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裸の付き合い

銭湯の初めに入る風呂って気持ちいい

「そういやなのですが、なのですがカク」

「なんですか?エーさん」

ゴッシゴッシと布をまるで真冬のおじいさま方のように擦り付ける少女二人の姿は元の世界の感覚からするとなんとも珍妙な光景である


「あのマオ…さん?というのはなんで魔導体力があそこまで減ってるのですか、ですか?」

「魔導体力?...ってなにしょれ?」

「...ハー…。

いいですか、いいですか!魔導体力というのは魔導の面においての体力なので、なのです!」

「?

...?



?」

「あぁ、もうもうなんですか、その顔は!?」

随分と腹ただしいリアクションですですと言いながら布をブンブン振り回してくる

「うわぇあ!ちゃ、ちゃうんや!わては馬鹿にしたつもりは!!」

ゲームのMPとかなら知ってるけど、ピーケモンとオンラインゲーだと解釈が違うもん!

モンハンの体力とスタミナみたいなもん!?いや、アレにファンタジー要素いらないから!

あれはリアリティのある武器と敵にだんだん愛着がわくゲームなわけd

「そのわてってなんですか、なんですか!!」

布だけじゃ飽き足らず頭もブンブン振る

「ちょ、水こっちカカル!!ち、違うんです!私には魔導というものがわからないんです!!」

フーフー…と未だに興奮した状態のエーさんがこちらに目を向ける…目光ってる、コワイ!

「魔導が分からない、ない?」

「は、ふぁい...なんとなくこんなものだなぁ〜としか...」

オカルトリアンな子が描く魔法陣だったり、魔法少女とかが出すビームとかとか

「それでいいんじゃないですか、ですか」

「い、いやいや、ほんっとうにフワフワしすぎてて話の内容が分かんないくらいです」

マオとかだったらカルト板を覗くこともあるしそういうのも詳しそうだけど、わてはホラゲー実況でもビビるんでそういうのは

壁|・_・)ノシ<バイバーイ

他のに例えることってできますか?と聞くとうーんと唸る

「他のにって…あぁ!じゃあ、勉強とかだと分かるか、るか!?てか、勉強って単語はフワフワして、してないか!?紙面に向かってカリカリするやつだ!」

「あ、はい、わかります!」引きこもりでも流石にね!

「じゃあ、それと一緒です、です

勉強をするやる気がないって感じです…あぁーいやぁ、詳しく言ったら全然違うんですけ、ですけど」

なるほどー…?

「ちなみにやる気が底尽きたらどうなるんですか?」

「魔導の力が、力が働かなくなるのです…あぁ、勉強で例えるならテスト中でもグースカ寝る感じ、感じなのです」

それ、昔マオしてました

「まぁ、減ってるといっても、底つくまで魔導の力を使って今は使わずに回復しつつある感じ、感じなのです…勉強面で例えたら2日間あるテストの内1日目の前に徹夜して1日目は散々、2日目ではそれを反省する感じなのです、なのです」

それも、昔マオしてました

流石、マオ!馬鹿な男子生徒あるあるを全部踏み抜くなんて!


と、考えているうちにふとあることに気づく


あれ、私たち1日目の夜に色々してたよね…?

そういや、その翌日のマオはだいぶ体調が悪そうだった…。

錆びついた私の頭の歯車が回り出す


[カッチカッチカッチ]

チーン!


ここまでくれば答えは一つ!

ワーオ、マオクンッテバハリキリスギヨー

ワタシニハナニモナカッタノニー


「どう、どうかしたのですか?」

「いやぁー、親友が色々とはっちゃけちゃったみたいでね〜アハハ〜」

「マオが、マオがてぃみら以外の方にご迷惑、ですか?」

「いや、そんなんじゃないけd」

「まさか、その、その言い草…ハッ!よその娘さんに、さんにあんなことやこんなこと!」

「ちが、ブフッ!、マオに限って…フッ…違うから」

あのマオがあんなことやこんなことできたらそりゃすげぇや

ちょっと見てみたい気があるけど、そんなんないからあの二次オタに限って

「だ、だってさっき…はっちゃ...はっちゃk…あぁ!もう!もう!恥ずかしいこと言わせるな、せんな!」

今、復唱部分違ったよね!?せるながせんなになったよね!?

