閑話 ひいおばあちゃんとひまご
閑話も入れていこうと思います。
「おい、来てはいけない存在ってなんだよ。」「無礼であるぞ、我が息の根を止めてやる。」デカ乳モブ子がキレてるよ。怖っ。
「まぁ待て、此奴の事は後で説明しよう。とりあえず、夕食にするかの。」コイツまだ食うの?胃袋四次元か?
あっ、セバスチャンがこっちに来た。「御主人様、今日の夕食は、ドラゴンの蒸し焼き、ジャガイモの丸焼き、チーズケーキで御座います。」「うむ、今日はヤナの好物ばかりで良かったの。」
ドラゴン蒸し焼きにされてるよ。素材どころか晩飯にされてるよ。あと、また芋。チーズケーキは…まぁいいか。曾孫が来て、張り切ってないこいつ?。
肝心のモブ子は複雑そうな顔をしている。喜べよ、好物なんだろ?。それとも、芋嫌い?
「う、うむ。我は嬉しい。」「なんじゃ?お主の好物であろう?」「芋嫌いなんじゃねーの?」「そんな訳があるか、下等生物。」
コイツ俺に対して当たりキツくない?
「ふむ、そうか?」魔王は何か考えている。
なんだか、モブ子が何か言いたげだ。モジモジすんなよ、現役の魔王だろお前。
「なんか別の物食いたいんじゃねーの?」「そうなのか?ヤナ。妾は別に怒ったりはせんぞ?」それ、プレッシャー与えてない?お前、コイツの大叔母以下、全員ぶっ殺してるだろ。
そんな事を思っていると。モブ子が口を開いた。
「いや、あの…ひいおばあちゃんがいつも食べてる物を、私も食べたいなぁって…。せっかく用意してくれたのに、ごめんなさい…。」口調変わってね?なんだよそのギャップ、ドキドキすんだろ。心臓無いけど。
「なんじゃ、そうじゃったのか。ふふ、なら、明日食べに行こうではないか。ただ…お主の口に合うかは保証できんぞ?」「うん…。ありがとう、ひいおばあちゃん。」
モブ子がちょっと嬉しそう。俺、邪魔者じゃん。