表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/11

デート?

 今日の私(みらい)は、この前の事件で知り合ったルナちゃんと恵比寿でお茶をしています。ルナちゃんとは家の稼業の事とか長女だとかで、親に相談出来ない共通の悩みが有ったりします。それより何より話をしていると楽しいんだよね。


「ルナちゃん、ライトくんとあかりってお似合いだと思わない?」

「そうだね、すごく良い感じだと思うよ。あんな可愛い妹がいたら嬉しいなぁ」

「それでさぁ、今度あの二人をデートさせるってどうだろう? 尾行して様子を見るのも楽しそうだし……」

「良いね! だけどライトもあかりちゃんも素直にデートになんかに行かないでしょう? ライトは結構シャイでオクテだからね」

「私に良い考えが有るんだ。機構の依頼だって言ってデートコースを設定しちゃって、その通りに行動させるっていうのはどうかなぁ?」

「面白そうだね。だけれど、ライトは単純だから簡単に騙せるけど、あかりちゃんは気付くんじゃない?」

「そこは私が何とかする。あかりもしっかりして居そうで意外にボケている所も有るからきっと大丈夫だよ」

「じゃあ今度の土曜日にしようよ」

 ルナちゃんとふたりで、ああだこうだ言いながら当日の行動計画を立てた。ライトくんとあかりが一日中楽しめる様にね。


「コースはこんな感じかな。一応お洒落な店も入れたし、場合に依ってはハプニングも期待出来るし……」

「これでOKだね。じゃあ私はライトに仕掛けるから、みらいちゃんはあかりちゃんの方お願いね!」


 *****


 金曜日の夕方、みらいが私の部屋のドアをノックしている。いつもならノックなんかしないで勝手に入って来るのに……

「あかり~、あのさぁ、ちょっとお願いが有るんだけれどぉ」

 今までの経験から、こんな甘えた声を出す時はろくなお願いではない。

「やだよ!」

「まだ、何も言ってないじゃない!」

「どうせろくなお願いじゃ無いんでしょう。解っているんだから!」

「そんな事無いよ~、あかりにだって悪い話じゃ無いと思うよ」

 そんな筈はない。絶対に何か企んでいるに違いない。

「あのさぁ、さっきルナちゃんから電話が有ってさぁ。明日、国際平和管理機構の依頼で渋谷に行かなくちゃならないんだけどぉ、急に行けなくなっちゃったんだって。代わりに行ってくれないかって言うんだけどさ。私も用事が有って行けないんだよね。代わりにあかりが行ってくれない?」

「え~、私だってそんなに暇な訳じゃないんだからね」

「どうせTVゲームくらいしかやること無いでしょう。お願い! ライトくんも一緒だからさぁ」

「え~」

 とか言いながらも押しきられた。ライトと一緒って言うところでちょっと心が動いたのが少し悔しいけど……。


 翌日、渋谷ハチ公前でライトと待ち合わせた。約束の時間の十分前にハチ公前に着いたらライトはもう来ていた。いつも約束の時間に遅れて来るみらいとは大違いだ。

 急いでライトに近付こうと思ったけど、突然気が変わって五分間だけ観察する事にしちゃった。

 今日のライトはカーゴパンツにパーカー姿だ。スタイリッシュっていう訳じゃないけど、カッコ良く着こなしている。駅の改札口から出てくる人をチェックしながら私を待っている様だけど、足元と改札口の方を交互に見ているせいで、チェックが甘い。じっと見過ぎるのはまずいけれど、足元を見ているときも改札口を視界に入れておかなくてはダメでしょ。次々と吐き出されて来る人をチェックするんだから、もっと注意していないとね。そんなだから駅から出てくる私を見逃すんでしょう!


