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抹消された古代遺物~5万年前から届いたエメラルドの秘密~  作者: 畠山ゆな@姉弟で小説共作✏️


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最後の戦い

それから、俺たちは休む間もなく動いた。



日本政府に、直接働きかける。



国会議員、官僚、科学者。あらゆる人間と会った。



「データは、本物です」



「災害は、必ず来ます」



「今、動かなければ、何百万人もの命が失われます」



でも、反応は鈍かった。



「検討します」



「慎重に判断します」



そんな言葉ばかりだった。



「くそ、時間がないのに……」



俺は、苛立ちを隠せなかった。



その時、リズが提案した。



「国民に、直接訴えましょう」



「直接?」



「生放送です。全国ネットで」



リズが、スマホを見せた。



「私の知り合いに、テレビ局のプロデューサーがいます。特別番組を組んでくれるって」



「でも、政府が許可するかな」



「許可なんて、いりません」



リズが、にっこり笑った。



「私たち、もう犯罪者扱いされてるんです。今さら、ルールなんて気にしません」



その言葉に、俺は笑った。



「そうですね。やりましょう」

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