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変なスライムの物語  作者: フラフラ
変なスライム、学園に通う。
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閑話 スナック【真珠】

ギルドでメシ食った後、二次会に行く事にした。スナックだ!!

あ、メシ食ってたらジョッシュちゃんが来たからオススメの店を聞いておいたぞ。

港に有るんだって。

教えられた場所に行くと横並びの飲み屋街だった。やっぱり酔っ払った冒険者共が殴り合ってる。お前ら本当なんなの?あ、1匹海に落ちた。死んだなあいつ。

まぁ流石にサウスポートに知り合いは…居たよ…。ジョッシュちゃんじゃん…。冒険者に囲まれてボッコボコにされてる。何してんの?

「おぉ〜!お前達かぁ〜!助けてくれぇ〜!」お前なんでボコボコにされてんの?とりあえずジョッシュちゃんを囲んでる冒険者共をボコった。あ、ナインが無駄に1匹切り刻んで海に捨てた。かわいそう。

「助かったぜ…。あぁそうだ、これから行くんだろ?ならママによろしく言っておいてくれ。俺はもう帰るからよぉ…。じゃあなぁ…。」

ジョッシュちゃんは腹を押さえて脚を引き摺りながら帰って行った。その動きってゲームの死にかけキャラの歩きモーションじゃん。リアルであの動きする奴居るんだ…。

ジョッシュちゃんを見送った後、スナックに向かった。

暫く歩くとジョッシュちゃんオススメのスナックに着いた。【真珠】って書いてる。

入るとなんか海の中っぽい雰囲気のスナックだった。でも照明はピンクっぽい。なんか雰囲気妖しくね?お、客が結構居るな。てかほぼ満席じゃん…。これ座れる…?

「いらっしゃ〜い!ごめんねぇ〜、今満席なの〜!」なんか半魚人みたいな女が居る。まぁグロい感じじゃないな。アレだ、奈落に落ちて厨ニ化した奴が拾った魚人幼女の母親みたいな感じだな。

お、カラオケ発見。なんか機種違くね?まあいいか。

てか空くまで何しよう…。とりあえず隣の店で飲んどくか。あ、ジョッシュちゃんの紹介ってだけは伝えておこう。

「なら横で呑んどくから空いたら呼んで。あ、ここはジョッシュちゃんの紹介で来たぞ。」俺が言うと厳つい魚人のおばさんが話に入ってきた。アレだ、ワンパンで殺すハゲに殺された奴みたいな感じ。怖っ。

「あら、ジョッシュちゃんの知り合い?なら大丈夫よ、すぐ空けるわ。ホラあんた達、明日も朝早いんでしょ?もう帰りなさい。」厳つい半魚人が酔っ払いに帰れって言ってる。 コイツがママっぽいな。てか声低っ。あの魚人っぽい王と同じ声してるよ…。ダンディな声のおばさんだな。…おば…さんかコイツ…?なんか不安になってきた…。

「うぃ〜。」「また来るよママ〜!」「またねママ〜!おい起きろ!」「グゴッ!?んだよぉ?まだいいだろぉ?」「コラ!アンタが1番早く帰らないと駄目でしょ?早く帰って寝な!引っ叩くわよ!?」「ふあぁ〜…!明日なんかあったっけぇ〜?」「アンタ明日王都に行くんでしょ?乗り遅れるわよ?」「おぁやべ…そうだったわ…。」

厳つい魚人のおばさんが酔っ払いを追い出した。怖っ。

てか言い方キツくね?でも酔っ払い共はキレたりしなかったな。これが平常運転っぽい。

「お待たせぇ〜!さぁ座ってちょうだ〜い!」「ウッス。」「お邪魔します。」「お手数おかけします。」「ありがとぉ〜。」

席が空いたから通された。このおばさんの笑顔怖っ…。歯ぁギザギザじゃん…。怖ぁ…。

「ウチは銀貨1枚が料金よ。高い飲み物は別料金だけど、ジョッシュちゃんの知り合いだから1杯目は好きなのをサービスしてあげる。」「太っ腹ぁ〜。」「ウフフ!」怖っ。お、てかジョッシュちゃんはお得意様なのか。聞いててよかったな。てか時間制限無いの?聞いてみよ。