 *****


「ルナちゃん待った? ライトくんとあかりは?」

 ルナちゃんはハチ公の前で待っているライトくんを指差した。

「あれ? あかりは? 私より早く着いている筈なのに?」

「あそこ見て。ライトの少し向こう側。あかりちゃん五分位前に着いたけど、少し離れてライトのこと見ているのよ。どうしたんだろう?」

 あかりもやるねぇ。暫く観察する事にしたんだ。

「ルナちゃんは好きな男子を遠くから見ていたこと無い?」

「あるある! そっか、そう言うことか! あかりちゃんカワイイなぁ。あのミニワンピもカワイイ!」

「あかりったらさぁ、今日はデートなのにジーンズで出掛けようとするから困ったよ。無理やりワンピースにさせちゃった」

「ライトはもっとキレイなカッコして行けって言ったのに、言うこと聞きやしないし! 男の子は詰まらないよ。まったく!」

「でも、ライトくんらしくていいじゃない」

「姉の言うこと聞かない罰として、パーカーのフードに盗聴器付けちゃった。はい、このイヤホンで会話聞けるよ」

 ルナちゃんはイヤホンを私に渡しながら、自分の耳にもイヤホンを押し込んだ。

「言うこと聞いて着替えても盗聴器は付けたくせに」

「まあ、そうだけどね」


 *****


 五分間観察してから、少し小走りでライトの前に行った。

「ライト、待った?」

「いや、さっき来たとこ。じゃぁ行こうか」

 結構待っていたみたいだけどなぁ。ライトって、やっぱ優しいね。

「どこに行くの?」

「まずはハンズのとこのカフェ」


 ライトと私は並んで公園通りを歩いて目的のカフェに入った。テーブルを挟んで向かい合っていると、本当にデートしているみたい。

「今日の依頼ってどんなの?」

「それが良く解らないんだよ。機構の依頼は大抵良く解らないけど、今回は今まで以上に意味不明で……。これが今日の予定、とにかくこの通りにしなさいって言われた」

 そう言ってメモを取り出して私に渡した。

「渋谷ハチ公前で待ち合わせ→ハンズのカフェでお茶→ハンズ内をひと周りする→ヒカリエのイタリアンレストランで昼食→映画館で映画を見る→代官山まで歩いて喫茶店でお茶→あかりちゃんを家まで送るって、何これ! 全く意味解らないじゃない! これじゃただのデートプランじゃない」

 メモには店名や各々の時間まで書き込まれている。

「だろ! 絶対変だよな。今朝、この格好で出掛けようとしたら、姉ちゃんがもっと綺麗なカッコして行けとかうるさかったし……」

「私も仕事だと思うから、この前みたいに格闘とかになったらヤバイかと思って、ジーンズにスニーカーで出掛けようとしたら、みらいに止められてさぁ。結局こんなミニワンピにさせられたよ。もちろんショーパン付だけどね」

「そうなんだ。でもそれ可愛いじゃん」

 わっ! 何言っているのよ! 嬉しいけど……。顔が……熱い……恥ずかしいよ~。

『落ち着け!落ち着け!落ち着け!』自分に言い聞かせた。絶対ルナさんとみらいの悪企みに違いない!


 *****


「ライトとあかりちゃん、見た目は本当のデートみたいだね。お似合いのカッブルに見えるよね」

「おっ、カワイイだって! ライトくんも言うね~。あかり、真っ赤になっちゃったよ」

「あかりちゃんが焦っている! カッワイイ! でもライトは自分の言葉の重さに全く気付いて無いんだよねぇ。本当に女心の解らない奴だからなぁ。困っちゃうよね。そんなだから、もう十八歳なのに女の子と付き合ったこと無いんだよ」

「えっ! そうなの? ライトくんってカッコいいし、モテそうだけどね」

「全然ダメ! 女子には感心ありませんって顔しちゃうからね」


 *****


 こんな策略丸出しの行動予定だけど、ライトはどうするつもりなんだろう?

「どうするの? この通りに行動するつもり?」

「なんだか変だけどさぁ、本当に機構からの依頼で何か意味が有った場合、ちゃんとやらないとマズイだろう」

 ライト真面目! 私だったら即却下しちゃうよ。

「ライトがそう言うんなら、私も付き合うよ」

 絶対にルナさんとみらいの陰謀だと思うけど、ライトとデートだったら、まぁ良いかな。

「じゃ、そう言うことで」


 その後、お互いの趣味とか、学校の様子とか、いわゆる初デートで話すような話をしているうちに時間になったのでカフェを出た。ハンズの店内を見て回った。色々と面白い物とか便利グッズとか有ったけど、何も買わないで店を出てヒカリエへ向かった。


 *****


「ライトったら、何か記念になる物とか買ってあげれば良いのに~。ごめんね、気の利かない弟で!」

「まあ、良いんじゃない? あかりも男の子の気持ち、全然解ってないから。『あっ、これカワイイ!』とか言って買ってもらえば良いのにね。どっちもどっちだよ」


 ルナちゃんと私は、ヒカリエのイタリアンレストランに先回りした。すでに下見済みの、店内全てを見渡せるけど目立たない席に着いてライトくんとあかりを待った。少し遅れてライトくんとあかりが店に入って来た。ルナちゃんが仕込んだ盗聴器のお陰で、会話の内容までバッチリ聞こえる。


