第7:みんなで雑談
どうも、かみちょーです。
7話目です。
楽しんで下さい。
俺たちは宿に戻って来た。
ジン:「あんたのせいで追加で料金を払わなくちゃいけなくなったじゃないか。」
アレックス:「あははは、ごめんごめん。」
会ったときから笑ってる様な顔だから何を考えてるか分からん。
アレックス:「ところで君たちの名前を聞いてなかったね。」
ジン:「ジンだ。」
レア:「レアです。」
アレックス:「ジンくんにレアちゃんね。
よし、覚えた。」
ジン:「ところで何であんたは石になってたんだ?」
アレックス:「ああ、あれは石化の秘術を使ったんだ。」
レア:「石化の秘術?」
アレックス:「自分の体を石にして仮死状態にする魔法さ。」
ジン:「なぜ、そんなことを?」
アレックス:「腹減りすぎて餓死しそうだったから。」
ジン:「いやいや何か食えよ。」
アレックス:「金が・・・無かったんだ。」
ジン:「真顔で言うな。」
レア:「はい、質問!」
アレックス:「ん、質問かい?。どうぞ。」
レア:「アレックスさんは元々そんな凄かったんですか?」
アレックス:「元々凄いと思う?」
レア:「あ、はい。」
アレックス:「実はそうでも無いんだよね。
子供の頃は周りの人ができることができないことが多かったんだよね。」
ジン:「意外だな。」
アレックス:「まぁ元からこれ位の実力があればよかったんだけどね。
まぁその話はまた今度ね。」
ジン:「なぁ魔法って何だ?」
アレックス:「魔法ってのはこの世界の日常であり、なくてはならない物さ。
魔法を使うには魔力ってのが必要なんだけどそこはわかるよね。」
ジン:「うむ。」
アレックス:「OK。
魔力ってのは体に流れている血とは別に違う道を通って流れてるんだ。
ちなみに石化の秘術を、解くには治癒の魔力が必要なんだけど」
ジン:「その治癒の魔力ってのは無くなったんじゃ無いのか?」
アレックス:「そうらしいけど、レアちゃんにはその魔力が流れてるらしいんだよね。
使い方を身につければレアちゃんも使えるようになるよ。」
レア:「ほ、本当ですか⁉︎」
アレックス:「うん。
後は、気持ちの急激な変化で使えるようになる場合もあるからね。」
ジン:「へぇ〜、そうなんだ。」
アレックス:「話を戻そうか。
魔力は体に元々ある魔力と貯めてある魔力があるんだ。
体にある魔力がなくなると体に貯めてある魔力を使うんだけど、体に魔力がほとんど無い状態で、貯めてある以上の魔力を使うと体が逆に疲れすぎてもたなくなるんだよね。」
だからレアの母さんは亡くなったのか。
アレックス:「ちなみに体には魔力を貯める器官があって、そこに魔力が貯めてあるんだ。
魔力の多さは個人差があるんだけど、さっきの3人は中の中くらいかな。」
レア:「私はどれくらいありますか?」
アレックス:「うーん。下の上くらい?」
レア:「そんな少ないんだ。」
アレックス:「まぁ成人したら魔力は増えるから今の状態で、下の上くらいあるならむしろすごいよ。
僕なんか君と同じ位のときは下の中も無かったからな〜。」
ジン:「今思ったがあんた何歳だ?」
アレックス:「23だけど?」
ジン・レア:「若⁉︎」
アレックス:「そうかな?あの人たちは30代くらいだったけど。」
そういう君たちは?」
ジン:「17。」
レア:「16です。」
アレックス:「レアちゃんはまだ成人してないんだね。」
ジン:「成人?この世界では成人は何歳なんだ?」
アレックス:「18歳だよ。
てか君はこことは違う世界から来たのかい?」
ジン:「ああ、いきなり死にかけたがな。」
アレックス:「あとジンくんに質問。」
ジン:「何だ?」
アレックス:「君はどこから来たんだい?」
ジン:「・・・言ってる意味が分からんのだが。」
アレックス:「あははは、そのままさ。
君は何でこんな所にいるのか。
見た所君は魔力が0だし。普通なら魔力0で動ける何てありえないぜ?」
ジン:「俺はここから違う世界から来た。」
アレックス:「名前も偽名でしょ?」
ジン:「名前はもう捨てた。」
アレックス:「何で捨てたの?」
ジン:「悪いがまたの機会で話す。今は思い出したくない。」
レア:「ジン・・・」
・・・嫌な事を思い出した。
ジン:(もうあんな思いは・・・しない!)
アレックス:「さて、もう質問はいいかな?」
ジン:「ああ。」
レア:「はい、大丈夫です。」
アレックス:「そんじゃ行こっか。」
ジン:「どこに?」
アレックス:「え?何処って、外にさ。」
レア:「何の為ですか?」
アレックス:「ジンくんの修行さ。
あ、もちろんレアちゃんにもやって貰う事があるからね。」
ジン:「何をするんだ?」
アレックス:「僕と模擬戦をやって貰う。」
何かさらっとジンくんの過去話が出てました。
7話目終わりました。
次回は2人の修行パートです。
ジン:「次回も読んでくれよ。」