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変なスライムの物語  作者: フラフラ
変なスライム、学園に通う。
93/232

聖女アリア

寮に戻ると王子がヤスに土下座してた。ゴンとイカロスがめっちゃビビってる。

「頼む!古龍の心臓を俺に売ってくれ!」

「い、いやアレは父上の物ですので私に言われても…。とにかく頭をお上げ下さい!」

今父上って言った?前のヤスはオヤジって言ってたよな?お仕事モードかな?まあいいか。

「てか頼まなくてもヤスん家貴族でお前王子なんだから巻き上げれば良くね?こんな感じでさ。心臓よこせってパパに言え!スッゾコラー!んでヤスがアイエエエ…!ハイヨロコンデー!!で終わりじゃね?」

「オイ…殿下に対してその言い方は何だ?」

「なんだよ。」

「アァ…?」「サ、サーセンした!」

やだめっちゃ怖い…。あ、俺不敬罪が適用されなくなったんだっけ?コレ言えば怒られないかな?

「なんか俺この国で何言っても良くなったぞ?」

「ハァ…?」怖い…なんか汁とか漏れそう…。

「俺が宣言した…。学園長とビオラ所長が証人だ…。」「ロー、ビオラ所長が?所長がですか?一体いつ?」なんでヤス驚いてんの?あ、転移知らないのかコイツ。

「俺がさっき連れてきた。もう帰ったぞ。今多分ノースフォートのなんか高い所に居るぞ。ウ〇コの先っちょみたいな所に置いてきた。」

「連れて来た?あぁ転移か。お前転移使えたのか。多分ウチの屋敷にある塔の屋根の先だな。お前あんな所に置いてきたのか…?」お前転移知ってんの?てかやっぱお前もあの屋根の形ウ〇コだって思ってたんだな。

「お願いだ!頼む!」王子情けなくね?てかなんでそんなにアリア助けたいの?聞いてみよ。

「なんでアイツ助けたいの?なんで?アイツのマ〇コめっちゃ気持ちいいとか?」「「ブフッ!」」ゴンとイカロス何笑ってんの?お前ら中学生か?

「オイ…!」「殺さないで。」ヤスめっちゃ怖い。なんつー顔してんだよ。顔で人殺せるぞお前。

「マッ…お前ッ!俺達はまだそんな…コホン。お前達、少し外してくれないか?」まだ?やっぱ狙ってんのな。

王子がゴンとイカロスに出てけって言ってるよ。部屋まで来て追い出すとか酷くね?王族ってやっぱ横暴なんだな。

「は、はい。」「わかりました。」

王子がゴンとイカロスを追い出した。かわいそう。なんで抵抗しないの?王族ってすげー。あ、ゴンにフンドシ履けって命令して?絶対似合うから。ますますホモ臭くなるけどな。でもあいつノーマルなんだよな。なんか女の狼獣人と付き合ってるみたいだし。クソ農民のオキニのウルフィーネちゃん思い出すわ。てか犬と猫って仲良いの?どうでもいいか。

ゴン達が出て行くと王子が説明しだした。

絶対に口外するなだって。もしカルト国なんかに知られると犠牲フル無視で攻めてくるかもしれないからだって。なんで?

口外しないって約束した後、王子はヤスにアリアの状態を説明してた。ヤスはモヤは見えてなかったけど変な気配は感じてたみたいで納得してた。

奇行に走ってる最中のアリアからなんか気持ち悪い気配がしてたらしい。あいつ奇行に走ってたの?そういや俺は死んだ顔でウロついてるのしか見た事無かったな。

あいつ学園のあちこちでおかしな事してたんだって。他の生徒も目撃してて結構噂になってたらしい。そんなの俺知らないんだけ…あっ。俺いつも単独行動じゃん…。超ボッチじゃん…。別にいいか。

屋根の上とかをフラフラ歩いてたり、笑いながら自分の頭殴ったり、唸りながら自分の爪を剥がしだしたり、意味不明な言葉で話しかけてきたり、壁に向かって喋ってたり、落ちてるゴミとかペットの小鳥とかをいきなりムシャムシャ食ったりと色々ヤバかったみたい。ヤバぁ…。

てかペット飼っていいの?あ、良いんだ…。

その所為で寮の同居人とか同じクラスの奴どころか先生達にまで距離を取られてたみたい。でも面白がって虐める奴も結構居たんだと。かわいそう。

てか奇行に走ってる時に声とか掛けなかったの?え?一回声かけたら首に噛み付かれてそれから遭遇する度に噛み付かれるようになったから避けてた?怖ぁ…。

なんかアリアは特殊な能力を持ってるんだって。エグい浄化魔法みたいな感じらしい。

なんか神のお告げ的なのが王が寝てる時に下りてきたんだって。ジジイ教えたの?(如何にも、儂が直接伝え…ジジイとは何じゃ!)なんだよ。

そういやアリアを鑑定したら種族が人間族の特殊個体だったな。でもステータスはゴミだったぞ?魔力系は300台で他はオール100台だったぞ?まぁクソ農民よりかは強いか。え?魔力300って結構強い方なの?はぇ~。

なんかそういう特殊な能力を持った人間って1000年に1度位のペースで湧くらしい。

アリアは今はまだ雑魚カスだけどなんかその特殊能力が使える様になった途端に世界屈指の強さになるんだって。ヤバい位全ステータスが上がるらしい。チートスキルかな?