「時間制限とか無いの?」

「まぁウチは2時間位で帰らせるからねぇ。」

「にしても安くね?」

「あら、アンタ結構慣れてんの?」

「前世では結構行ってたと思う。」

「あらそうなの?とりあえず何飲むか決めな?あとはこの娘に任せるからね。」「ウッス。」

前世で行ってた気がする…。あれ?前世って何…?俺は…まあいいか。

厳ついおばさんは別の客の所に行った。代わりに若い女の魚人が注文を聞いて酒を注いでくれるみたい。俺的には厳つい魚人おばさんのほうが話しやすいんだけどな。なんか安心感が違う。

「俺はウイスキーをロックで頼む。」「私も同じ物をお願いします。」コイツら仲良いな。

「俺はなんかオススメで。」

「なら、ラムはどうですか?」

「ラムあんの?じゃあそれで。」

「おっ、俺もラムにしようかな。」「では私も。」お前ら真似すんなよ。まあいいか。

「私はぁ〜、清酒でぇ〜。」鬼こ◯しかな?

「は〜い。」

暫くすると酒が出てきた。つまみはナッツとドライフルーツみたい。とりあえず乾杯しよ。 

乾杯して飲んだけど…これってアレか?聞いてみよ。

「これアグリコール?」

「あら?わかるの?」

「何だそれは?」「なんか作り方違うやつ。」「そこを詳しく教えろよ…。」「なんだよ。」

なんか女が説明してる。転生者が作り方を伝えたんだって。絶対ソイツ元カリブの酒職人だろ。

その後自己紹介してからお喋りした。途中から厳ついおばさんも入ってきた。

厳ついおばさんはパールって名前らしい。お前の名前深◯王じゃないの?あ、ちゃんと女だった。

酒を注いでくれた女の名前はアンバーだって。レ◯アじゃなかったな。

お喋りしてたらジョッシュちゃんの事を教えてくれた。

よく魔物の肉の切れっ端とかを持ってくるんだって。あいつ横領の常習犯かよ…。

え?別にそれはいいの?商品になるレベルじゃない肉なら解体のヤツらが持って帰っても良い?はぇ~。ペットのエサとかに魔物の肉の切れっ端を持って帰る奴が結構居るみたい。横領じゃなかったな。

でも解体の仕事の奴以外がそれをやると普通にクビになって牢屋にぶち込まれるらしい。なんで?

あ、あの羽もよくこの店に来るんだって。ナインが知り合いだって言ったら羽の事も教えてくれた。

いつもベロッベロになるまで飲んで帰るらしい。酒カスかよあいつ。

ナインは羽が酒飲みだってのを知ってたみたい。ギルドの食堂でもよく泥酔して吐きまくってるらしい。はい酒カス。

あ、そういや羽を鑑定した時のあだ名がゲロ吐き天使だったな…。ストレスで吐いてんのかと思ってたけど単に飲み過ぎかよ…。今度からアイツは羽じゃなくアル中って呼ぼう。

あ、あのシーサーペントは有名な奴だったみたい。今まで何百隻も商船を沈めてきたんだって。百単位かよ…。

なんとか逃げたら今度は海賊が来てボロボロの所を襲われるからってあの海域に商船が近寄らなくなったらしい。これからは海賊だけだから色んな船があの海域を通るようになるだろうってさ。海賊はいいの?

え?人間相手なら船を沈めればいいだけ?この世界の奴ら物騒過ぎない?

そんな事を話していたら歌本を出してきた。ママが俺になんか歌えってさ。あのイカれた量の歌本を出してきた。あれ?ちょっと表紙が違う?あ、カラオケの機種が違うのか…。でもほとんど変わらないな。まぁ俺が見るのは日本の歌本なんだけどな。

お、丁度良いのがあった。海の街だしコレが良いな。なんか海っぼい感じでマドロス歌謡にしよう。

番号を伝えると曲が始まった。

何歌ったって?

上◯の花◯り娘。うん、古いな。

ママがめっちゃ喜んでた。お前オカッパ◯知ってんの?知らない?なんだよ。

ちょっバンバンぶっ叩かないで?◯ーク◯ンジェル◯ッシュか?それはオカマの方か…。

俺が歌ったら次はママが歌うみたい。何入れたの?日本の歌本開いてたよな?

