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竜を纏いし勇者の伝説  作者: 椎名綴
序章 異世界に呼ばれた先で
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序章 ステータスと異世界へ

慎司は、自分のステータスを見てから、アルサエルに尋ねた。

「なあ、俺のステータスって、そんなにおかしいのか?」

『おかしいも何も、普通、人間が持っているステータスじゃないし、ステータスポイントだってそうよ、普通の勇者は、少なくて200、多くて2000位なのに、あなたの2000000て何よ、おかしいんじゃないの⁉︎』

「少し落ち着け、キャラが壊れてるぞ。あと、このスキルってのは何だ?」

『ごめんなさい〜。少し取り乱してしまいました〜。それで、スキルですよね〜。スキルとは、自分が、今までやってきたことを完璧にマスターした時に手に入るもので、普通の人は、多くても、2つくらいしか持ってないんですよ〜。あと、勇者は、ステータスポイントでスキルを獲得することもできるんですよ〜。それでは、早速ポイントを振って見てください〜。スキルを増やしたい場合は、ステータスのスキルの欄をタッチすれば、ユニークスキル以外のスキルの一覧が載っていますので、それで決めてください〜。あと、私は、疲れたので暫く寝ます。なので、終わったら起こしてください〜。


襲ったらダメですよ〜♡』

「解った。」

慎司は、そう答えを返し、アルサエルの最後の言葉を無視し、自分の作業に取り掛かった。



そして2時間後


「おい、アル、終わったぞ。」

『ううっ、本当に襲ってくれなかったんですね〜。それじゃ、ステータスを見せてください〜。』

慎司はそう頼まれるとステータスを出して、アルサエルに見せた。それを見たアルサエルは、暫く固まり、

『もう、私たち神々とほとんどステータスが同じってどういうことよ〜。』


名前…草陰慎司(17)

レベル…1

ステータスポイント…1000000

種族…人間 男

職業…勇者

称号…草陰流免許皆伝せしもの、竜王の契約者、神童、人を超えし者、異世界人、神と並びし者、歴代最強の勇者


HP…48000000000000/48000000000000

MP…20000000000000/20000000000000

STR…19728600000

DEF…19290640000

VIT…16471200000

INT…13486334000

DEX…11370635000

AGI…159873146320

LUCK…B


スキル…草陰流、自然治癒、異常体制、家事スキル、装竜武装

全ステータス値2倍、全属性魔法、即死無効、限界突破、

レベルアップ必要経験値10/1、隠蔽、ステータス解析



「ステータスは、スキルを取ったら、勝手に上がったぞ。後は、使いそうなスキルはほとんど取ったが、ポイントは半分くらいしか使わなかったな。」

アルサエルは、この慎司の発言に、ため息をつきながら、返した。

『あのですね〜、今まで、何人もの人間を見てきたけれども、これ程までにずば抜けたステータスの持ち主は、今まで1人もいなかったんですよ〜。これが、一体、どういうことだかわかってますか〜?』

その言葉に対して、慎司はあっけからんとした顔で、

「いや、そもそも、この世界の人間のステータスを知らないし。」

『ハッ、そうでした。あなたのステータスがあまりにも、高すぎるんで、見せるのを忘れてました〜。それでは、ステータスオープン」



名前…冒険者A(17)

レベル…25

種族…人間 男

職業…冒険者

称号…特に無し


HP…2000/2000

MP…500/500

STR…76

DEF…63

VIT…125

INT…67

DEX…79

AGI…97

LUCK…A


スキル…剥ぎ取り、トレジャーハント、料理スキル


「なんか、こうやって、見てみると、俺のステータスがどれだけ異常なのかがよくわかるな。」

『ですよね〜。異常過ぎますよね〜。まあ、仮にも、神に闘いを挑まなければならないんですから、このぐらいは、当然必要になってくるんでいいんですけど〜。

あと、スッゴく今更なんですけど、あなたの名前って、草陰慎司さんて言うんですね〜。』

慎司は、アルサエルがそう言うのを聞いて、コケそうになった。

「本当に今更だな。そうだよ、草陰慎司っていうんだ。呼び方は、好きにしてくれ。」

『解りました〜。ではでは、慎司さんと呼ばせていただきます〜。これからもよろしくお願いします〜。』

そう聞くと、慎司は、最後の言葉を聞き返していた。

「『これからも』とは、どういう意味だ?」

『あ、そうでしたね、言ってませんでしたね〜。』

アルサエルは、モジモジと顔を赤らめながら、告白した。

『慎司さん、一目見たときから、貴方しかいないと思ってました。私と結婚してください‼︎』

慎司の質問の答えは、告白を通り越したプロポーズであり、慎司自身、全く予想もしていなかった答えだったが、

「ああ、いいぜ。」

『エッ、いいんですけか?本当にいいですか。

ヤッター、嬉しいのです〜。本当に嬉しいのです〜。』

慎司の答えを聞いたアルサエルは今にも泣き出してしまいそうな勢いで、喜んでいた。



20分後


ようやく、落ち着きを取り戻したアルサエルは慎司に

『それでは、そろそろ、オークグランデに行きましょうか。』

「行くって言っても、アルは行って大丈夫なのか?」

『何を言ってるんですか慎司さん、夫婦は、何時も一緒に決まってるじゃないですか〜。それに、私言いましたよ〜。「私1人だけでは、手を出しては、いけない」って、つまり、私1人だけじゃなきゃいいんですよ〜。』

「そう言うことか。よし、そうなれば、早速行くか、異世界ってやつに‼︎」


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