マサゾウ位の強さならそのエグい浄化魔法みたいな奴で確実に殺せるらしい。怖っ。そんだけエグいなら魔王も殺せる?死ぬかなアイツ…?多分死なないか…。

この異常な奴は何故か攻撃性の少ない純血の人間族の女にしか産まれてこないらしく、遥か昔に滅んだ国の資料にその異常な女の事を聖女って呼んでた文献があったんだと。だから聖女って呼ぶのか。てかやっぱアイツ聖女だったわ。ラブコメあるあるだな。

あ、人間族の聖女だからカルト国が攻めてくるのか。宗教国家だしブランドイメージ的なアレだな。なっとく。

聖女が居る=その国最強みたいな事も言ってる。でもその資料の国滅んでね?あ、狂った転生者が滅ぼしたの?はぇ~。てかその聖女は?普通に寿命で死んだ?文献によると享年90歳?まぁそこそこ生きたな。

てかカルト国の奴が呪いかけたんじゃねって一瞬思ったけど違うっぽいな。じゃあ誰?

「犯人とか目星付いてないの?やっぱモブ貴族令嬢?にしてはエグくね?」「モブ…何だって?」「殿下、コイツのおかしな言い回しは気にしないで下さい。」「なんだよ。」モブは通じないか。

「まぁ、殿下と彼等がただの平民である彼女とよく話していたのは噂になっていたからな…。逆恨みで貴族が呪いをかけたというのも理解は出来る。理解は出来るがあんな呪いをかけられる様な術者をどうやって見付けた?話を聞く限り、術者の能力は宮廷魔導師に匹敵するぞ?」

それもそうか。でもラブコメとかだとクソヤベー呪術師とかフツーに出てくるぞ?

「逆恨みであんな呪いを…?」王子ワナワナしてる。なにそれ?

「呪い…そうか。殿下、エリクサーを作る気ですね?」お前なんか察し良すぎて怖い。てかエリクサー知ってんの?

「そうだ、製法はグミが持っていた本に書いていた。素材は古龍の心臓以外はビオラ所長が持っている。」

「ヤスお前よくエリクサーの素材って知ってたな。」

「エリクサーに古龍の心臓を使うというのは有名な話だぞ?それ以外の素材や製法は何故か誰も知らないがな。俺も知らん。正直、製法が記された本が実在する事と素材が全て揃っている事に驚いている。」

「その割には表情変わらなくね?」

「俺は昔からこうだ。」

「そうなの?」怖っ。

「あと一つ、あと古龍の心臓だけなんだ…。頼む!」また王子が土下座してるよ。

「わかりました。今度の休みにでも父上に…そうだグミ、今度の休みに俺達をノースフォートに転移で送ってくれないか?」俺はタクシーか?あ、俺も付いていこう。

「いいけど?てか俺もお前ん家行っていい?今の領主の髪型見てみたい。」

「構わないが…何故髪型…?」なんだよ。

「てか呪いかけたやつとか探す魔法無いの?」

「呪いはかけた人物が判明しない様に作るのが基本だ。習わなかった…アレは1年の最後の方に習うか…。」まあ呪いってエグい嫌がらせみたいなもんだしそりゃそうか。てか王子何年生?

「なんかそういうの見付けられる魔法とか作れば良くね?」

「出来るなら既にやっている…。」なんだよ。

「新たな魔法を作るのがどれだけ難しいのか理解しているのか?既存の魔法の改良ですら困難なんだぞ?」ヤス怖い。

「知らないけど俺ちょくちょく魔法作ったり改造したりしてるぞ?あのシールドとかアイテムボックスの改造とか必殺技とか。」

「シールド…あぁ、アレか。」そういやヤスって同じクラスなんだっけ?

「必殺技?一体どんな魔法だ?」王子興味津々。

「相手の体内ってか好きな場所で魔法発動させるやつ。よく盗賊を爆破してたぞ。」

「お前…それは普通は不可能だぞ?術者から離れると制御などほぼ不可能だ。」そうなの?

「なんで?俺普通に使ってるぞ?アイサツとかで。無理ならあの相手の足元に出す土のトゲとか追いかけて来る魔法とかはなんなの?魔法?魔法だったわ…。」

「あの魔法は転生者が遺した魔法だ。呪文と陣を書き遺していたから皆使えるだけだな。追尾は魔法に組み込まれているだけだ。」そうなの?

