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変なスライムの物語  作者: フラフラ
変なスライム、ダンジョンに挑む。
45/235

ダンジョン3階

ゲイリー達が起きてきたので、出発する事にした。

昨日アキラが騒いでたけど、何だったんだろう?まあいいや。

俺達は下の階に進んだ。

「ガゥッ!バウバウッ!」

黒っぽい獣人が走って来た。これがコボルトか。洗ってない犬の臭いがする。くっさ。

「でやっ!」「ギャイン!」「ちょっと!ズルいわよ!」

ケインが突っ込んでくるコボルトの攻撃に合わせて横っ腹を斬り抜いた。上下に切断されたコボルトが暫くバタバタした後、溶けた。ゴブリンは死ぬとすぐ溶けたけど、コボルトはしぶといな。

溶けた跡に、肉が落ちてる。

肉を落としたみたいだし、食ってみよう。

うーん、コボルトの味。犬とか食ったことないからわからんな。でもゴブリンよりかは食えるな。そう思っていると、また皆が引いてる。なんで?

「うわぁ…お前何でも食うんだな…。」「オエッ…。」「ダンジョン人間が肉を落としたら食べそうね…。」「頭…おかしいの…?」

なんだよ。アキラは黙ってるな。まあいいや。

そのまま暫く進むと、またコボルトが出てきた。そうだ、ナイフを使ってみよう。

俺は棍棒をアイテムボックスに入れて、ナイフを2本取り出した。

向かって来るコボルトを躱して、ナイフで滅茶苦茶に斬ってみた。これで俺も双剣使いだな。

「ガウッ!」「おすわり。」「キャイン!キャイン!ギャッ!!」バタッ。

コボルトはズタズタになってあっさり死んだ。いい感じ。ゴブリンやスケルトンのより少し大きめの宝石を落とした。

その後もコボルトを切り刻んで進んでいると、宝箱を見つけた。罠は無いみたい。ゲイリーが開けると、腐った肉が入っていた。「うっ…。グミ、これ食べるか?」「おまえ馬鹿か?食う訳ないだろ。」「そ、そうだよな…すまん…。」

普通に考えて腐った肉なんか食う訳ないだろ。 とりあえず食ってみよう。

「オエッ!くっさ!!こんなん食うとか馬鹿だろ!」うーん…何の肉かわからん。腐った肉としか言えん。

「「「「「えぇ…。」」」」」

皆が引いてる。なんで?

その後ボス部屋まで行って、デカいコボルトを4匹倒した。

ボスの宝箱には剣が入っていた。

ケインとアリスが欲しいと騒いで暴れだした。ケインがアリスにボコボコにされて、アリスが装備する事になった。かわいそう。

「よし、ここからが本番だな。次の階からは俺とペネロペも戦闘に参加する。」ゲイリーがそう言って俺達を見た。

今まで殆ど攻撃しなかったのはケイン達の為だったのか。手抜きじゃなかったんだな。

そういや、オークって魔王がおでんにしてた肉だよな。美味いのかゲイリーに聞いてみよう。

「オークっておいしい?」

「そうだな、人気の肉だな。」「はぇ~。」

やっぱ美味いのか。

「ま、祝い事でもないと食えない肉だけどな。」「そうね、おばさんの結婚祝いで食べたけど、かなり美味しかったわよ。」

ケイン達も食ってるみたい。

「甘辛い…タレで焼くと…おいしい…。特に…アバラの肉…骨付きだと最高…ジュルリ…。」「スペアリブ?」「何…それ…?」

とりあえず美味いのはわかった。

「おい、オレには聞かねぇのかよ。」「お前骨じゃん。食えんの?」「ッスゥー…。」

アキラは返答に困るとッスゥーって言うんだな。

「皆、やる気充分だな!強敵だが、それに見合うだけの物が手に入るぞ!じゃあ、行くぞ!」「おう!」「ええ!」「ウン…。」「ハァ、オーク程度で騒ぎ過ぎだろ…。」「生きたままでも食える?」「アンタ、本当やめて…。」

俺達は階段を下りた。

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