閑話 スナック【アメジスト】
部長とロボとスナックに向かっていると飲み屋街みたいな所に着いた。まぁスナックだし飲み屋街に有るか。ノースフォートより店が多いな。
酔っ払った冒険者がそこら中で殴り合ってる。「ぶわっ!?効かないねっ!にょへへへへ!」あ、マサゾウだ。冒険者にボコボコ殴られながら殴ってる奴の胸ぐら掴んで笑ってる。なんでお前の近くの木に冒険者がいっぱい引っ掛かってんの?「いくぞぉ!」あ、投げた。お前が全部吊るしてんのかよ。それ後で食うの?お前百舌か何かか?そんな訳ないか。
「フンッ鬱陶しいぜ!おっ!?グミじゃないか!にょへへへへ!」うわ気付かれた。キモっ。他人のフリしよ。
マサゾウを無視して部長達ついていくと細い路地に入った。酔っ払っいが寝転んで道を塞いでいる。〇ケモンのふえで起きるかな?
ロボが寝ている冒険者を持ち上げて屋根に放り投げた。「障害物を排除しました。」お前そんな事する奴だったのか…。障害物ってお前…。なんかショック…。
路地を進んだら目的の店に来たみたい。アメジストって書いてる。
中に入ると前世でよく行ってたスナックに似た感じあっカラオケだ!機種は!?大〇栄〇入ってる!?
「ママ、3人いけるか?」「今晩は。」「あら、いらっしゃいスタンリー。ドロシーもいらっしゃい。大丈夫よ、そのスライムさんはお友達かしら?」化粧したずんぐりむっくりの髭面のごっついちっさいオッサンがカウンターに居た。怖っ。
隣に立ってるのは背丈以外は普通の女…いやなんか毛量が異常に多いわ。お前絶対下も剛毛だろ。ここオカマバー?オッサンの声ひっく。ぶっっっっとい声してる。太すぎてむしろダンディだわ。
「あぁ、コイツは新しく冒険者部に入ったグミだ。」「よろしくね。」「あらそうなの、私はアメジストよ。この娘はトパーズ、よろしくね。」紫水晶?ば〇だん岩の間違いじゃね?
「オッサンがママ?ここオカマバー?隣もち〇ち〇生えてる?」部長に引っ叩かれた。なんで?
「あら、知らないのね。ドワーフを見るのは初めてかしら?私達、女よ?」隣はまぁわかるけどお前も女なの!?野太い声の化粧した髭面が!?ドワーフ怖ぁ…。
聞いたら髭の無いドワーフは最近の若い女ドワーフだけなんだって。このオッサンの隣のが最近の女ドワーフらしい。髭があると他種族にモテないからって今の女ドワーフは髭を剃ってるらしい。剛毛が「ママは昔のドワーフだからね。」だって。コイツの声は普通の女だな。昔のドワーフって何?オッサンって何歳なの?まあいいか。
席に着くとオッサンが俺達の前にグラスに氷を入れてから置いて棚からボトルを出してきて酒を注いだ。同時に横の女がつまみを出した。ロボ飲めないのになんでコイツの前にも出すの?あ、飲み食い出来なくても何も出さないのはスゴイシツレイ?サーセン。
その後お喋りしながら酒を飲んだ。
部長が説教したりするとオッサンがやんわりと止めに入ったりしてたな。ロボは剛毛に夏休みに海に行こうとか言ってる。お前泳げんの?水に沈まない?てか俺も連れてって?
