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第4話 新しい出会い

「もう、終わりだ…」

全員が死を覚悟した、その時

『グギャァァァァァ』

その怪物は突如吠え、そして息絶えた。その体を真っ二つされて…

「…一体、何が起きたの?」

「お前ら!無事か!?」

「だ…れ…?」

「全員無事みたいだな。よかった、少し待ってろ今お前らについてる監視共を仲間が片付けてるところだ」

「…え?」


『ぐわぁ!』

『だ、誰だ貴様ら』

『誰に手を出してると思っている!』

『ひぃ、助けてくれ!』


周囲こら聞こえる阿鼻叫喚。それが収まると、

「けんちゃん、終わったよ」

「おう、こっちも終わったぜ。しかしまぁ、やっぱりあの国の人間はろくでもない連中ばっかだな」

男女2人が奥から出てきた。

「おっ!全員無事みたいだな!よかったよかった」

「…あっ、助けていただきありがとうございます!それであなたたちは一体…」

「そうだね。まずは自己紹介から始めようか、僕は源賢也。そしてこの2人は…」

「長谷一輝だ」

「あたしは不知火貴理子、よろしくね!」

「3人とも前の勇者召喚でこの世界へと呼び出された君たちの同郷の人間だよ」

「え…」

「「「「「えぇぇぇぇ!??」」」」」

「そ、それではあなた方も日本から…」

「そうだね、多分君たちも同じだと思うけどある日学校の教室に魔法陣が現れ突如クラス全員でこの世界へと呼び出されたんだ」

「なら、他の皆さんは…何処にいらっしゃるんですか?」

「…それに関してはまた後で説明するよ、まずは王都から離れるのが先決だ。さっき監視の奴らを倒したから定期連絡が途絶えて不審に思った奴らが追ってくるだろうからね」

「え…、でもこの世界に携帯電話なんてなさそうなんですけどそんな定期連絡なんてできるんですか?」

「あぁ、それは最もな質問だね、でもこの世界には魔結晶と呼ばれる小型の通信機みたいなものがあるんだ、王都から兵士がここまで来るのにそう時間はかからないだろうから今すぐここをはなれるよ。」

「わかりました、何から何までありがとうございます」

「ううん、大丈夫だよ。それに…」

(同郷の人が死ぬのはもう見たくないしね…)

「どうされたんですか?」

「いや、なんでもないよ。それじゃあ貴理子ちゃんよろしくね。」

「っうん…分かった、それじゃあ皆集まってー『転移』!」

すると一瞬で周囲の景色が変わる

「ここは普段僕らが暮らしている集落、ここを作った人も元々日本人で僕らを助けてくれたんだ。他の住んでる人も皆日本人だよ」

「いや、全員がそうというわけではないんだ。例えばあそこのエルフの人。彼はこの世界に生まれ、この世界で育った。でも前世の記憶があって僕らに協力してくれているんだ、いわゆる転生ってやつだね」

「ほぉー転生ですか、実に興味深い!」

「他にも色々なケースで元の世界にゆかりがあって僕らに協力してくれる人は沢山いる、でもまずはこの村の代表に挨拶に行こうか」


そうして賢也に連れて来られた場所には小さな家があった

「さっここが代表の家だよ、ちょっと待っててね」

「だいひょーう、今回の勇者召喚で連れて来られた方々をお連れしましたよー」

そうして家の中から出てきたのは見た目は人に似ているが黒い肌に黒い翼に銀色に輝く綺麗な髪、そしてまるで血に染まったような赤い瞳を持つ男だった。

思わず警戒してしまうがそのことを察したのか男は

「そんなに警戒しないでくれ、私は元日本人、転生者だよ。この世界での転移者の扱いは目に余るからね。前世の記憶を活かして200年前にこの街を作ったんだ」

「200年…そんなに長い間私達転移者助けてくださっていたんですか…」

「あぁ、だがこの地は魔族にも人間にも見つからないように未開の地にある。だから今までは今回のように全員助けることができなくてね、貴理子ちゃんのおかげで今回は助けられたんだその前までは…本当に申し訳なかったと思っている…」

「代表…その話はいいですよ、お互い辛くなるだけです…それよりもこの子達にはまずはこの世界のことを教えてあげないと…」

「そうだね…この集落には図書館もある。賢也君お願いできるかい?」

「えぇ、元々そのつもりでしたし…君たちもこの集落で暮らすことになるけど大丈夫かい?」

「はい、これからお世話になります!よろしくお願いします。」

「それじゃあ皆よろしくね。ところで君はクラスのまとめ役みたいだけど名前はなんていうのかな」

「霧島雅です」

「雅ちゃんか、明日の夜は新しい仲間を祝って集落全員集まって宴を開くからその時皆の前で自己紹介をお願いできるかい?」

「はいっ!ありがとうございます!」

「じゃあ今日は疲れてるだろうしゆっくり休みな、お風呂もあるからね」

「「「やったー!!お風呂だお風呂!この世界に来て初めてゆっくりできるよー」」」


その後村を源に案内してもらう。

「あそこが大浴場ね、君たちの部屋に着替えもあるからお風呂に入ったらそれに着替えるといいよ。洗濯機もおいてあるからいま着ている服は洗濯するといい」

「いや、でも制服のままですし…」

「そっか…それならクリーニングしてくれる場所があるからそこは明日紹介するよ。取り敢えずワイシャツや下着類は洗うといい、アイロンも各部屋にあるからワイシャツはそれを使ってね。乾燥機も付いてるから部屋干しでも大丈夫だよ」

「こっちは公民館クラス皆で集まって話し合いしたい時はいつでもここを使ってね」


「それにしても凄いですね、代表の方。1からこんな集落を作って私達を守ってくれているなんて」

「そうだね、僕達にとっても大恩人だし憧れでもあるんだ。だから僕達は彼に恩返しがしたいと思っているし、彼のような人間になりたいと思ってるんだ」

「そうですね…私達にとっても恩人です。でも源さんも長谷さんも不知火さんも私達にとって恩人です。だからこれからあなた方の役に少しでも役に立ちたい、それはここにいる皆同じ気持ちです。」

 全員が頷き感謝を述べた

「「「「助けていただき本当にありがとうございました!」」」」

「ははっ、そう言って貰えると嬉しいよ。取り敢えず今日は疲れているだろうし部屋を用意するからそこで休んで、明日この世界について色々教えて上げるから今日はゆっくり過ごすといいよ」

「ありがうございます!!」


そうして部屋へ通されると

「こっちが男部屋でこっちが女部屋ねベッドに着替えがおいてあるから。サイズがわからなかったからあんまり合わないかもしれないけど明日サイズにあった服をもらいに行こう」

「それじゃあ僕は自分の部屋に戻るけど分からないことがあれば誰でもいいからなんでも聞くといいよ。皆いい人ばかりだから」

「「「「ありがとうございました!」」」」




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