 *****


 ヒカリエのイタリアンレストランで、パスタとピザを食べ終わり、コーヒーを飲みながら話した。

「この前はゴメン」

「えっ、なに?」

「こないだ、みんなが病院を出て行くときに、みらいさんに言われたんだけど……」

「み、みらい、何言ったの?」

「『あかりのこと、守ろうとしてくれてありがとう』だって。助けられたのは結局オレの方だし……」

「みらい、そんな事言ったの? でも気にしないで。ライトは私のことまだ良く知らなかったわけだし……。普通の女子高生だったら、あんなヤクザに勝てる訳ないよね。自分が普通じゃ無いみたいでちょっと嫌だけど……」

「確かにそうだけど、あかりも格闘技をやっていたの?」

「おじいちゃんに教わっていただけだよ。古武術だって言っていたけど、試合とかが有る訳じゃ無いから。相手はお父さんかみらいくらいしか居なかったの。だから私が一番弱かったよ」

「あんなに強かったあかりよりも強いなんて。みらいさんって、そんなに強いのかぁ。体も小さいし強そうな雰囲気は全く無いけど……」

「見た目に騙されるよね。特に男子は守ってあげたくなっちゃうみたいだよ。普通の男子じゃ絶対みらいに勝てないのにね。ライトは空手をやっていたんでしょ?」

「いや、オレの家も古武術だよ。去年、親父にフルコンタクトの空手ならルール上問題ないから試合に出るように言われて、一度だけ出たけどね」

「それで優勝しちゃったんでしょう。スゴイよ!」

「そんなこと無いよ。でもこんどからはあかりのこと気にしないで闘って良いって事だな!」

「足手まといに成らない様にします。でも、危なくなったら助けてね」

「了解! オレがヤバイ時は頼むよ」

「了解しました!」

 良かった! ライトと打ち解けた気がする。


 *****


「ライトならカッコ良くやっつけちゃうと思ったんだけどねぇ」

「仕方ないよ。実戦は初めてだったんでしょ?」

「そうだけどね。もう少し出来ると思ったのに。あかりちゃんの初実戦はどうだった?」

「あかりも実戦らしい実戦はしたこと無かったから、本格的なのは今回が初かな。あの子、ああ見えて結構度胸有るからね」

「そうかぁ、すごいね。ますますライトが情けなく思えてきたよ」


 *****


「そろそろ次に行くか」

「次は映画だっけ。何を観るの?」

「えーと、この時間にこの映画館で上映しているのは……」

 ライトがスマホで調べている。

「えっ! 何でホラー?」

「えー、ホラー嫌いだよ! ねぇ、別の映画にしようよ~」

「今日は予定通りにするって決めたからね。あきらめてホラー映画を観に行こう!」

 あ~、絶対にみらいの嫌がらせだよ。私がホラー映画は大嫌いなのを知っている癖に! ライトもライトだよ。女の子がこんなに嫌がっているのに……。ライト優しい発言取り消し! もしかして『S』なの?


 *****


 ルナちゃんの印象も良くなっているしね。ライトくんにも気に入られて来たから、そろそろあかりのダメなところも見せないとね。あらら、黒みらいが出て来ちゃったよ。

「あかりはホラーが大の苦手だからね。『きゃー』とか言ってライトくんに抱きついたりしないかなぁ」

「あかりちゃん、そんなにホラーが嫌いなの?」

「子供の頃からお化けとかを異常に怖がってね。そんなあかりを無理やりお化け屋敷に連れて行くのが楽しかったなぁ。この前も、田園調布で幽霊が出るらしいって言う依頼を受けた時なんか半泣きだったよ」

「あら~、みらいちゃん、やけに嬉しそうだね。でも、お化けが怖いなんて、ますますカワイイよ。ライトは男らしい所見せられるのかなぁ? 頑張れ!おとうと」


 映画中は暗いから、ライトくんとあかりの様子は盗聴器の音声だけだった。だけど、あかりの悲鳴はかなり楽しめた。映画が終わって館内が明るくなると、疲れきったあかりの顔が確認出来た。

「あかりちゃん大丈夫かな? 顔色が真っ青だったよ。何か可哀想。少しやり過ぎたんじゃない?」

「大丈夫だよ、あのくらいなら。声はしばらくガラガラ声になると思うけどね」

「みらいちゃんも結構キツイね」


 *****


 HPをほぼ使い果たして映画を見終わった。怖かったよ~。ライトは私が「ヒェ~」とか「ギャー」とか言っているのを見て笑っているし。もう最悪! 普通デートの映画はラブストーリーでしょう? ホラー映画やお化け屋敷で可愛く怯えるなんて不可能だからね。「キャー」とか「イヤー」とか言って可愛く彼氏に抱きついているのは、絶対に演技だからね!

