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*第一夜*2
ずいぶんお久しぶりです。
今後も亀より遅い歩みになるかと…
すみません…
夢。
それは見る者の潜在意識が見せていると言われている。
しかし、「私」は何故こんな雪山で寝ているのか
(まぁ、夢だし、あいつ何考えてるかわかんないし、仕方ないのかもなぁ…)
辺りは雪が静かに降り続けている。
《……か…助…て…》
微かに、本当に幻ではと思うほどの声が聞こえてきた。
(夢の中で幻聴…なわけないか…)
よっこらしょっと、周りの荘厳な雰囲気とはかけはなれた掛け声をかけながら起き上がったのは見た目高校生くらいの少女
ストレートの黒髪はウエストまであり艶やか。
雪による水滴でキラキラと輝き、他に人がいたならば目を奪われていただろう。
…まぁ、周りに人がいれば、だが。
「さてさて、今回は誰かな」
雪山をさくさくと音をたてながら進んで行く。
徐々に微かだった声は大きくなっていった。
《誰か…あの子を助けて…》
2、3話で終わらせるはずが長くなりそうな予感です…
ここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。