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・キャラクター紹介1

 ここでの説明は本編終了時までの情報を元にしています。ネタバレを回避するためには、先に本編をお読みになることをお勧めします。



 キャラクター紹介1:呼び名、年齢の順とかになります。


 いつもの二人 やっぱりここから物語が始まった。


 臼居(うすい) 祥子(さちこ):サチウス/サチコ/先輩/部長など

 年齢は作中18歳→21歳。


 前作から引き続き主人公を務める。異世界で魔物たちとの生活を中断し、高校を卒業するために帰って来た。


 危害を加えて来ない魔物たちと比べて、人間共は普通に危害を加えてくるので、それまでの非力な一般人ではいられなくなった。皮肉の極みである。


 奇妙な部活『愛同研』に所属し、一風変わった友人たちに囲まれながら、様々な経験を積んで人として、また戦士として成長していく。


 ミトラスとは遂に一線を越えるが、そこから自分たちの気持ちや、お互いに気を遣い過ぎたことなど、男女の課題にも取り組むこととなる。


 一方で交友面は、三歳ほどの実年齢のズレから来る落ち着きと、失うものの無さが功を奏し、友人関係には恵まれた。取り分け北斎と南号は無二の親友である。


 なお家族関係や自分の遺伝等とは決別した。不良たちと部を挙げて抗争したり、伝説の剣を見つけたり、歴史を守ったりと意外と冒険をしている。最後は無事卒業した。


 外見は大きくなったり縮んだり。一年生の正月から身長が2メートルになり、最後には元より少し背が伸びた程度に落ち着いた。


 外見は長い黒髪のポニーテール、ソバカスと眼鏡、ちょっと悪い目付きと太くなった眉毛。


 身長170cm台、体重は不許可。巨乳。お腹のお肉と引き換えに足が長くなったが、いつの間にやらお腹の肉は戻っていた。



 ミトラス:ミトラス/みーちゃん


 同じく前作から相棒を務める魔少年。猫耳金目にファンタジックな緑髪。尻尾は生えてない。


 異世界では元魔王軍のプリンスで、魔王軍崩壊後は人類に下り、辺境の街の区長をしていた。異世界にサチウスを召喚した張本人で、今でも相思相愛の間柄。脱童貞。


 小さくとも魔王並みの力があるので、現代では割と最強である。以前は彼が保護者だったが、現代では逆に養われる立場に転落した。それでもネットのフリーマーケットや内職に手を付ける辺り、労働意欲は旺盛である。


 また自分の自由時間を使い、日々勉強をしたり、サチウスのために変な物を作ったりと、あまり不自由はしていない。よく猫に変身して、学校にやって来ることも。


 図書館で(ひかる)と恭介という友人を得たことで、彼の少年としての一面が、顔を覗かせるようになる。


 何故か他の女性と肉体関係に到るが、彼自身から相手を求めたことがないこと、サチウスの独占欲と、女性としての自信が薄弱なことから、それで関係が悪化するようなことは無かった。彼としては止めて欲しい所もあったようだ。


 女性関係で問題が起きる度に、サチウスとの仲が深まっていき、最後は彼女以外の女性にも、心を許すようになる。作中では呼び方がサチウスだったりサチコだったりしたが、サチウスにまとまった。



 サチコの友だち


 いわゆるレギュラー。主に愛同研総合部のメンバーである。学生服に身を包んだ問題児たちで、だいたい何らかの秘密や悩みを抱えている。高校生活によるサチコの人格形成に、最も影響を与えたのが、この人たち。全員女性。



 (きた) (いつき);先輩/部長/いっちゃん/斎など 

 年齢は作中16歳→19歳


 愛同研の設立者にしてサチコの最初の友だち。歴史改変の影響に取り残された人。最初こそ非日常の訪れに胸を躍らせていたが、当人は暴力とか恐怖に弱く、夢想していたアレコレをあっさり断念した。


 部活内ではよく漫画を描いたり機械弄りをしている。一見すると、どこにでも転がっているオタクだが、その実体力面以外は底抜けに優秀な逸材である。


 人望と活力と欲望に溢れ、周囲の人々を巻き込み悩ませるが、当人はそれを概ね悪いとは思っていない。破天荒な性格のようで、妹との関係で傷付いていたり、卒業が近付いて黄昏るなど、年齢相応な面も見せる。


