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・用語解説2

・用語解説2


 ここでは本編中に出る単語について簡単に触れます。とても短くざっくりとしたものですので読み飛ばして頂いても大丈夫です。ネタバレもありますのでご注意。用語解説1は本編収録。


 世界観:だいたいこんな感じの世界です。


・現代


 サチコのいた世界。早い話が地球で日本。歴史がマックスにより改変されている。魔物はほとんどいないが、人間とかいう危険な生物がひしめいており、彼女が学校とかいう治外法権の毒壺を、卒業することが今作の目標である。


 歴史改変


 異世界転生者マックスが、力の限り手を加えた世界。常任理事国の大半が消えてたり、日本が銃社会になってたりと、凄まじい変化を遂げている。それでも日本はやっぱり日本なので、サチコたちは生活が出来ている。


 時空警察


 正式名称は『時空アメリカ警察』。タイムマシンの発明により、アメリカの利益を損なうまいと、歴史を監視する闇の組織。なのだが、末端では派遣の又貸しみたいなことをしており、勤務形態はもう真っ黒けっけ。南号を採用したことでその後の命運が決定した。悪は滅びる。


 レベル


 サチコの成長度合いのこと。テレビで確認可能。具体的な数字は出ず、何と比べて言っているのか、髙いとか低いとか書いてある。


 具体性のあるものは、能力を表す緑色のバーのみ。非常にファジーで当てにならない。


 レベル上げ用の画面では右上の『ビデオ』が『サチコ』になっている。


 部活:愛同研のこと。こうして見ると大所帯。


 愛同研


 正式名称は『愛同研総合部』であり、愛同研とは愛好会、同好会、研究会の頭文字を合わせたものである。北斎が設立した集まりで、部活未満の会をまとめた、互助会のようなものである。


 連盟した会の会員は、他の連盟した会の活動に参加してもよい。この仮入部じみた決まりは、学校からのウケこそ悪いが、学校の名前とか、思ってもない理念とか、大会とか、そういうものまで課されることがないので、所属する生徒からの評価は高い。


 反面、大半が部活動ではないので部費がなく、自分たちで稼ぐ必要があり、校内の便利屋として、または冒険者として、様々な依頼を請けたり出したりする必要がある。


 基本的に本当は部じゃなくて会だけど、皆は勝手に部って呼んでる。


 連盟部紹介


 愛同研総合部に連盟している部(会)。彼らもまた、自分たちの青春を謳歌している。他とはちょっとばかりズレているけど。


 バイク部:バイク研究会


 法律がまだ大らかだった時代に、当時の教師が設立したものが没落した、実は由緒ある部である。


 現在は免許を取っても、校則により乗ることはできないが、初代が残したバイクを大切にしている。


 所属している部員たちも愛すべき馬鹿者ばかりだが、バイクに乗るために、あの手この手で法の目を逃れようと、必死なのが玉に瑕。


 卒業時には制服を脱ぎ捨て、予め用意しておいたバイクに乗って帰るのが、彼らの恒例行事である。


 サチコによく依頼を出しており、歴代の部員たちも何度か世話になっている。



 衣装部:衣装等愛好会


 自分がオシャレをするため、或いは他者を飾り立てるため、或いはただ服飾、装飾の道に魅せられたがため。


 そういう者たちが集ったのが衣装部である。小物から服、手芸から鋳鉄まで、やろうと思ったらやり出す情熱集団。羽根尾夫妻もここ出身。


 部員はオシャレに目一杯気を遣っているか、全く気にしないかで二極化しているが、関係は良好そのもの。


 サチコが大型化したときは、大きな着せ替え人形が出来たと、練習がてらに彼女の服を作ってあげることも。



 園芸部:園芸同好会


 米神高等学校の庭や植え込みの手入れを、一手に請け負うのが彼らである。花壇の花の選択や育成が、そのまま活動内容となっている。


 初代部長は自前の蕎麦を育てるために、サチコを介して喫茶店『東雲』から、捨てられる珈琲豆を譲ってもらっている。自家製の肥料作りをしているのである。


 一年を通して自分で育てた花を、終業式や卒業時に持って帰るという、情操教育の鑑のような行事がある。一年生の清水もここに所属。


 愛同研で先生方からの評価が、最も高い集団。



 料理部:料理愛好会


 愛同研は依頼によって活動費用を得るのだが、料理部だけは活動によって活動費用を得る。


 食堂があるにも関わらず、彼らが作る料理は人気であり、愛同研内外から高い評価を受けている。特に初代部長が遺した生姜焼き弁当は看板メニューであり、変わらず愛され、受け継がれている。


 代々部長が老け面、もとい仏様みたいな顔をしており、大仏、鬼瓦、地蔵と魔除けを司っているかのような人相をしている。そして難しい性格をしている。


 今日も美味しい匂いがしたら、生徒たちが走って来る。



 オカルト部:超常現象研究会


 部長が超常現象の類という、悪い奴の見本みたいな部。普段から部員は見当たらず、部長は何をしているのかさっぱり分からない。


 それが彼らへの評価であり、周囲からは幽霊会社ならぬ、幽霊部のように思われている。

 

