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これは戦争だ  作者: みずいろのくま
2/2

ゲームスタートやで~~~

~世の中歴1000年~


カチャカチャッ


みずいろのくま「あーー、このゲームももう制圧しちゃったやん」


そう呟くのは、パソコンに向かってゲームをしている、水色をした少し小柄な小熊であった。首には茶色いリボンをつけている。


モノクロ「どした?お前もうそのゲーム制圧したのか」


みずいろのくまの後ろから声をかけてきたのは、肌色をしたみずいろのくまよりもひとまわり大きい熊であった。首に年中黒いマフラーをつけている。


みずいろのくま「あんなゲーム余裕やったで!くまの実力でちゃったやん」

モノクロ「そうか、ならいま話題の『これは戦争だ』っていうゲーム一緒に始めないか?まだこのゲームを征服したものはいないらしいぞ」

みずいろのくま「そんなのくまにかかれば余裕やで」


みずいろのくまは振り返りモノクロの目を見てそう言った。


モノクロ「じゃあ一緒に始めようぜ」

みずいろのくま「ええで、すぐ征服したるやん、そして全ての国に白旗揚げさせたるやん」


くまは、すぐさまパソコンを操作し始めた。そして通話ソフトを開きくろいにゃーにゃーに電話をかけた。


みずいろのくま「『これは戦争だ』っていうゲーム始めるんやけど、くろいにゃーにゃーバックアップ頼むやん」

くろいにゃーにゃー「了解した」


くろいにゃーにゃー、見た目は黒い猫であり、体格はそれなりに大きい大人のねこである。この猫はくま専属の天才ハッカーで、あらゆるネット攻撃を可能とし、手馴れたハッカーが100人集まっても倒すことはできないほどの実力をもっている。普段はサイバー攻撃から身を隠すためにくまとは違うパラレルワールドに住んでおり、そこからくまの世界に干渉している。


~数分後~


♪くまくま~くまくま~


みずいろのくま「くろいにゃーにゃーから着信やん」

ポチッ

くろいにゃーにゃー「これは戦争だについての情報が集まった」

みずいろのくま「さすがはえーやん!聞かせてくれやん」

くろいにゃーにゃー「このゲームは3年前にリリースされてユーザー数は300億にのぼる、その名の通り戦争をするゲームだ。国と国とが戦争をし、戦勝国は資源、領土、兵力を手に入れることができる。そして敗戦国は戦勝国側につくか、新しくゲームを始め直すことになる」

みずいろのくま「負けたら1からやり直しってことやな」

くろいにゃーにゃー「そういうことだな」

みずいろのくま「ゲームの始め方はどうすればいいやん?」

くろいにゃーにゃー「ゲームの始め方は2通りだ。自分で国を立ち上げるか、どこかに入るかだ。くまなら選択肢は一つだと思うが」

みずいろのくま「自分で立ち上げるに決まってるやん!」

くろいにゃーにゃー「まぁそうだよな。国を立ち上げるには条件として自分を含め最低10人以上集まってからで、集まるまでは募集し続けることになる。そして国名を決める必要がある」


みずいろのくま「なら、国名は「くま王国」にするやん!!!」



こうしてみずいろのくまの戦争が始まる。これから起こる絶望を知らずに。



側近「ベビィー陛下、KUMA株式会社社長のみずいろのくまがこのゲームを始めるようです」

ベビィー「ほほぅ、ついにみずいろのくまもこのゲームに参戦か、これがゲームではなく戦争であることを教えてならないとな」




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