と、いうかさっきからずっと気になってんだけど!

その復唱!ですます!なのです!せる、せんな!

ちょっと語呂いいのやめて!?





「元気いいなぁ…俺も混じりてぇ…。」

「ハハハ!何言ってんだ!俺様と熱く燃え上がるような男話しようぜ!」

「うっせぇ!お前は一旦静かにしてろ!」

「お前もうるさい、あの子らの声が聞こえねぇだろ」

「…。」

「…。」

「な、なんだよ、いきなり黙りやがって」

「お前が言うとなんか、変態のアレというか…思春期の子のアレみたいな…。」

「うっせ、うっせ!仲良くやってるか心配してやってるのに

お前らがそんな薄情なこと言うなら俺いちやーめっぴ!」

「なーに、ガキみてぇなこと言ってやがんだ」

「男はいつまでたってもガキなんだよ」

「あ、俺は大人だぜ!」

「おめぇはだぁってろ!」


ここは男用の入浴場

隣の女子のキャッキャと騒ぐ声に男が一喜一憂する元の世界の感覚でなかろうと珍妙な光景だとみなすものだ


「でもなんだかんだでカクちゃんもいい子そうじゃないか」

「そうだな…それにエーもいいやつだし、ひょっとしたらもうダチになってたりな」

「ハハ、面倒見のいいエーのことだ

きっとカクちゃんも懐くさ…オークみたいに」

「なんだ!?俺呼んだ!?」

「呼んでねぇよ!」

「はいはい、俺が呼びましたよ」

「うおぉぉおぉおおお!なんだ、なん...だ?」

突然、先程まで騒いでいた青年が立ち止まり、なんだどうしたなにかあったかと声をかける


「…なんか来る。」

ザワッ

「な、なんかってなんだよ!?」

「めっちゃ走ってきてる…?」

「どういうこったよ!?それ!!」

と、ギャイギャイ互いに噛み付いているうちに

他の男たちも気づく

「...なんかすんげぇ音聞こえね?」

「な、なんだよ」

「ちょ、ちょっと、ちょっとなんなのですか!この、この音は!?」

女性用の入浴場からも悲鳴が上がる


ドドドドドド


「え、こ、怖い...エー」

「安心してください、てぃみが守ります!」


ガッチャ!ガタアタタタッタ!


そこにいたのは


「お前には負けね!」

「うるさいね!マオは僕の後輩...あ!後輩じゃないか!!よし、敬って!!」

「今頃そういうことに気づく奴のどこを敬えって言うんだ!」

「な!?後輩は先輩を敬うべきなんだよ!!ほら、ほら早く!!」

「残念ながら俺は実力主義でな!俺よりすごいと思ったやつ以外には頭下げねぇよ」

マオとコクラだった


「ん?どうした?…これって使う時間決まってたりするのか?」

「い、いや、えと…あっ…さ、騒いですみません…でした…。」

注目の的となった二人はこちらが非常事態かと焦っていた気持ちを綺麗に吹き飛ばした

「...あはは!随分と元気になったじゃないか!よし、ここは俺様と勝負しないか!そこの新人一号くん!!」

「は?え、ちょま」

「...てぃみ達はあがりましょう…くだらない男達、男達の戦いはうるさいのです、のです」

「え?あ、うん」

「ちょちょ、カクちゃ〜ん、ちょっと助けてくんね〜?」

もう体力ねぇんだよ〜という男に小さな怒りがわく

「...私ねぇ〜、さっきちょっと怖い思いしちゃったのよ〜

だから〜」

ズルズルと引っ張られているであろうマオにカクは先程のドントウォーリーよりもずっと優しく

「一人で頑張ってね♩」

より腹たつ口調で言い放った

おっさんってなんか面倒見いいやつが多い


ということでここまで見ていただきありがとうございます!

やっとこさマオとカクが正常で対等な関係になった気がします…正直言って誰かに依存するヒロイン、主人公書くのは苦手なんでやっと本領発揮といった感じです

それを成立させつつギャグも書くというのも一つの手でしたが、無理です!そんなんされたらわては筆を折ります!!(筆折るの早すぎワロリンヌ)

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