 トイレでメークを直してから映画館を出た。

「次は代官山まで歩いて喫茶店でお茶だって。それじゃあ行こうか」

 代官山か~。映画で疲れちゃったけど仕方ないか……

 

 ライトと並んで代官山に向かって歩き始めた。通る道の指定は無かったので、大きな通りを避けてマンションや住宅の並ぶ道を選んだ。その方が静かだし、話もしやすいしね。

「ライトさぁ、ルナさんとみらいの気配を感じない?」

「そうかぁ? 特に感じないけど……」

「絶対に何処かで見ていると思うんだよね」

「何で俺達を尾行するんだ? 尾行したって意味無いだろ」

「ルナさんはともかく、みらいはそう言うヤツなんだ。絶対に面白がって見ているはずだよ。周りに注意してみて」

 ライトの注意力には疑問がある。この前の尾行のときだって、対象が尾行に気付いたことに気付かないし、今日もルナさんとみらいの尾行に全く気が付いてない。注意して周りを見ていれば、ハンズでもヒカリエでも、そして今もチラチラと見えているのにね。


 *****


「あら、あかりちゃんは気付いているみたいだね。するどい! そのぶん、ライトの鈍感さ加減が際立つねぇ。もう少しシッカリしてくれないかなぁ?」

「男の子は少し鈍感な位がちょうど良いよ」

「そうかなぁ? まあいいか、それもライトの個性ってことで……」


 *****


 ルナさんとみらいの尾行に全く気付かないライトに、ちょっとイライラしながら代官山の駅に着いた。

 プラン通りに駅の近くのオープンテラスでお茶をする事にした。座る席に指定は無かったから、オープンテラスの席にした。天気も良いし、オープンテラスの方が代官山っぽくてお洒落な気がする。

 でも、オープンテラスにした理由はもうひとつある。ルナさんとみらいが先に店内に入ったのを確認したからだ。ライトは全く気付いて無いみたいだけど!

 ライトはいつになったら気付くのかなぁ。それとも気付いているのに気付かないふり? 映画館でのSっぽい様子を見るとその可能性もあるかも! 考えすぎかなぁ? なんだか人間不信に成りそうだよ~。


 ライトは家の前まで送ってくれた。

「何も起こらなかったね、今日の依頼って何だったのかね?」

 ライトはまだ依頼だったって信じているのだろうか?

「そうだね。でも、何も起こらなくて良かった。私、本当は妙な事件には捲き込まれたく無いんだよね」

「実は俺もそうなんだ。格闘技も練習や試合ならまだ良いけど、この前みたいな実戦は嫌だな。やっぱり平和が一番だね」

「うん、そうだね。今日は楽しかった。送ってくれてありがとう。気を付けて帰ってね」

「おう、それじゃまたな」

 そう言ってライトは帰って行った。さて、これからみらいとの闘いが待っている。きっと今も何処かで見ている筈だ。周囲を見回して少し威圧してから家に入った。


 *****


「あ~あ、ライト帰っちゃったよ。次のデートの約束をするとか出来ないかねぇ」

「いっそのことキスしちゃうなんていうのも有りなのにね」

「ムリムリ、ライトにはそんな勇気無いもん」

「まあ、初デートだからね、そこまで期待しちゃダメだね。また、今度ってことで……」

「そうだね。優しいお姉さん達としては、また楽しいデートを企画しないとね」

「ルナちゃん、今日は楽しかったね。気を付けて帰ってね」

「バイバイ。またね」


 *****


 着替えを済ませて居間に行くと、みらいが帰って来た。

 みらいは何も知らない様な顔をしているけど、とりあえず先制攻撃をしておこう。

「今日は何も起こらなかったよ。知っていると思うけど……」

「あらそう、良かったね。でも、何で私が知っているのさ!」

 今日の尾行についてはシラを切るつもりの様だ。ライトと私を眺めながら、ルナさんと二人で楽しんでいたと思うと、ますます腹が立ってきた。

「今日、みらいとルナさんのことを何度も見かけたよ」

「人違いじゃないの?」

 みらいは徹底的にシラを切るつもりらしい。ここはハッキリ言っておかないと!

「人違いの筈無いじゃない! みらいの企みだってことは解っているんだからね!」

「そんなこと有るわけ無いでしょ! 万が一そうだったとしても、ライトくんとふたりで楽しかったでしょう?」

「そ、そんなこと無いよ!」

 しまった! 動揺して声がうわずってしまった。

「あかり、顔赤いよ。何か有ったのかなぁ?」

「な、何も無いって言っているでしょう!」

「何ムキになっているのよ。変な娘ね。あ~あ、疲れた。私も着替えて来よう」

 勝ち誇った顔をしたみらいは自分の部屋へと消えて行った。

「ちょっと悔しい気はするけど、まあいいか。実際たのしかったしね」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