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同じ屋根の下、釜の飯

なろう小説見てて気づきました

あれ...私の小説、一話一話が長すぎ...?

と、いうことで気をつけます

「あ~、楽しかったね!」

「あぁ...。」

酒が入った大人達のどんちゃん騒ぎにすったもんだされた二人組は食堂から出る

初めに比べカクの足取りは軽く、その表情は朝と比べすっきりしたものだ

「にしても面白いねあの人たち!オークさんは体が大きくて恐そうなのにめちゃくちゃ優しいし、それに」

「なぁ」

「ん?どした?」

「あ~その、なんだ...ありがとっていうか、なんていうか...。」

きょとんとする...が言っている意味を理解した途端ににやけ顔へとかわる

「あっらあら~、マオちゃんってば~」

「ティアさんの真似はヤメロォ!!」

マオは頭を抱える

どうやら軽いトラウマになっているようだ、イジられ耐性がまだまだ甘い

「おいおい、なんでまたこいつは頭下げてんだよ」

「そうです、そうですよ」

小さく蹲ったマオを小突く

「...全部ティアのせいだ」

くぐもった声が聞こえる

「フフンッ、彼女の、彼女の絡みはお一人様限定なのです」

「つまり、そのだな...わりっ、ちょっとの間生贄にでもなってくれ」

彼が体を小さくさせてる理由を察したカンパニー組は見捨てる気満々だ

「ぬぁ~~...お前らでもいいじゃん」

「いや、俺様らは洗礼をうけたし」

な、という言葉にうんうんと皆仲良く頷く

...多数決と軽い民主主義の闇が見えた気がするが、カクも被害者にはなりたくない

なんでもないように黙っておく

「つか、カクでもいいじゃん」

うわ、速攻でバレた

「いや、ティアさんは反応の良し悪しでターゲットを決めるから...多分、今後も君がターゲットかと」

うわ、速攻でフラグへしおった

「うっそだろ...。」

「マオ」

相棒がこちらを羨望と嫉妬の目で見つめる

「ドントウォーリー」

「こいつに誰かターゲットが移るようにできないか考えてくれ

猛烈に痛い目にあわせてやりたい、今の言葉は割とイラッときた」

「いやいや、無理ですよ

アレスティアさんは一度味をしめたら、二度と忘れないですからね」

コクラの言葉に経験者は語るね~と口笛交じりに誰かが返す...あれ?

「じゃあ俺じゃなくてコクラでよくね?」

実際、俺よりイジりがいありそうだしと続ける


一気にコクラの周りの温度が下がる

「い、いえ!マオさんは飄々としてらっしゃったのに実はあんな一面が!的なギャップが素晴らしいです!ここは僕よりも優れてます!」

「いーやいや、カクから聞いた話によればティアさんは帰ってすぐにコクちゃんのところにいったらしいじゃないですか

これは動かぬ証拠」

「い、異議有り!!その後にアレスティアさんはマオさんの良さに気づいたんです

だから、今のターゲットはマオさんに移っているに決まってます!!」

「何言ってんだよ

お前のその後輩あるあるな態度、敬語、真面目な性格、いじったらテンパる癖

これらはそんじゃそこらでは売ってない萌え要素だぞ、はいコクちゃんいじられ枠~」

「マオこそ何言ってんだよ!いつもはみえない優しい性格がばれていつかティアさんにいじられまくられるんだから~!」

「うっせぇ!変に都合よく俺の性格を改変するんじゃねぇし、ほじくりかえすんじゃねぇよ!

お前の方こそなんかご都合主義な性癖ばれていじられまくれろ~、ばーかばーか」

「ごつ!?ば、馬鹿って言ったほうが馬鹿なんだよーだ、それに僕にはそんなのないですーっだ!」

ギャイギャイキャンキャンとお互いが食って掛かる

「あの~...。」

「「何!?」」

二人がグリンッと声の主に噛み付く

仲いいなと思いつつ、入浴所のほうを指差す

「もう他の子たちはお風呂に行ったし、二人とも入ってきたらどうカシラ...?」

「「...。」」

いつのまにやら、がやは消えていた

この事実に両者共気づかなかったのがなんとも滑稽な有様だ。

彼らは無言で部屋に着替えの服を取りに行った

彼らが去ったのを見て、助言した女性は一人残されなんとも言えない気持ちになる

「...読書してこようっと」

誰に言うわけでもない言葉は消えていった


しかし、その言葉は

「全く、注意したというのに」

拾われてはいたようだ

「あの子はどうにも真面目すぎる...」

くるりと踵を返すとふわりとスカートがその動きに合わせて進行方向をかえる

...そのスカートはその場でジャンプした少女を一飲みすると消えてしまった


一方、カクの方は...

「住めば都ってこういうことだね~」

「いきなりなんです、なんです」

一足先に体の汚れを落としていた


この世界にはシャワーはなく、また日本人のような温泉や風呂を楽しむ文化が根付いていないので、あくまで血や泥を落とし、体を清潔に保つためのいわゆる水浴びのようなものだった。

樽いっぱいに汲まれた水を雑巾のような布に吸わせて、その布で体の汚れを取る...これがこの世界の入浴らしい


「寒いのであれば魔導の力で暖めてやるのです、やるのですよ」

「そういう意味じゃないから大丈夫だよ、気をつかってくれてありがと」

「全く...訳のわからない言葉だったり、戦闘をしてる訳でもなしに入浴したりと、したりと

本当に貴女はおかしなひとなのです、なのです」

ティアさんは先に終えて出て行ったため、女性用の入浴場には二人しかいなかった。

「あはは...そういや、名前って何かな?」

「むっ...てぃみとしたことが忘れていたのです、なのです

てぃみは、てぃみはエーというのです

よろしくです、です、カク」

子供は日々成長する


ということで、ここまで見ていただきありがとうございます!

マオとコクラがギャグっぽいガキみたいな喧嘩してますが、彼らにはそういう相手が今までいなかったことを考えるとなんか切ないです

後、カクちゃんが積極的に周りと交流するようになってなんか切ないです

これが...親心...母性?なんですかね、感情移入するのが早すぎるッピ!

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