エゴイスト、もしくは鏡
世界とは?
敵だ。
世界とは?
壁だ。
世界とは?
鏡だ。
世界とは?
夢だ。
世界とは?
私だ。
世界とは?
絶望だ。
世界とは?
孤独だ。
世界とは?
虚像だ。
世界とは?
芸術だ。
世界とは?
羨望だ。
世界とは?
終わりのない問いだ。
世界とは?
わかりあえないものだ。
世界とは? 世界とは? 世界とは?
世界とは? 世界とは? 世界とは?
世界とは? 世界とは? 世界とは?
世界とは。
世界だ。
□
私は、そう。ひとりだった。ずっとずっとひとりだった。
でもそれは、別に寂しくなかった。ないって胸を張っていた。
人は誰しもひとりだから。だからこれこそが普通だと、納得していた。
なのに。なのに君がきた。私の前にきた。バカみたいな顔でへらへら笑って、バカみたいな顔で喚き、バカみたいな顔で泣いて、バカみたいな顔でバカみたいに諭して。
バカみたいな顔して、その実本当にただのバカで。
君は私を否定した。
君は私を擁護した。
君は私をバカにした。
君は私を褒め讃えた。
そうして、私に〇〇を押し付けた。
それは、エゴだ。君のエゴだ。私に押し付けようとする、利己的なエゴだ。
だから私は、拒絶した。押し付けられるエゴを、私の勝手なエゴで拒絶した。
意見は平行線。交わることはない。これが世界だ。わかりあうことなんてできやしない。
読んでいただき、ありがとうございました。




