家を借りよう
俺とガキは王都の冒険者ギルドに入った。
あっ、ビキニアーマーおばさんだ。また冒険者ボコってるよ。そういや魔王が帰るのに付いていったんだっけ?てかお前のトチ狂った格好なんなの?趣味?ヤバくね?歳考えろよ。「ペッ。」また唾吐きかけてんじゃん。チンピラか?うわキツ。
「アァ〜、グミちゃんだぁ〜。」なんでお前ここに居んの?また誰かバラバラにしてんじゃん。ここノースフォート?俺転移した?
ガキがガタガタ震えてる。寒いの?燃やそうか?
「ヤバ嬢久しぶり。お前ここで何してんの?」「マサルちゃんの代理よぉ〜。あのオモチャ達がぁ、戦争吹っかけて来たのぉ〜。だからぁ、王様にぃ、伝えに来たのぉ〜。」「マサルって誰?」「辺境伯様ぁ〜。」「はぇ~。」
あの角刈り、マサルって言うのか。
その後俺はヤバ嬢と少し話をした。ギョロメにビームで1ヶ月ちょい追い回されたって言ったら無言で抱きしめられながら撫でられた。めっちゃ優しく撫でてくんじゃん。なんだよ、ドキドキすんだろ。心臓無いけど。
お前もトラウマだったんだなアレ…。50年引きこもったらしいし当たり前か。
ヤバ嬢と別れた後、受付で宿を探してもらうことにした。
ガキと俺とで1年位宿取るって言ったら、家借りたほうが良いって言われた。そういやゲイリーも長期なら家借りた方が良いって言ってたな。
なんかテキトーに探してもらったら、ギルドからそこそこ近くにワンルームで風呂なし、井戸トイレ炊事場共用、月5万円で敷金60万の所があるらしい。ワンルームって一人暮らし用じゃないの?って聞いたら、別にそんな事はないらしい。この辺は前世とは違うみたいだな。
てか円って言った?あと敷金高くね?
どうやら王都だけで使える金があるらしい。見せてもらったら前の世界でお馴染みの紙幣と硬貨だった。でも描いてる人間が違う。
一万円札のおっさんが知らない爺さんなんだけど…。眼鏡かけてオールバックのめっちゃ良い笑顔の爺さん。この爺さんは初代国王なんだって。
とりあえず家ってかアパートを借りる事にした。ついでにさっき貰った報酬と賞金も口座に入れといてもらった。敷金はすぐに引き落としで、家賃は毎月10日に引き落としだって。ここ前世?
鍵2種類を渡された後、教えられた場所に行くとなんか前世でめっちゃ見覚えのあるタイプのアパートだった。異世界感ゼロなんだけど?てかこの鍵ディンプルキーかよ!?マジで!?どうでもいいか。
2階建てで10部屋位のやつだ。俺が借りたのは211号室だった。
階段上がって一番奥の部屋な。角部屋かよ…電気代高くつきそう。電気なんか無いか。
1階の階段に一番近い所の部屋に共用スペースって書いてある。ここが炊事場とかかな?共用スペースの隣はトイレみたい。厠って書いてるんだけど…。
階段を上がって他の部屋番号なんかを見ながら進んでいると、何故か4の付く部屋が無い。ゲン担ぎも前世と一緒なの?
とりあえず部屋に入ったけど、中は中世感半端ない部屋。チグハグ過ぎない?
部屋の中は何も無い。色々買い物しなきゃな。
とりあえず部屋を出ると、横の部屋の奴がパンイチ姿で出てきた。なんかふざけた顔した奴だな。バッキバキの筋肉の奴がブリーフ履いてるよ…。キモっ。
てか某馬の漫画のモブみたいな顔してんだけど。お前競馬場に全裸で大量に居ない?
「お?こんにちは!お隣さん?よろしくな!」元気良いなこいつ。
とりあえず挨拶して石鹸渡しといた。
とりあえず買い物するか…ガキの服とかも買わないといけないし。
俺はガキを連れて買い物に行くことにした。




