表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
抹消された古代遺物~5万年前から届いたエメラルドの秘密~  作者: 畠山ゆな@姉弟で小説共作✏️


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

41/47

カウントダウン

それから、世界は急速に動き始めた。



科学者たちの検証結果が、次々と発表された。



「データの整合性は高い」



「地磁気の異常が、実際に観測されている」



「春分の日に、天体配置が特殊な状態になることは事実」



徐々に、「信じる」派が増えていった。



特に、一般市民の間で。



SNSでは、『#備えよう』というハッシュタグが広がった。



人々が、自主的に避難計画を立て始めた。



でも、政府の動きは鈍かった。



「公式には、まだ認めない」



「パニックを避けるため」



表向きはそう言いながら、裏では着々と準備を進めている。



あの組織の影響力は、まだ強かった。



「時間がない」



俺は、カレンダーを見た。



春分の日まで、残り三週間。



「もっと、世界を動かさないと……」



その時、黒木が部屋に飛び込んできた。



「篠原君、大変だ」



「どうしたんですか」



「高橋さんが、見つかった」



「え!」



「日本で。意識不明の重体だ」



俺の心臓が、止まりかけた。



「先輩……」



「すぐに日本に戻ろう。彼に、会うべきだ」



俺は、頷いた。



荷物をまとめて、空港に向かった。



カイロの夜景が、窓から流れていく。



「待っててください、先輩」



心の中で、呟いた。



「俺、ちゃんとやってます。あなたの想い、無駄にしてません」



飛行機が、夜空へと飛び立った。



残された時間は、わずかだ。



でも、まだ諦めない。



最後まで、戦い続ける。



全人類の未来のために。



翡翠色の光が、世界を照らし続けていた。



審判の日は、刻一刻と近づいている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