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少女は災厄と共にやって来る

作者:天候妙児
秋津国とヴィシー国の戦争は、ホルシュタイン国にも難民の流入、経済の低迷という形で陰を落としていた。
秋津国出身の少年セオドアは、時計工房に弟子入りし、糊口をしのぐ生活を送っていた。
ある日、セオドアは他の誰にも見えない、声の届かない、姿を無くした少女リネットと出会う。彼女の境遇は、"姿を無くした王女様"という御伽噺と重なるものがあった。セオドアは、その出会いをきっかけとして、難民問題を解決することを決意し、リネットと共に、リネットの姿を取り戻す旅に出ることを決意する。
セオドアとリネットは、旅の途中、赤い目をした記憶喪失の少女、リズリットと出会う。
彼女は、災厄の訪れた地に現れる『影の一族』だった。
彼女を助けたことにより、『影の一族』を狩る『光の一族』と対峙することになる。
"『影の一族』と『光の一族』"という御伽噺と重なる彼らの境遇に、セオドアは困惑する。
『光の一族』の中の異端、ハンスは組織の指示に従わず、『影の一族』を殺害し、その死体から生じる結晶と武具を集めている。旅を続ける中、セオドア一行はハンスと繰り返し対峙する。
セオドアたちは旅の途中で、"姿を奪われた王女様"の語られざる一節を知り、二つの御伽噺の根が同じであることを知る。そして、それはリネットの身の上に起こった出来事と、リズリット達『影の一族』がつながっていることを示すものだった。
ハンスとの数度の遭遇で、ハンスの真の目的を知るセオドアたち。
『光の一族』の真の目的は結晶の収集により、世の中を転覆させることにあるが、ハンス以外の『光の一族』に属する実行部隊はこのことを知らない。
物語の全貌を知り、事の大きさに戦慄するセオドア一行。リネットと、セオドアもまた王女とのつながりを持つものだった。
リネットの姿を取り戻すには、リズリットを殺して武具を手に入れればいい、ということを知ってしまうセオドア。だが無論、リズリットを殺すことが出来ない。世の転覆を防ぐためには、リネットを殺せばよい。しかし無論、リネットを殺すことも出来ないセオドア。
リネットの姿を取り戻し、リズリットの運命を断ち切る第三の道は見つかるのか。

この作品は、某ライトノベル新人賞へ投稿したものです。
第一話
2018/06/24 01:42
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