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変なスライムの物語  作者: フラフラ
変なスライム、学園に通う。
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ナインの秘密と死んだ男の心

見張りをしてると「グミちゃあ〜ん、ちょっといいぃ〜?」とナインが呼んできた。

「なんだよ。」

「おいでぇ〜。」「なんかくれんの?」ナインが俺を持ち上げると魔力を流してきた。お?全回復した。ベチャッ!なんで投げるの?DVか?ひどくない?お前の情緒どうなってんの?

「ついてきてねぇ〜。」「まだなんかあんの?」

ナインについて部屋に入るとナインが鍵をかけた。何する気?

ナインが床に座った。なんでお姉さん座り?なんかそのポーズ良いな。

「グミちゃん、こっちに来て。」なんかナインの様子がおかしい。

「なんか喋り方違くね?まぁいいけど。」近付くと抱き締められた。殺されっ…はしないか。

「すごいね、グミちゃん。極大魔法を使うのは初めてでしょ?」そう言いながら優しく撫でてくる。ドキドキする…。

「初めてだけど?てか喋り方おかしくね?」

「私って、元々こういう喋り方なの。皆には黙っててね?2人だけの秘密…ね?」

「お、おう…。」おぉ…ドキドキする…。

その後、暫くお喋りした。ナインが自分の生い立ちとかを色々教えてくれた。

強くなりたくてギョロメに弟子入りした時に今の振る舞い方を教わったんだと。あののっぺりした喋り方も怖いニヤニヤも全部演技だっのか…。マジかよ…。色々と振り切り過ぎだろ。

鬼人だけど大人しすぎたからって色々と酷い目にあってきたみたい。全身の傷はほぼ戦闘の傷もだけど、拷問とかの跡もあるんだって。

あ、素のギョロメは完全な無なんだと。どういう事?

聞いたら、言葉に抑揚が無いし感情も全く無いんだって。怖ぁ…。

あ、裸見たい?とか聞いてきたのはからかってただけだって。なんだよ。とりあえず見せて?見せてくれたけど…何かに目覚めそう…。

てか素のナインはけっこうかわいらしかったな。普段とのギャップが凄いけど素のナインもなんか良いな。

なんで素の状態で生活しないの?って聞いたら「だって…今更恥ずかしいじゃない?」だって。

やめろ!ドキドキすんだろ!?

「ふぅ、普通に話すのなんていつ振りかしら?フフッ…ありがとうね、グミちゃん。」「ウ、ウッス…。」

何この気持ち…?なんか…良い…。なんか…こう…なんだろう…?何かを取り戻したような…。なんか…良い…。

その後、俺は部屋を出て何事も無かったかの様に過ごした。ナインはなんか恥ずかしいから少し1人にしてくれってさ。後で覗きに行こ。









〜グミが出ていった後〜

(クロさん、これで良かったのですか?)

(うむ、心を取り戻す為とはいえお主が隠し通してきた事を話させてすまなかったの。)

(いつの日か話すつもりでしたので構いませんよ。それよりも、私の秘密とグミちゃんの心を取り戻す事にどういう関係が?)

(簡単に言うとじゃな、壊れかけた者の心を揺さぶると少しずつ心を取り戻すのじゃ。喜び、悲しみ、恐れ、驚きと、まぁ何でも良いのじゃが…お主は所謂…何じゃ…?ぎゃっぷ…もえ?とやらになるからの。心を揺さぶるのに丁度良かったのじゃ。)

(壊れかけという事は…200年前のあのスラムの事件は…。)

(うむ、あの者の仕業じゃな。完全に壊れる寸前じゃったぞ。おそらくテュケーの権能をヤーノースが勝手に使い、干渉したのじゃろう。その結果があの惨状じゃ。)

(ヤーノース?)

(あの者を勝手に転生させた神じゃ。本来であればリリーは救い出された後は何事も無く平穏に暮らし、穏やかに死ぬ筈であったのじゃ。それを捻じ曲げ、あの者を壊そうとしたいう訳じゃの。)

(そうなのですか…。)

(人に干渉してはならぬという神の掟を幾度となく破ったのじゃ。もうヤーノースは殺しても良いと許しが出た。)

(一体誰からですか?)

(創造神じゃな。妾も名前は知らぬ。)

(そうですか…。これからもグミちゃんへの干渉は続くのでしょうか…?)

(うむ、続くじゃろうな。またいつあの者が壊れるとも限らぬ。世界の崩壊を防ぐ為にも、一刻も早くあの者の心を取り戻させねばならぬのじゃ。)

(そうですか…。)

(まぁ、いずれあの者がヤーノースを殺しに行くじゃろう。そう息巻いておったし、強くなりつつあるからの。もう数百年もすれば十分殺せるであろう。あぁそうじゃ、おそらくあの者の生前は今よりかは幾分マシな男だったはずじゃぞ。)

(どういう事ですか?)

(人を転生させるとの、転生させた神の性格に似るのじゃよ。ヤーノースが転生させた所為であの者はヤーノースの性格に似てしまっておる。いい加減で残忍、幼稚で助平な阿呆になっておるのじゃ。)

(そうなのですか?私は別に今のグミちゃんも良いと思いますけどね。フフッ。)

(お主…変わっておるな…。)

(そうですか?私は可愛らしいと思いますけど…。)

(ま、まぁ…これからもあの者を可愛がってやってくれ。ではの。)

(はい。)

「グミちゃん…。」「よんだ?」

「フフッ…。」

「な、なんだよ!?」

「グミちゃん、頑張ってね。」

「えっ?なにを?」「フフッ…。」

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