「あの魔法が広まって土魔法使いの不遇の時代が終わったとまで言われている。習わなかったのか?」

「習ったっけ?」  

「殿下、コイツの記憶力は…。」

「あぁ…仕方ないか…。」「はい…。」

「やめて?」

なんか頭可哀想なやつ認定された。

まあいいか。よくわからんがとりあえず作ろう。呪い見つける魔法…見つけるなら探知系かな?とりあえずアリアの所行こ。アイツで実験しよう。

「ちょっと実験して来ていい?」

「何処に行くつもりだ?」「実験とは?」

「呪った奴探す魔法的なの作るからアリアの所行く。」

「俺も行こう。専攻では無いが呪いに関しては立場上詳しいからな。」

王子なんで呪いに詳しいの?怖ぁ…。あれ?コレ王子が呪いかけたんじゃね?エリクサー代体で払えとかそんな感じ…にしてはエグ過ぎる呪いだよな。そんな訳無いか。

「王子が呪いに詳しいとかヤバくね?」

「俺も呪いには詳しい方だな。」

まぁお前は趣味とかで詳しそうだもんな。

「お前はなんか趣味的なアレでそんな感じするけどさ…なんで王子も詳しいの?」

「お前それどういう意味だ?王族や貴族が呪いや毒に詳しいのは当たり前だろ?暗殺なんて絶対にされてはいけない存在だからな。」「たしかに。」

よく考えたらそりゃそうか。メシの毒味とか仕事で有るもんな。冷めきってる上に人の齧った物食わされるとか王族かわいそう。アッツアツのスープとか飲んだ事無さそう。爆熱のグラタンとか食った事無いんだろな。かわいそう。

その後俺達はアリアの所に行った。ヤスも一緒に行くんだって。なんで?もしかしてお前が呪いかけたの?いやまず俺に呪いかけるか…。ヤスは遊び半分で呪いとかかけそうだもんな。怖っ。

先生達に追い返されそうになったけど王子が説明したから医務室に入れてくれた。

王子が呪いの基本を教えてくれたからなんとなくイメージは掴めた。

やっぱり感知魔法のイメージだったな。普通に作れた。やったね。

呪いと呪いをかけたやつの魔力を感知…あれ?これ学園長じゃね?でも他の魔力も感じるな。何匹で呪いかけてんの?コレはキャベツだから別として、学園長とキャベツの他に呪いをかけたのがあと3匹居る。キャベツは呪いかけてなかったわ…。とにかくあと3匹居る。王子にチクろうかな?

あ、でもバレたらめっちゃ暴れたり残りが逃げたりしそうだな。誤魔化しておこう。

てかコイツ吊るされてるのとか見たいし、ここは黙っておくか。こんなんまず間違いなく死刑だからな。処刑の時にポップコーン食いながらこのジジイ煽り散らかしてやろう。たのしみ。

とりあえず学園全体に感知魔法をかけよう。誤魔化しにもなるし丁度いいな。

俺天才。俺最強。いよっ大根役者!これは悪口か…。

「俺天才だからこんなん余裕…いや無理じゃね?無理だわ。これは感知だしな。感知だよな?てか呪いって何?王子知ってる?」お、学園長がこっそりとホッとしてる。確定だな。あれ?ヤスが何か勘付いてね?流石だな。怖っ。

あ、見付けた。同じ部屋で女が3匹共寝てる。やっぱ貴族令嬢だったな。いや貴族令嬢か?多分貴族令嬢だろ。雰囲気がモブ貴族令嬢だもん。いじめモブ貴族令嬢トリオ。ラブコメあるあるだな。誰コイツら?後で王子に聞こ。コイツらも死刑だな。

「さっき説明し…お前はすぐ忘れるんだったな…。そうか…お前でも無理か…。そうか…。」「仕方ありませんよ王子。まず新たな魔法を作る事自体がほぼ不可能なのですから。」

王子ガッカリしてるよ。嘘なんだけどな。

その後俺達は寮に戻った。王子も寮に入ってるみたい。王子の同居人は一緒にアリアに纏わりついてた連中みたい。あのクール系は宰相の息子で熱血系は将軍の息子で小悪魔系は宮廷魔導師のトップの息子らしい。小悪魔系って何だよ。

あの小悪魔系って男なのになんかメスの雰囲気がするんだよな。女装したら小悪魔系男の娘だ。小悪魔系って何だよ。

てかあの小悪魔系ってテンプレなら王子の弟ポジじゃね?どうでもいいか。小…もういいか。

部屋に戻るとゴンとイカロスはもう寝てた。いつ戻っ…そういや王子が談話室に寄って声かけてたわ…。

学園長と貴族令嬢3匹が犯人だって今ヤスに教えてもいいけどコイツら居るしノースフォートに行ってから教えてやろう。王子にも教えないといけないしな。

てかコイツら巻き込んだら多分死ぬからな。巻き込まない様にしよう。友達だからな。多分。

そして週末になった。アリアはあの前衛的なポーズのまま学園のどっかに厳重に保管されてるらしい。医務室にあんな血まみれ包帯まみれで変なポーズのオブジェとかあったらドン引きだもんな。てか学園長が犯人なのに学園に置いといていいの?どっかに持って行かれるんじゃね?え?宮廷魔導師が見張りしてんの?ならオッケーか。

俺は王子とヤスを連れてノースフォートに転移した。

あ、部活は休んだぞ。

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