 サチコと南を友人に持ってからは、周囲の人間への愛着が強まったようで、これは明確に二人の影響である。終盤ミトラスと肉体関係に到るが、そこで自分のサチコへの気持ちに気付くも、それを伝えることはなかった。


 外見は低身長の痩身。おかっぱ頭に眼鏡で、サチコが毒づくときには『こけし』呼ばわりされたが、卒業して髪が伸びてからは『市松人形』呼ばわりされるようになった。



 (みなみ) (さけび):南/みなみん/南先輩など 

 年齢は作中16歳→17歳→18歳→29歳


 歴史を陰から操る『時空アメリカ警察』の末端にして、後に本部長となる人物。田舎の場末の高校にいてよい人物ではない。


 実年齢を活かして未来から送り込まれたエージェントで、歴史改変を調査するために派遣されたのだが、業務と雇用の形態があんまりだったため、退職して高校生活を満喫する道を選ぶ。


 サチコ曰く『育ちが良い』ためか、根は善良で情に厚い。反面打たれ弱い所がある。学校では八方美人の残念な美人で通しており、一度未来へ戻るが、帰還後は愛同研に入り浸るようになる。


 卒業後は時空アメリカ警察に戻り、暗闘の末に出世するも、退職するためにばら撒いたタイムマシンの情報のせいで、とんでもないことになってしまう。


 仲間の助けもあって、この事件を無事に解決した後は、サチコの卒業式に出席、後日斎と共に彼女の異世界への帰還日に挨拶をして、自身も未来へ帰った。ちなみに偽名である。


 外見は中背、出る所は出て、引っ込む所は引っ込む。亜麻色の髪はゆるふわで、どこか眠そうな目をしている。身嗜みに無頓着な友人たちに、とやかく言うのが実は楽しかったりする。


 初めこそお互いの印象は悪かったが、サチコとは無二の親友となる。

 

 (あずま) (うみ):海さん

 年齢は作中16歳→19歳


 サチコのアルバイト先の喫茶店『東雲』の看板娘。別の高校の生徒であり、もう一人の先輩に当たる。


 不良に絡まれている所を、サチコに助けられて以降友人となる。家族思いの働き者で、毎年の休みは全員で旅行に出かけるほど。


 保守的な姿勢で温和そうな見た目をしているが、考え方は結構厳しく、サチコとの関係も先輩や上司と言った側面が強い。とはいえ常識人として周りから尊敬されているし、肝試しにも付いて来るなど、ノリと付き合いは良いほう。


 自分の卒業を間近に控えて、両親がサチコをクビにしたときは、強い罪悪感を覚えたが、クビにされたほうが納得していたこともあり、なるべく引き摺らないようにしている。


 卒業後は大学に進学、以降もちょくちょく出番がある。サチコの社会人的な落ち着きは、彼女の指導の賜物である。歴史改変を認識出来ている人間の一人。


 褐色の肌に男の子みたい髪を短くしていたが、卒業後は髪を伸ばすようになった。身長体重等は平均的だが、3サイズと成績は平均よりも優秀。



 愛同研の仲間たち


 愛同研総合部の部員たち。皆してのびのび好き勝手やってる。まともな人間が一年生の飯泉くらいしかいない。全員女性である。



 (こう) (けん)(らん):アガタ/ファンさん/カトちゃんなど


 サチコが二年生時に入学してきた、中国人(便宜上)とブラジル人のハーフ。ファザコン。絶世の美少女で絵を描くのが好きな女の子。蘭の花を好む。


 ここまでは良いが、母親との仲が良くない、実家の中華料理屋は継ぎたくない、実は歴史改変で生まれた人間なので、世界が元通りになると消えるなど、多角的に抜き差しならない身の上の人物。


 また気性が激しく手が出易いという一面を持つが、見た目と威勢の良さから味方が多い。入学当初に気の狂った女に誘拐されたが、サチコたち三名の奮戦により無事救出。以降は愛同研の部員となる。


 同期の北宋とは友だち同士であり、美術部を兼部している。サチコと揉めたり、猫となったミトラスとじゃれ合ったりする内に角が取れ、人として大きく成長する。


 少し高い背にスラっとした手足。陶器のような白い肌にサラサラの黒い長髪。切れ長の目に整った眉、初めこそ華奢だったが、それも改善されていく。もう一度言うが、絶世の美少女。



