*第一夜*
皆様はじめまして。
今までは読むばかりだったので、
書く側になるとこんなに大変なのかとしみじみ感じてます。
基本1話〜2話で1つの夢が終わるかと(^_^;)
見切り発車な上に物書き初心者ですが、温かく見守って下さいm(__)m
ーいくつの夢にも始まりがある
いくつの夢にも終わりがある
これはそんな夢をあつめた夢のお話しー
…第1夜……
さく…さく…さく…
辺りは一面の銀世界
木々は白に覆われ、ほんの隙間から蒼を覗かせる
歩みを止め眼前に広がる白の中に身を横たえると全ての音が白綿に吸いとられてゆく
不思議と寒さはなく
空を舞う白に心奪われてしまう
辺りはりんと息を潜め
しんしんと舞い踊る白にその身を委ねている
―ここは美しき白の世界―
「…いったい、私は何をしているのだろう…」
雪に身を横たえ、
おぼろげな意識の中「私」は空を見上げた。
寒さはないから現実ではないのだろう。
霞みがかかったような意識の中では、
辺りの美しい白銀の世界に心が動くことはない。
ただ、あるがまま
辺りと溶け込みあってゆく。
はらはら空を舞う舞う白い雪。
冷たいはずのそれが、
不思議と温かさを感じてくる。
(…夢、か。いつもの事ながら妙な場所に連れてくるな、あいつも)
降り止むことのない雪に身を委ね、「私」はまた意識が薄れていったー
主人公初っぱなから雪山に放り込まれています(苦笑)
皆様はこんな風に見知らぬ場所を夢で見る事ってありますか?
ここまで読んで下さった皆様。本当にありがとうございました。