3.コピー本を作ってみよう
さて、イベントに申し込んだのはいいけれど、本ってどうやって作ればいいの?という話を本日はしていこうと思います・
方法は主に二つ。印刷所にお願いする方法と、自分でコピーして製本する方法です。後者をコピー本と呼びます。今日はコピー本の作り方をば。
二〇二二年の五月、文学フリマに出店したのが、私の同人誌即売会への初サークル参加でした。
が、参加申し込みをしたはいいものの、どんな本を作ればいいのか、どうやって作ればいいのかと悩んでいるうちに時間が過ぎ、そのうち悩むのも面倒になって、とりあえずコピー本を作ることにしました。
コピー本の作り方なら知ってる。零さん、高校時代に作ってたもん。あ、二次創作ではなくて、当時文芸部に所属しておりまして、そこで作っていた部誌がコピー本だったのです。
……あの本、まだ現存してたりする? 自分の手元にはあるし、原稿データもどこかに残っているんですが。捨てるのも気が引けるし、かといって十代の頃書いた小説なんて懐かしんで読み返すようなものでもないし、封印されしモノのなっておりますのよ((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
……気を取り直して、コピー本の作り方です。
A4サイズの用紙に裏表印刷して、半分に折ってホチキスで留めるのが、一番作りやすいかと思います。A4のコピー用紙なら、どこでも手に入りやすいでしょうしね。
では、まず四の倍数でページを構成します。必要に応じて奥付け、目次なども用意します。奥付けは入れましょう。サークル名、個人のペンネーム、発行年月日、SNSのアカウントやメールアドレスなどの連絡先、利用した印刷所くらいは入れておくのが無難です。あとは感想くださいとか、転載、フリマサイト等への出品禁止とか、必要に応じて。
その他、空白ページがあるなら空白で構いません。どう割り付けするか混乱してきたら、私は以下のような感じで紙に書き出しています↓
例えば16ページの本を作るとしたら、
*表紙―裏表紙
表2―表3(それぞれ表紙の裏側、裏表紙の裏側のこと。ちなみに印刷業界では、表紙・裏表紙のことはそれぞれ表1・表4という)(ややこしい)
*目次(1p)―奥付け(16p)
本文(2p)―あとがき(15p)……のように。
うーん、文章だと説明しづらいですね。*とその下の一行で、紙一枚に印刷する分になります。
わかりましたね?? わかんなかったら他にわかりやすく解説してる人を探してください!(丸投げするスタイル)
できたら一度印刷して、切ったり貼ったりしてきちんと本になるように繋げます。問題なくできたら、あとはひたすらコピーして重ねて、半分に折ってホチキスで留めたら完成です。たいへんよくできました。
コピー本、印刷所に依頼するよりは安く上がると思いますが、ページ数が多くなれば作るのは大変ですし、自宅にコピー機がなければ、コピー代もそれなりにかかってしまいます。そこは良し悪しですね。
私は絵を描く関係でスキャナが欲しかったので、プリンタ・コピー機・スキャナが一体になった複合機を持っていて、コピーは比較的簡単にできるんですが。
それも間に合わなければ、フリーペーパー一枚でもいいし、片側とじの簡単な冊子にしてもいいし、同人誌は自由でいいと思います。あまり気負わずに、参入障壁は低くていいんじゃないかと思います。新規参入のない業界は、先細りしていきますしね。
そうそう、余裕があったら、表紙の紙にこだわってみるのも面白いです。文房具屋さんや画材屋さんに行くと、色々な紙が売っているし、一枚から買えるので、見てみるのもいいでしょう。一枚数円から数十円するので、コストは上がりますが。
紙の種類を知っていると、印刷所で依頼する際に表紙の用紙を選ぶときに、「ああ、あれかー」と、なんとなくどんな紙かわかるようになります。まあ、用紙見本を取り寄せればいいはなしですが。私のお気に入りは新星物語という紙です。
まあ、とにかくやってみましょう!(適当)
次回、「印刷所に注文してみよう」! お楽しみに!