 実態は部長の蓮乗寺桜子が、自身の力で部員たちを超能力者にし、他の妖怪たちと交流したり、能力の練習をしたり。


 そんな彼らだが、学祭には普通に参加するし、部の争いにはちゃんと駆け付けてくれるのだから、結構頼もしい連中である。



 電機部:電気機械同好会


 機会弄りが好きな、割と何処にでもある集まり。ランクがアップすると科学部だが、科学部はもうある。


 日陰の立場を活用し、毎日好きなことを好きなだけ勉強している、そんなよくいる人たち。ただちょっとブレーキとかネジが外れている部分がある。


 初代部長が武器を作って、人に試し打ちをしたいとサチコを雇おうとしたが、マネキンをドロドロに溶かしたことで辞退、通報された。


 その後距離を置かれ、健全な部活動をしているかと思われたが、全体としてまるで懲りていないことが、卒業式の打ち上げで判明した。



 運動部:運動愛好会


 米神高等学校で運動部と言えば二つの意味がある。その内の一つがここ。風祭夫妻の出身。


 格闘技、筋トレ、ダイエット、スポーツ、パフォーマンス。それぞれがやりたい運動をやるだけの集まり。ただ走りたいだけでも許される。一年生の飯泉もここに所属し、よく筋トレをしている。


 愛同研で有事の際に戦力となるのは、主にここか軍事部である。フィジカルエリートである彼らを、敵に回してはいけない。



 軍部→軍事部:ミリタリー愛好会


 歴史改変で英語圏は壊滅したはずだが、何故かこういう言葉は残り、それがまたそういう人種の心をくすぐる。


 一年生の東条率いる面倒臭い生徒の集まりだったが、顧問を得て正式な部となったことで、逆にまともになった珍しい集まり。


 現在は趣味で軍事関連の勉強や、競技としてのサバイバルゲームの練習に精を出している。愛同研の窮地には速やかに出張ってくれる。


 鍛えているのでその辺のチンピラでは歯が立たない。



 漫研:漫画研究会


 たぶん高校が三つあったら二つには存在する。時代が変わりツールが変わってもやることは、人種が同じなら、することもまた同じである。


 校内の空き教室で、教師の目を盗みながら、日夜漫画を描いている人々。影が薄い。


 問題を起こしそうに見えても、実際は自分たちのことに終始していた。そのため栄が最低限の交流を義務化するまで、色んな意味でほとんど出番が無い。


 好きなようにさせていると、こういう連中も出て来るという良い例である。



 場所:物語にちょくちょく登場する場所です。


 米神高等学校


 小田原に存在するサチコたちが通う公立高校。東海が通うのは麦仏高校で私立。日本中にある底辺校の一つ。麦仏のほうがずっと成績が良い。通っている生徒も大半が馬鹿かろくでなし。教師も大概。


 良心的な人物も中立の姿勢で生徒の味方はいない。学校では生徒の味方は生徒派閥となるが、生徒とかいう砂みたいな物の上に立ちたがるのは、社会人としては危うい。


 そんな訳でいじめもケンカも不良も野放し。こんな状態なので、ごく一部の生徒たちの台頭と自治を許しており、学校の偉い先生は苦々しく思っている。


 しかし愛同研に所属している生徒は、成績がぐんぐん良くなって行くし、進路もちゃんと考え始める。だから偉くない先生たちは、そのままにしておきたいと思っている。



 米神高校旧校舎


 高校を隠れ蓑にした処刑場。小田原にやって来た出稼ぎ労働者を、秘密裏に殺害して地下水脈に捨てていた。当時の役場の人とか、息のかかった人たちはほぼ死んだが、殺されたほうにはそんなこと関係ない。


 文字通り浮かばれない状態で放置されていたが、サチコたちの発見により遺骨等は回収、お供養された。


 最初に訪れるダンジョンでありながら、後半にもう一度訪れるという、王道のようなダンジョン。


 差し詰め校長は固有のNPCと言ったところか。



 東雲(しののめ)


 サチコが働く最初の職場。珈琲の香り漂う喫茶店で、東一家が切り盛りしている。地元に根差してご愛顧されており、まかないがオサレでバイトの募集でも人気。東海の実家。


 東海の父親が店のマスターであるが、店の裏には奥さんがやってるパン屋があり、東雲のパンの出所はこちら。


 問屋のようなごみごみとした店内に、ラジオの音。美味しいパンと珈琲という、絵本から出て来たような店である。


 そのせいか心に深い傷を負った者や、余裕のない人などがやって来ることも。


 サチコが海を何度か危険に巻き込んだことで、彼女を解雇するが、その後も店と客に変わりながら、両者の関係は良好である。



 焚書堂(ふんしょどう)


 ミトラスの友人こと恭介の実家。街角の寂れた古本屋で、彼の祖父が開いている。趣味でやっている店だが、そこそこ繁盛している。


 他の店と比べると、エロ本用の隠し棚があったり、店主と若旦那の自作同人誌が置かれていたりと、ちょっと変わっている。


 物騒な名前は店主が戦時中に、兵隊さんと揉めたときのことに由来する。



 日鬼楼(にっきろう)


 サチコが働く第二の職場。中華とブラジル料理の香り漂う飲食店で、黄一家が切り盛りしている。


 ブラジル人料理人の旦那さんが、中国人の奥さんに婿入りし、何故か日本で店を開いた。近隣住民に馴染みがないので、ブラジル料理はあまり注文されない。


 奥さんはアガタによく似て美人だが、性格が悪い。でも旦那さんは好き。娘がファザコンかつ自分と性格も似ているせいか、仲が悪い。


 チンピラや狂人に襲われるなど運も悪い。そもそも店の名前も悪い。バチカンで「くたばれペド野郎!」と叫ぶようなものである。サチコは敢えて由来を聞かなった。


 料理自体は美味しく、量とレパートリーも豊富。小食の人には割高。斎の卒業から愛同研の打ち上げに使われるようになった。

誤字脱字を修正しました。

文章と行間を修正しました。

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