第3話は授業だそうです
「私たちはあなたに全能神になるに当たって必要な知識、神の力の使い方や種類などを教えに来ました。以後お見知りおきを」
関わんなくちゃいけないようだ...。
因みにこのなんか丁寧なやつは男だ。羽が黒く、鳥みたいなやつだ。天使かな?
そういえば、クレイジーオニャノコ(翼着き)の羽も鳥みたいだったが、白かった。
「帰ってやりたいこと沢山あるのにィ、来てやってるんだからァ感謝しなさいよォ。まァ、命令じゃなきゃ来てやんないっーのッ」
この口の悪いのは女だが、角がありし、羽も蝙蝠みたいだ。こいつは悪魔だなきっと。
「では、手を見せてくれますか?」
「あッ、うちにも見せなッ」
オレは素直に掌を出す。
「すみません、言い方が悪かったですね左手の神力石を見せてください」
「あぁ、ごめん」
「あんたァ、バカじゃないのッ?普通掌みたいやつがいると思うかァ?」
こいつウザいな...苛々するぜ。
「安心しなァ。うちはあんたなんか頼まれたって好きにならないからさァ」
...天使も悪魔も嫌いだぁ!!!
人の心を読むなんて失礼だぁ!!!
「そうですよ。勝手に読んではいけません。それにまだ、力が使えないのだから監視の必要もないのですから」
「そう言うアンタも勝手に読ん出んじゃん!!!」
「おや、すみません。癖でつい...」
何て癖だ...。人権侵害も甚だしいなここは。
「てかァ、うちにあんたの神力石見せなッ」
「ほら、勝手に見やがれ」
「時ですよ」
「ッン?そうだなァ。チッ、どっちかによってりゃ専門にってサボれたのにィ。役立たずがァ」
「おやおや...。まぁ、いつものことですから気にしないで下さい」
「そうか...いつもウザいのか。アンタも大変だな。てか、時ってなんだ?」
「おや、彼女から何も聞いてなかったのですか?」
「チッ、どいつもこいつも役立たずばっかだなァ」
アイツマジでムカつく!
「まぁ、気にしないで下さい。彼女だって悪気が有るわけではないのですから。それであなたはどのくらいまで話を聞いてますか?」
「うーん、前の神様が辞めた事くらい?あっ、あとこの水晶が神力石って名前ってことも知ってるぜ」
「全く知らないのですか...」
「あァ、面倒臭ェ。自分で調べろバカッ」
そんなにオレは無知ですか...?
「まぁ立ち話もなんですから、座ってください」
スマイルフェイスを絶やさない優男(黒翼)はソファーと机をどこからか出した。
どうやって出したんだ?
まぁ立ち続けるのも疲れるので座ったが。
「どこから出したのか気になるのですね。これは創造魔法と言うものです」
口悪悪魔(♀)は1人だけ豪華なやつに座っているんだが...。
「創造魔法とは想像した物を造り出すことしかできませんし、繊細な魔力の操作が必要なので彼女はすごいんですよ」
イケメソフェイスな優男(黒翼)が褒めてる間に口悪悪魔(♀)は携帯やらiPodやら色々造り出していた。
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