表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
222/300

222話「インドピース・大決戦篇㉜ 無敵ァ!」

 元々陽気だったディアルフは『万覇羅弐(マハーラドゥイッテ)』を発動する事で、更にグレードアップしてきたぞ!

 しかも漫画の世界からやってきたかのような風貌が異様だァ!


「あっはっはっはっはァ~!! もっとドンドン行くぞ~!!」


 陽気なディアルフはグルグル回転する足でドタバタ駆け出してきたァ~~!

 そして両拳をブンブン振るうと複数の腕に錯覚させられるァ!

 戦慄を覚えたコンドリオンは防御よりも攻撃と判断し、両拳を巨大な象の頭に変えて!!


(ゾォ)ァ、“超速ェ”頭突き拳(ベッドバッドパンチ)!!!」


 まずは右ストレートで放つァ! しかし!

 ディアルフの体が三日月のようにグニョ────ンと反れて、コンドリオンの象頭拳が向こうでドゴォン!!

「!!!?」

 背中を反れて、ではなく脇から不自然に反れたのだ! ありえない!


「ぎゃはははははは~~!!」


 漫画のキャラのように、ケタケタケタ笑うディアルフ!


「……なら! (ゾォ)ァ、“超速ェ”頭突き連拳(ベッドバッドラッシュ)!!!」


 あらかじめ予測していたコンドリオンは、今度は象頭拳による乱打を放つァ!!

 しかしディアルフはグニョングニョングニョングニョーンと往復するように両脇で反れ続けて、全てをかわしきってしまうァ!!

 今度はディアルフの頭へ象頭拳が!!


「おっとァ!?」


 それも顔が三日月のようにグニョーンと歪んで、象頭拳は通り抜けてしまうァ!


「今度はこっちの番だァ~~!! 受けろァ~~!!」


 未だ分裂するかのように振るっている両拳を超高速で撃ち出す!!

 それを見越して、コンドリオンは自ら全身の皮膚を頑丈な象肌に変えたァ!!


(ゾォ)ァ、“超硬ェ”全象肌装フルアーマーゾォスキン!!」

自由(フリー)ァ~~“トゥーン”拳嵐(ストームパンチ)ッ!!」


 ゴムのように伸びた腕による超高速乱打がコンドリオンへ襲いかかるァ!

 すると硬い体をものともせず、打ち込むたびに反対側から起伏がボコンッと突き出る! 防御力無視の攻撃がコンドリオンの全身を穿つァァァァ!!


 ドドドドドドドドドドドドドドッッ!!

「!!!!」


 威力伝導率一〇〇%の乱打をモロに浴びて、コンドリオンは白目で吐血ァ!!

 意識が飛びそうになりながらも「まさか……こんなッ……!」と信じられない心情に陥っているァ!


 ドッゴォォン!!


 吹っ飛ばされたコンドリオンは向こうで飛沫を吹き上げて瓦礫を破砕した!

 ディアルフは陽気にニヒッと笑ったまま!


 血まみれのコンドリオンはうつ伏せから震えながら立ち上がる。


 攻撃しても当たらない! 防御しても無意味!

 これじゃ……無敵じゃないか…………!


「ガフッ!」


 頭を垂れたまま吐血。鮮血が地面に濡れる。


「あっはっはっはっはっはっはァ~~~~!!」


 大笑いを繰り返すディアルフを前に、コンドリオンは形相で見上げてギロッ!

 ここで負けたらアクトさんたちに顔向けができない!

 なんとか倒さねば、父さん(ダウート)を止められないッ!


 そんな気力で二の足で立ったァ~~~~!!


「ハァ……ハァ……、僕も行きます! 万覇羅弐(マハーラドゥイッテ)!!!」

 ド  ン!!

「!!!?」


 ズアッと隊〇クラスに威圧が膨れ上がってドドドドドドドドドドドドドドと謎の臨場感擬音が響き渡る!

 ディアルフは顔だけリアルな顔で「なん……だと……!?」とリアクション!

 ズン、と太い象の足が地面を穿つ! (よくある部分的登場シーン)


 コンドリオンの前腕とスネが象の大きな足! 頭には王冠をかぶった象の頭をかぶりものに、顔面には紋様が走っている! 背中には象の大きな耳が翼のように広がっているァ!

 しかもカレー色の象だァ────!!

 シュゴゴゴゴゴ、とカレー色の激流が周囲を荒れ狂う!


華霊印度神象(カレーインドシンゾォ)コンドリオンッ!!」

 ド  ン!!

(見開き大ゴマ2ページだぞ!)


「おおお~~~~!! カッコいいァ~~~~!!」


 目をキラキラさせて歓喜するディアルフ。

 コンドリオンは苦い顔で息を切らす。天道で特別な特訓を受けたとは言え、満身創痍のままで『万覇羅弐(マハーラドゥイッテ)』はキツい。長くないだろう。


「行きます! 神象(シンゾォ)ァ“異次元”長鼻拳(ノォーズパンチ)!!!」


 頭の被り物の象から鼻が超高速でドキュンと撃ち出されたァ!!

 しかしディアルフは見切っていてグニョンと顔を三日月に変形してやり過ごす! だが! 別方向から象鼻が飛んできた!?

 それでもディアルフは「おっとァ!」と胴をグニョンと歪ませてかわす!

 だがだが、反対方向から象鼻が飛んできてディアルフの頭をドゴォンと殴ったァ!!


「が……ッ!?」


 ディアルフは信じられない顔で吹っ飛び、ドッカァンと瓦礫に衝突ァ!

 すぐさま飛び出してきて「あっははは~~!」と笑う!

 能天気そうに笑ってはいるが分析をしていた。コンドリオンの放った攻撃は瞬間移動したかのように見えた。

 かわしたと思えば、別方向へワープしている。

 アクトの黒蛇道みてーに、軌道をカクカク曲げての攻撃ではない。


「今度はこれで行きます! 神象(シンゾォ)ァ“異次元”前足連拳(フォーフットラッシュ)ッ!!!」


 両腕の太い象の前足でマシンガン以上にバババババッて連射ァ!!

 無数の象前足が弾幕で迫るが、ディアルフは体をグニョングニョン歪ませて完全回避! しかし、今度は四方八方から象前足が殺到!!

 まただ! ワープしてきたァ!! 一体!?


「あ……! あの前足に小さな象の耳がパタパタ羽ばたいて見える!?」


 そう! コンドリオンは象の耳を高速で羽ばたかせて時空間移動できる! それの応用!

 部分的に時空間転移させる事で、回避されようとも絶対当てられる!


 ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァ!!!

「!!!!」


 回避しきれず、ディアルフは全身に打撃の嵐を浴び、意識が飛びそうに白目で吐血ァ!


神象(シンゾォ)ァ“異次元”双頭突き拳ダブルベッドバッドパンチッ!!!」


 かめは〇波みたいに両手を上下合わせてからのォ~象頭拳!! しかも時空間転移でゼロ距離にも等しい超強力な一撃ァ!!

 狙い違わずディアルフの腹にドゴォン!!

「ガフッ!!」

 たまらず白目で吐血ァ!


 クリーンヒット決まったァ~~~~~~ッ!!!

あとがき


 驚きながら解説するモブとかいないのでナレーションで……w

 実際ごちゃごちゃで読みにくいものの、やはりモブの解説は重要なのだァ~~w


 半分サブタイトル詐欺なのは秘密w 後半から無敵じゃないやんけw

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