4.印刷所に注文してみよう! それと同人誌の値段とか
さて、本日は印刷所で本を作ってみようという話。
と言っても、ここでお話しできることはあまりありません……。特定の企業の紹介とかをすると、たぶん規約違反になると思うので。
「同人誌 印刷所」とかで検索すると、各印刷所のサイトや比較記事なんかが出てくると思うので、詳しくはwebで! 料金や納期、やりたいオプションや入稿方法などを確認して、自分に合ったところを選びましょう。
各イベントと協賛している印刷所もあるので、そこから探してみるのもいいでしょう。
出来上がった本は、自宅に届けてくれるほか、イベント会場に直接搬入もしてくれます。詳しい方法は、各印刷会社やイベントの案内を確認してください。
……これだけで今回の話が終わってしまう! どうしよう!
そうだ。時々、「同人誌は高い」とか話題になっているのを見かけますが、実際どれくらいのコストがかかっているのか?という話でも。
印刷所のサイトで簡単に見積もりを取ることができるので、それを見れば同人誌を一冊作るのにいくらかかるのかわかると思います。
そうすると、売られている値段がとても高いとは言えないことがわかるはずです。むしろ、「これ、原価ぎりぎりくらいじゃない?」くらいの値段で売っているサークルもあるかもしれません。そう、個人で同人誌を印刷するのは、とてもお金がかかるのです。悲しい現実!
薄めの文庫サイズの本でも、書店で売られている一般書籍よりお高くなってしまいます。そりゃあそうです。我々には、大手出版社のような資本も流通ルートもないのですから。
普通のサークルであれば、一回に二十~三十部くらい刷るのがせいぜいかなあと思います。少なすぎても受け付けてもらえなかったりするし、一冊当たりが高くなってしまうので。何人か仲間を集れば費用を分担することもできますが、うちは個人サークル。悲しきコミュ障。
そして、それがいつ完売するかもわからず、必死に存在をアピールし、本が傷まないよう自宅で在庫を管理し、完売するまで次の本を出さないなんてことをするわけにもいかずに新刊を出し、在庫が増えてゆくのです。一体何をやっているんだろうと思う時もありますが、まあ好きでやっているので仕方がない。
そして、イベント出展にかかる費用は、印刷代だけではありません。イベントの出展料、会場までの交通費、遠くから来るのであれば宿泊費も必要になるかもしれません。
それらを上乗せして利益を出そうとすると、とてもじゃないけれど手に取ってもらえるようなお値段じゃなくなってしまいます。なので、手に取ってもらえそうな値段と、何冊売れたら原価を回収して、自分が納得できるかのバランスを考えながら、売価を設定するのです。ちょっとした経営者気分です。私は本の他にグッズを作っているので、これが売り上げを多少支えている部分もあります。
資金に余裕があれば、コストを度外視して、趣味として割り切ることもできるかと思いますが……。まあ、その辺りのバランス感覚は人それぞれでしょう。故に、値段にケチをつける資格はないのです。
むしろ、好きなサークルの本を買う時は、お布施だと思って買います。また本を作って、イベントに来て下さいと思いながら買うのです。それが同人イベントです!
文字数少ないけど、本日はここまで。続く!




