から外を見た。暗かった。推測すると今は午後七時のようだ。推測するほどでもないが。
二階へ移動する。ぼくの部屋は二階だ。階段を上るのは少々面倒だが睡魔には勝らない。ということで階段を上る。少し息が切れている。運動不足だなとしみじみ思う。部屋の前についた。やはり疲れた。ドアを開ける。すると、眩しい光が射した。思わず目を閉じてしまった。
………………………
「…ん、うん……」
気がついた。ゆっくりと目を開ける。
「えっ!?」
見慣れぬ景色が広がっていた。
「……ここは…?」
見渡す限り草原が広がっている。こんな大草原見たことあるか無いかの前に聞いたことない。家一軒すら見つからない。
「とりあえず歩こう…」
この大草原を歩くとなると気が遠くなるが人が来る気配を感じられなかった。
運動不足からしたらとても過酷だ。しかし以外と暑くないし寒くもない。結構快適だなと思いつつこの大草原をひたすら歩く。いっこうになにも見ない。そろそろ見えてきていいだろうと思う。だが思い届かずとうとう力尽きてしまい座りこんでしまった。全く情けない。しかし、しょうがない。と自分で自分を責め、自分で自分を慰める。
睡魔が襲う。とても眠たい。少しだけ寝ようと思い草原に寝転んだ。草が痒かったが慣れれば快適だった。気持ちがよくすぐに寝てしまった。
…………………………
「……い……ぶで…か…」
「う~ん…」
「大丈夫ですか?」
「…っえ?」
誰かが声をかけているのは聞こえるけど顔がよく見えない。少しずつ目を開けるとそこにはとても美しい人がいた。
おかしいと思う点、不明な点はご指摘ください。
これからお願いします。
文字数少なくなりました。すみません。