第2話で神になりました
痛みが治まり手の甲を見るとさっきの水晶みたいなものが埋まってました。
「って、クレイジーオニャノコ(翼着き)!これなんだよ!」
「うるs【以下略、いつものパターンです】
「で、これどういうことだよ。なんで落としちまった水晶みたいなものが手の甲に埋まってんだよ?それにこれなんだよ?」
はい、出来るだけ静かに言いましたよ。流石に痛いし...。
「それは神力石と言って神の力を与える水晶です」
...水晶なんだ。直径6㎝くらいなのに...。
まあ、占い師はもっとでかいやつ使うしな。
「で、何で手が痛くなったんだ?」
「拒否反応です」
...拒否反応?
「それって危ないんじゃ...」
「はい、体が神の力に耐えきれなければ、神力石に吸収されて世界から消え去ります」
「もしかしてオレ、死んでたかも知れないの?」
「はい、そうです」
ぎぃぃいぃやぁぁあぁぁ~~~!!!!!!
命に関わることを何も言わずにされたぁぁぁ~
...大丈夫だ。問題ない。
じゃない、落ち着いた。
これ実は声に出してないんです!
流石にオレも学習するから!
「うるさいっ!!!」
┣"カ" ハ"コ" ト"ス グチョ
☆絶賛死体中 暫くお待ちください☆
「イテーッ...死ぬとこだっただろ!」
サッ←辞書を出す音
スチャ←土下座する音
「まあ...声に出してなかったんですが...何故にうるさい、と...?」
はい、精神結構やられてます。
「天使は読心術を心得ていますから分かるんです。それでうるさかったから、つい」
「イヤ、鬼畜じゃん、チートじゃん、悪魔じゃん。どこが天使だよ!」
「酷いです!悪魔って!悪魔は目がこぉ〜んなんなってて、口もこんなんで角が生えてて...」
色々説明してるが分かりにくい。
あっ、誰か来たな。誰だろ?
「それで羽が黒くて、尖ってて」
「あんなのか?」
入ってきたやつを指して言う。
「そうそう、あれです。...えっ?」
「さっき入ってきたぞ」
てか、あの2人どうやって入ってきたんだ?突如現れた気がしたが...?
「面倒臭い人達が来ましたか...。あの2人の言うことは覚えなきゃいけませんが、絶対に信じてはダメです。私はあの2人が居なくなった頃に迎えに来ますから」
そう言ってクレイジーオニャノコ(翼着き)は走り去った。
って消えたし...。
「あー、逃げられちゃったかァ」
「そんなことを言ってはぁいけませんよ。我々は彼女に会いに来たのではなく、彼に知識や力の使い方を教えに来たのですから」
「ハイハイ、分かりましたよォ」
これって...オレ関わんなきゃいけないのかな?
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