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券売機

作者: 金城sora

駅までの道を走る。


脇腹が痛い。


家から駅まで歩いて15分、走れば6~7分で着く。


途中の格安自販機で切符を買えば

少し安くつく。


間に合うか?


さらにペースを上げて走る。


走りながら500玉を小銭入れから出しておく。


時計を見る。


かなりギリギリだ‼


改札から少し遠くなるがそれでも格安自販機に走る。


握り締めていた500円玉を入れる。


からんっ


お釣りのところから出てきた


くそっ!こんなときにかぎって!


もう一度入れたらまた出てきた‼


電車の音がする!


500円玉を自販機の壁に擦ってからもう一度入れる。


よしっ!入った‼


220円の切符を買い改札に走り

切符を通して改札を通ると電車のドアが無情に閉まる。


走った疲れがどっと足にくる。


ショボい絶望感が押し寄せる


完全に待ち合わせに間に合わない。


駅のベンチに座り、友達に謝罪のラインをしたためる。


ようやく来た電車に乗って、ようやくできた謝罪のラインを送った。


車窓からぼんやりと外を眺めながらケチって格安自販機なんか行くんじゃなかったと少し後悔した。


そこで思い出した。


「あ…釣り銭忘れた……」


ガタンッタタンッ

ガタンッタタンッ


電車の音が虚しく心に響いた(泣)




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― 新着の感想 ―
[一言] >「あ…釣り銭忘れた……」 めっちゃわかります (;'∀') ケチった後が怖いですよね。
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