リザードマンを食べよう
5階に下りたけど、いちいち転ばせて頭を殴るのが面倒になってきた。
デカい奴らの頭を楽に狙う方法を考えていたら、ふと思い付いた事があった。
そういえば俺って壁に張り付いてられたよな…これ頭の高さ位の壁を進みながら倒していけば楽じゃね?やってみよう。
試しにやってみると、思惑通りに楽に倒せていった。
ドロップ品も触手を伸ばせば届くし、危なくなったら天井に逃げればいいしで壁や天井がある所では俺は無敵だな。
そんな感じでサクサクと進んでいきボス部屋まで辿り着いた。
ボス部屋の中は何故かデカゴブリンとデカスケルトンがミッチミチに詰まっていた。なんで?
浄化魔法と毒液をばら撒きまくったらあっさり片付いた。
宝箱の中身は本だった。なにこれ?
開いてみると、錬金術の本らしい。鍋で何かしらグルグル混ぜるやつ?それとも魔法陣で何かしら作るやつ?まあいいか。
書いてる内容は全くわからないけど、貰っておくことにした。ペネロペあたりなら知ってるだろう。あいつまだ寝てんのかな?
そんな事を考えながら6階に下りると、早速トカゲ人間とデカコボルトが走って来た。
なんか生臭いのと洗ってない犬臭いのが混じってなんとも言えない臭いだ。くっさ。とりあえずお前ら死ね。
よく見ると、デカコボルトは素手なのにトカゲ人間はハルバードを持っている。犬に武器貸してやれよな。使えるかどうかは知らないけど。
そういや今までの奴らってだいたい火が効いたけど、こいつらも火が効くかな?とりあえず焼いてみよう。
デカコボルトを火魔法で焼いた後、とりあえずリザードマンにも火魔法をぶつけてみた。
あんまり効いてないみたい。風と水はどうかな?
風の刃は効くっちゃ効くみたいだけどイマイチだな。すっごいズタズタだけど普通に走って来る。痛そう。
ハルバードをブンブン振り回してきたけど、帽子ゴブリンのスピードが強烈過ぎたせいで簡単に避けられる。やっぱアイツヤバかったんだな。とりあえず水魔法も試してみよう。
水の玉をぶつけると、風の刃で傷を付けた部分が塞がっていく。なんか回復してるっぽい。なんで?
火はイマイチ、風もそこそこ、水に至っては回復する始末。爬虫類だし氷魔法とか効きそうだけど、俺作り方知らないんだよな。ペネロペなら知ってるかな?まあいいか。
そうだ、風魔法で斬った後に毒を混ぜた水魔法をぶつけてみよう。毒液を吸収したらさすがに効くだろう。
風魔法の刃で切り刻んだ後、水の玉に毒液を混ぜたのをぶつけると、傷口がグジュグジュになって白目剥いてひっくり返って痙攣して死んだ。誰だよ、こんな酷い事したの。俺か。
デカコボルトは皮を落として、リザードマンは肉を落とした。せっかくだから焼いて食ってみよう。
うーん、あっさりした鶏肉味。ワニ肉っぽいなこれ。悪くないかも。
そういや帽子ゴブリンから手に入れた毒ばっかり使ってるな…。
ダンジョンはどんな状態で死んでも何かしらドロップするからいいけど、これ外だと肉食えなくなるし別の方法も考えないとな。別に食わなくてもいいんだけど。
そうしていると、ボス部屋までやって来た。
デカリザードマンが居るな。毒液ぶっかけてやろう。
部屋に入ってすぐに毒をぶっかけるとあっさり死んだ。やっぱこの毒ヤバくない?
宝箱の中身は変な鉄のインゴットだった。なんで?とりあえず鑑定
鑑定
ミスリルのインゴット。
魔力をよく通す金属のインゴット。
魔法武器の材料として使われる。
出たよミスリル。異世界物あるあるだな。
よくわからんが鍛冶屋にでも持っていけば何か作ってくれるだろう。
ミスリルのインゴットを仕舞った後、俺はまた下の階に進むことにした。
そういえば、このダンジョンって下に行くほどエリアが広くなっていってるんだよな。ここまで20日位かかってるぞ。
踏破する頃には季節が変わってそうだな。
そんな事を考えながら、俺は7階に進むことにした。