お、始まった…あれ…?このイントロって…。◯練の◯ラスかよ!?マジで!?てか藤◯浩知ってんのになんで岡◯夫は知らないの?あ、古すぎる?…サーセン。

それにしても…なんつー美声だよ…。おぉ…魅惑の低音…。怖っ。

なんか俺が行くスナックのママって見た目オッサンでダンディーな声の奴ばっかだな…。次に行くスナックもそんな気がする…。

次はスタンリー。なんかトロピカルな雰囲気の歌だな…うわノリノリだコイツ…。出来上がってんなぁ…。コイツの微妙な音痴ってなんかムカつく。

あ、ナインが立ち上がって歌い終わったスタンリーの頭を引っ叩いた。よくやった。

スタンリーはいきなり引っ叩かれて目をパチクリさせてる。なんかその顔良いな。ナインめっちゃ笑ってる。それは演技の笑い方だな。素のお前はかわいいぞ。

次はドロシー。あ、どうせならアレ歌って?お前知ってるって言ってただろ?

え?とりあえず歌わせろ?あ、始まった。

うわ…◯ケルトン◯ースト◯園だ…。お前平◯進好きだな…。相変わらず上手い…。

歌い終わったら他の客が知らない歌を歌い出した。他の客が歌い終わって順番が来たら◯ーバラ◯クサロイドを歌ってくれた。やったね。

歌詞を聞いてスタンリーが興奮してる。なんでも…かんでも…ンフフフ…。って小声で言うなよ。キモっ。

ドロシーの次はアンバーが歌った。また知らない歌。魚人族の流行りの歌なんだって。知らないけど上手いのはわかる。めっちゃ上手い。お前セイレーンか?って言ったら顔真っ赤にしてキャーキャー言ってた。なんで?

どうやら女魚人に対する最強の褒め言葉だったみたい。そうなの?おいドロシー平◯進歌おうとするな。いやその名前の歌あるけどもういいだろ。

ナインは悩んでるみたい。あれ?その歌本見てるって事はお前も日本の歌知ってんの?知ってんの!?マジで!?

あ、また違う奴がなんか歌い出した。

酔っ払い特有の大声で楽しそうに踊りながら喚く系じゃん。でもそれもなんか良いな。あ、ママが引っ叩いた…。それでも止まらない酔っ払い。強い。

終わったらまた違う奴が歌い出した。いつの間にかカラオケ大会が始まってるよ…。

え?俺とドロシーの歌聴いたら皆歌いたくなった?俺達のせいじゃん。てかスタンリーは?あ、どうでもいい?かわいそう。なんでスタンリーニコニコしてんの?お前出来上がってんな。それ何杯目?

カラオケ大会が始まったけど、下手くそ、絶叫、激ウマ、何故か途中で泣き出す奴と色々居たな。お、ナインが決めたみたい。何入れたの?聞いたら小声で「秘密…。」だって。んおぉ…!

お前の素の声ってゾクゾクする…。

また暫くカラオケ大会が続いた。

ほぼ全員が歌い終わった頃にナインの番が来た。結構時間経ったしナインが歌い終わったら帰る事にしようかな。

「じゃあぁ〜、いくよぉ〜!」お、なんだ?ハイテンションな感じ?意外だなお前。














全然違った。むしろ真逆なタイプの歌だった。

でもすっごいゾクゾクした。

何歌ってたって?

◯ラ。門◯有◯の奴な。

お前の歌声…良いな…。すっげぇ透き通った声…なんか…ゾクゾクする…。

歌い終わったら大喝采。うん、めっちゃ良かったもんな。なんか泣いてる奴も居るよ…。ドロシーなんで悔しそうなの?お前のも良かったじゃん。

あれ?なんでお前マイク持ったの?

あっ!?コイツ◯イレーン入れてやがった!

じゃあ俺も歌う!◯タヤンの◯海◯ルース歌う!◯川◯策の◯ばれ◯歌も歌う!

えっ…?ナインお前◯東◯かりの◯指の◯い出歌うの…?お前そういう系好きなんだな…。おほほ…!お前の歌声ゾクゾクする…!

あ、スタンリーは歌うな!スタ…あれ?寝てる…。まあいいか。

その後散々歌ってから帰った。ママと常連客にめっちゃ気に入られた。うん、また来よう。

帰り道、ドロシーに背負われてるスタンリーの姿が無様だったな。まぁ本人が幸せそうな顔してたからいいか。え?何か硬い物が当たってます…?うわぁ…。

俺は何故かナインに抱えられて帰った。なんで?

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