意外とオッサン共が気さくだったな。結構居心地良いし、今度リリー連れて来よう。
結構飲んでスタンリーが完全に出来上がった。ドロシーに背中をさすられながら「よし!一曲歌って帰るか!」だって。そういやカラオケ目当てだったな。
マイクと〇ンモク出してって言ったらマイクはわかるけどデ〇モクって何?だって。デン〇ク無いの?もしかしてレーザーディスクのタイプのカラオケ?レーザーディスクも知らない?なんだよ。もしかして歌本も無い?歌本は有るんだ…。歌本すら無いとアカペラか流しに音楽弾かせるかしか無いもんな。ママがカウンターの下に潜って出てきた。
うわ…電話帳の倍位ある歌本が10冊も出て来たぞ…。とりあえず片っ端から読むか。
本をめくってるとスタンリーが絡んできた。
「えっ?お前歌えるのか?」「この世界の歌知らない。前世のなら歌える。」「前世?お前転生者なのか?」「そうだけど?」「初耳だぞ!?」別に俺が転生者とかどうでも良くね?歌選ばせろよ。
俺達の会話を聞いてドロシーが「私はそんな気がしていました。創造主様に似た気配でしたからね。」だって。やっぱ転移者が作ってたよ。てかお前居たの?気配って何?あ、アレも聞いておこう。
「お前〇ロッセルって名前にされなかった?」「ッ!?何故それを!?」うん、確定。コイツを作った転移者はロボ娘フェチ。ド〇ッセルは流石にマズそうだからってドロシーにしたみたい。でもドロシーってアンドロイドも何かで居たよな…。あれ?てかコイツの見た目ってドロッ〇ルのボディにあのドロシーの見た目を混ぜた奴じゃね?極まってんなぁ…。
ついでに股にピンクの竹輪みたいなのとか装着出来ない?って聞いたらぶん殴られた。ひどくない?
あ、でも顔真っ赤にして殴るって事は知ってるって事だよな?
え?生物と子供を作る機能はある?マジで!?極まってんなぁ…。
俺達の会話を聞いてママが「前世の国は何処かしら?」だって。日本って答えると読んでない本を指差して「この本の中の歌は全部日本の歌よ。初代国王様のお気に入りだったわ。」だって。お前歳いくつ?
開いてみるとすっげぇ古い歌だらけだった。なんで1920年代から?初代国王何歳だったの?初代国王のお気に入りゾーンは1930〜1980?初代国王って戦後生まれか?
捲っていくと年代が新しくなっていく。最後の年代は2049年だった。2049 年!?
あ、昭和歌謡と演歌が初代国王のお気に入りらしい。俺もまあ好きかな。何歌おう。
曲を選んでいるとドロシーが番号をママに伝えた。俺選んでんだけど?おいスタンリーも先に言うな!早く選ばなきゃ。
選んでいるとドロシーが伝えた番号の歌が始まった。〇-MODELだ…ロボがP-〇ODEL歌ってるよ…しかもめっちゃ上手い…。てか曲…お前はサイボーグじゃなくアンドロイドだろ?いやゴーレムか。
この曲短いし早く俺の歌うの探さないと…。なんかこういうのって焦るんだよな…。歌を途切れさせちゃいけないみたいな雰囲気…ない?こういうのってない?
探しているととうとうドロシーが歌い終わった。早く探さない…あれ?採点してる。なんで採点あるの?98点…普通にすげぇ…。無意識に拍手した。俺に手は無い。
この曲はドロシーの十八番らしい。だろうな。俺の歌うやつ…最後だし締めには丁度だろう。コレにしよう。ママに番号を伝えたら丁度スタンリーの歌う奴が始まった。
なんか歌ってたけど知らない曲だった。この世界の曲らしい。
でも音程が違うのはなんとなくわかる。微妙に音痴でムカついてきた。
歌い終わったらスタンリーがドヤ顔してる。76点…。ママ達とドロシーが拍手してる。俺も一応拍手した。こういうのはマナーだからな。多分。
よし、俺の番だな。スライムに転生してるけど何とかなるだろ。
歌の最中皆が手拍子してくれた。知らない曲だけどなんとなく理解出来たからやってくれたみたい。
歌い終わったから皆で寮に帰った。スタンリーの奢りだったけど結構安かったな。ボトルキープしてるからかな?
何歌ったかって?
お手を拝借。最後には丁度良いだろ?
あ、〇田〇雄のやつな。




