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本日もお読みいただきありがとうございます!
拙い作品ですが
楽しんでいただけると嬉しいです。
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( *´∇`*)〃
γ⌒;´-ヽ〟
(∪( )
∪∪V ̄V ペコリ♪
ビニ公爵邸で過ごす二日目の朝は爽やかな快晴で、陽光は穏やかな明るさを湛えていた。空は一つの雲もなく、まるで青いキャンバスのようだったわ。
風は軽やかに吹き、庭園の木々の葉がさらさらと音を立てていた。鳥たちは美しい歌声で、私を祝福しているみたい。お部屋の広いバルコニーから庭園を見下ろしながら、幸せで満ち足りた気持ちだった。
「お嬢様、おはようございます」
ノックの音がしてひと呼吸おいた後に、専属侍女のスザンナが二人の侍女を伴って入ってきた。顔を洗うと、シルクのタオルで優しく拭き取られ、肌に潤いを与える保湿剤が塗られる。お化粧を念入りにされて、別人のように綺麗だと自分でも思う。
ドレスは淡い水色と白のワンショルダーのデザインで、肩から腰にかけてシンプルな刺繍が施されている。ウエストラインは絞られ、裾に向かって広がるフレアスカートが、風に舞う花びらのように美しい。
「本日の予定は、ビニ公爵領の湖でのピクニックです」
スザンナが朗らかに、微笑みながら教えてくれた。髪は湖風で乱れないようにと優雅にまとめられ、湖岸で歩きやすいようにかかとが低めのフラットシューズを履かされた。それはドレスに合わせた水色だった。
支度を済ませて階下の家族用のサロンに行くと、ボナデア伯母様がすでに出かける用意を済ませていた。
「すぐ近くの綺麗な湖へ行きますわ。朝食はそこでいただきましょうね」
ボナデア伯母様がにっこりと微笑んだ。
わくわくして馬車に乗り込んだ。メイド達がピクニックバスケットを、次々と荷物用馬車に積み込んでいく。とてもたくさんのバスケットに思わず目を丸くした。
「簡単なサンドイッチ、ローストされたお肉とサラダ、それからシャンパンよ。どれもピクニックには欠かせませんからね。フルーツやデザートケーキもあります。ですが、必要な物は他にもたくさんありますからね」
ボナデア伯母様は私にひとつひとつのピクニックバスケットの中身を確認するようにおっしゃった。ピクニック用のテーブルクロス。折りたたみ式の椅子や、地面に座るためのクッション、ブランケット。銀製のカトラリーや食器、ガラス製のコップ。陽から保護するための傘やテント。とてもたくさんの荷物だった。ラバジェ伯爵家では一度も体験したことがなかったから、びっくり!私が持ち物を確認している様子を見ていたボナデア伯母様のドレスは、私とお揃いだ。
「ボナデア伯母様とお揃いなんて嬉しいです!」
私とボナデア伯母様はウフフと笑い合う。とても居心地が良い。まるでずっと一緒に暮らしてきたみたい。
「あぁ、まさに母娘だね。二人とも、とても綺麗だよ」
ビニ公爵様が愛おしそうにボナデア伯母様を見つめる。少しだけ羨ましい。私はこれから職業婦人として生きていこうと思っている。だから私はあのような眼差しを向けられることはないだろう。
☆彡 ★彡
湖に着いて、これから乗るという船を見た時に、圧倒された。船首には彫刻されたドラゴンとフェニックス。ドラゴンは力強さを、フェニックスは優雅さを象徴している。船首や船尾には、公爵家の家紋と紋章が掲げられており、この船が公爵家によって所有されていることを示していた。また、船の一部には水の妖精の彫刻もあった。内部はクッションとシルクのシートで覆われ、快適な座席が用意されていた。
船の操縦は、熟練の操縦士が担当しており、静かに湖面を進んでいく。水面に映る美しい景色、湖岸に咲く花々、そして遠くに広がる山々がとても美しい。湖の中央には小さな島が浮かんでおり、すでに大きなテントが設置されていた。テントは贅沢なシルクの幕で覆われ、食事のためのテーブルが用意されていた。
「叔父上、先に来てテントを用意させました。ご婦人方の肌が焼けたら大変ですからね」
金髪は太陽の光を受けて輝き、瞳のブルーは深淵のように澄み渡っていた。どちらも王族の誇りを宿している。
「ソフィ。この方はライオネル殿下ですよ。メドフォード国の第二王子です。ご挨拶なさい」
「は、はい。お会いできて光栄です。殿下におかれましはご機嫌麗しゅう・・・・・・」
カーテシーを交えながら、丁寧にご挨拶をしようとすると、慌てて止められた。
「堅苦しい挨拶はいらないよ。ボナデア叔母上は母上の信頼も厚く、私の妹の恩師だ。その方が可愛がっている姪ならば、身内のようなものさ」
恐れ多いお言葉をいただいたけれど、しばらくは緊張しっぱなしだった。やがて私達が持って来たバスケットの中身が次々と並べられていった。
よく冷えたシャンパンを飲みながら、おしゃべりをしていくと次第にリラックスしてきた。彼がバイオリンやフルートが得意なことや、美しい風景を描くことがお好きなこともわかった。私も上手ではないけれど絵を描くことが好きだと伝えると、食後に二人で絵を描くことが決まったわ。
食事を終えて、私達は湖の中に浮かぶ小さな島を探索した。ここでは美しい花々が咲き乱れ、鳥の歌声が溢れ、自然の美しさを堪能できた。
湖の水面は透明で、魚の影や水底の石が見えるほど透き通っていた。湖畔に座り、柔らかなブランケットの上に風景画を描く準備をする。自然の美しさに囲まれ、風が軽やかに吹き、湖の水面が穏やかに揺れていた。
ライオネル殿下はキャンバスを広げ、筆を手にした。彼の手つきは繊細で、まるで自然の美しさをキャンバスに移す魔法使いみたい。私は彼の傍らに静かに座り、湖面に広がるブルーやグリーン、太陽の光と影の踊りを見ていた。
絵画を描き終えると、ライオネル殿下はフルートを手にした。とても幻想的な響きだった。自然界と調和するような美しいメロディと一緒に描いた絵は、私の一生の思い出になったのだった。
たくさんの小説の中から拙作をお読みくださりありがとうございました。
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