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3.初めてのダンジョン探索(2)

「スキルは鑑定とアイテムボックスか、検証の必要があるな。」

近くのある石を拾い、「鑑定」と念じてみる。

そうすると、石の上に半透明の画面が映し出される。


鑑定結果

-----------------------------------------

石:変成岩(地下深くの岩石で、一般的なのもの)


手に持ったビジネスバッグに向かって、「アイテムボックス」と念じてみる。

そうすると、ビジネスバッグが一瞬で消え半透明な画面が映し出される。


アイテムボックス

-----------------------------------------

 ビジネスバッグ 1個


アイテムボックスの中に収納されていることが表示された。

「これは、便利だな。」

ここがダンジョンだとすると、行く道は下層のみ。最終的に踏破するしか選択肢がないかもしれない。

レベルと経験値の表示があることから、モンスターを倒すことによってレベルアップやスキルが増えていくのだろう。

先立っては、下層のゴブリンの討伐か。まずは、ゴブリンのステータスを鑑定してみることにした。

階段を慎重に下りながらゴブリンがいないか確認した。階段のすぐ下で、周りを照らすと先ほどのゴブリンがいたので、鑑定してみる。


鑑定結果

-----------------------------------------

名前 :-

年齢 :0

種族 :ゴブリン

状態 :健康

LV :1

EXP(経験値):0

HP(体力) :50/50

MP(魔力) :10/10

ATK(攻撃力):10

DEF(防御力):10

AGI(素早さ):10

INT(知力):5

DEX(器用さ):5

LUK(運):5

武器:なし

防具:なし

スキル:なし

称号 :なし


鑑定が終わり、攻撃を受ける前にすぐに階段を上った。


「なるほど、ステータス的には俺の半分程度だな。群れでいなければ、何とかなりそうだ。あと、武器があればいいのだが。」

武器になりそうなものは、石しかなかったので、できるだけ多くアイテムボックスに収納して戦闘に向かうことにした。


ゴブリンの動きは緩慢で余裕で避けることができた。手に持った石で頭を殴打すると一発で倒れ絶命させることができた。

不思議と忌避感を感じることはなかった。思った以上に冷徹な人間だったようだ。絶命したゴブリンは、不思議なことにダンジョンに吸い込まれるように消滅して指先大の石のようなものを残すのだった。これが魔石なのだろう。


『レベルアップしました。人類初のモンスター討伐を確認、特典を付与。』

頭の中で通知された。


ステータスを確認した。

ステータス

-----------------------------------------

名前 :青木大介

年齢 :26

種族 :ハイヒューマン

状態 :空腹

LV :1

EXP(経験値):1

HP(体力) :120/120

MP(魔力) :60/60

ATK(攻撃力):21

DEF(防御力):21

AGI(素早さ):21

INT(知力):21

DEX(器用さ):21

LUK(運):20

武器:なし

防具:なし

スキル:鑑定、アイテムボックス

称号 :人類初のダンジョン入場者(経験値10%アップ)

    人類初のモンスター討伐者(経験値10%アップ)


レベル1へはモンスターを討伐すれば上がるらしい。経験値が1だから端数は反映されていないのだろう。

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