最終回
終わりました!
『スーッ・・・ハァー。
・・・よしっ。』
ガチャ。
「おかえり。」
入ったとたん玄関に座っているソラは居た。
ソラの表情には、私を安心させる何かがある。
そのソラの優しい表情に私は抱きつきながら
『ただいま。』
と返した。
そして、またソラの顔をみると、少し悲しそうな顔をした。
『どうしたの?
そんな寂しそうな顔して。』
「っ!
ユウは、鋭いよね。」
『 ? 』
「なんでもない。
ただ、ユウが帰ったきてよかったって思って。」
『当たり前でしょ!
私の居場所は、ソラなんだから。』
「そっか。
ユウ、おかえり。」
『ただいま。
待っててくれて、ありがとう。』
ソラは、私が帰ってくるか不安だったんだ。
私は、こんなにも自分のことを必要としてくれるソラという存在がとてもうれしかった。
だから、素直にいえたんだ。
自分の気持ちを。
そして改めて思った。
【この存在は、なくしたくない。】
私たちの出会いは、真夜中の小さな公園。
それは、とても突然すぎて自然だった。
でも、素敵で小さなダイアの原石のようだった。
少し磨いただけでこんなにも輝いている。
これからも、ゆっくりとこの原石を磨いて優しい光をたくさん反射させるものにしていく。
二人で、ゆっくり、ゆっくり。
私失ったものは、血の繋がった家族。
ただ、得たものはそれよりも大切な優しく光るあなたの存在。
ソラ、生まれてきてくれてありがとう。
私の所に来てくれてありがとう。
私は、ソラが大好きです。
最終回、呼んでいただいてありがとうございました。
私なりの、最終回いかがでしょうか?
満足ぞくいただけましたか?
私の、成長のために感想をいただけましたら幸いです。
では。