 (きた) (さかえ):栄/さっちゃんなど


 サチコが二年生時に入学してきた後輩二号。斎の妹。


 当初は姉への劣等感と、周りからのフォローに苦しんでいたが、愛同研に入って姉が評価されていることを知り、また自分では部長は務まらないというプチ敗北から、状況が改善。以降は姉の世話を焼いたり、雑務をこなしたり、アガタと過ごしたりと一般的な愛同研部員として過ごす。


 しかし姉の卒業後に起きた、料理部廃部を巡る騒動で、保身へと日和ったことで、周囲を窮地に追い込んでしまう。


 サチコとの人間関係が悪化したこともあり、メンタルが参るも、修学旅行でミトラスと天狗のフォローにより、事無きを得た。


 ただし栄はこの件がトラウマになったフシがあり、サチコも「問題になってないから、問題がないかと言えば、それとこれとは別問題」という標語を胸に抱くようになる。


 一敗地に塗れれば成長するが、当人はそれを避けるという難儀な人物である。


 概ね校則の範囲内で許される髪形と制服で、見た目の上は平凡そのものである。眼鏡もかけたりかけなかったり、そのため外見で特徴を伝えるのが大変難しい。



 川匂(かわわ) ()(おり):川匂/川やんなど


 サチコが三年生のときに入学した一年生で、正体は時空警察。偽名二号。本部長となった南にスカウトされ、飯泉、清水の記憶を改竄し、三人組として愛同研にやって来た。


 サチコは彼女を南に似ていると言い、南はサチコに似ているという。かなり賢く、それなりに強い。


 普段は食い意地の張ったぽっちゃり系だが、夏を前にダイエットに成功するなど、やるときはやる女。


 清水に好意を寄せられていることを知りつつ、知らない振りをしている。真面目な人間だが非情ではなく、歴史改変の解決のために、サチコを始末する必要があるかもと聞かされたときは、同情を示した。


 またその必要がなくなったときには、心底から安堵した。時空警察の任務が終わった後は、秘密を抱えながらも、改めて三人組として学校に残ることを選ぶ。


 普段はぽっちゃり体型にツインテールだが、夏に水着を着るときはきっちり痩せて、本来のポテンシャルを遺憾なく発揮した。



 飯泉(いいずみ) (かおり)(めし)/(はん)ちゃん/飯泉など


 サチコが三年生のときに入学した一年生で、生粋の体育会系。体を鍛えるのが好き。


 幼馴染の清水との間に川匂が挟まった以外は一般人である。よく川匂、清水との三人組で行動している。


 本人は野球が好きだったが、あまりいい思い出が無い。愛同研率いる軍事部と、野球部との抗争において、先発投手を務めて完投。五失点したくせに勝利投手となり、負け癖を返上した。


 野球を辞めた後は運動部で体を鍛えつつ、青春をエンジョイするように。清水の同性愛には気付いており、受け止める気もあるが、その気持ちが自分に向いていないことも理解している。


 刈り上げにツリ目のやんちゃな感じがするスポーツ女子。冬は寒いので髪を伸ばす。



 清水(しみず) 花麻里(かおり)(きよし)/しーちゃん/清水など


 サチコが三年生のときに入学した一年生で、かおり3号。


 好色でオシャレにも気を遣う同性愛者だが、性欲よりも気持ちが落ち着くから、同性と一緒にいたがるということが後に判明した。草花が好きで園芸部と兼部している。


 愛同件が野球部との抗争に勝利して、新たな部室を手に入れた際に、サチコを猛烈に支援をする。と同時に借金を負わせ、部室を利用する権利をせしめるなど、意外と怖い方向で頭が回る。


 記憶を消されても違和感に気付いたり、何度もそうされてるのに割りと平気だったりと、意外なほど頑丈。OG同士の結婚式で勇気を持つが、未だ川匂に告白出来てない。果たして春は来るのか。


 タレ目のポニーテールで如何にもスケベそうなスケベ。他の二人ほどではないが、体力はあるほう。

誤字脱字を修正しました。

文章と行間を修正しました。

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