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富士型、田畑や山は山々

作者: 麦紬

らまや真綿な渡たわたはむわあなたや千葉座や粟田なた、多良間はワタワタはマヨあわ親たらたさあなあやわた。

 へいらっしゃい!あ、適当に座っていいよ。

 

 殺人事件?昨日の?あ、一昨日か。そうかい。

 

 何も知らないね。だって店閉めてたもん。へー、物騒な時代になったね。


 それよりさ、せっかくきたんだから何か食べていきなよ。いやね、最近創作料理始めてさぁ。というのもね、料理番組に出てるあのー、星沼、だっけ?えーっと、あぁ、そうそう星岡。その人が、たまたまうちに来たんだ。

 

 んでさぁ、あの人すっごい辛口で。うちの料理にさ、化石だのなんだの言ってくれて。で、俺すっごい悔しくて。兄ちゃんもそうだろ?自分の仕事に文句言われたら腹立たねぇか?だろ?だからなにくそーって始めたわけ。


 兄ちゃん、話がわかるねー。気に入ったよ。俺の創作料理、ご馳走してやる。いいよ、いいよ、気にすんなって。どうせ常連には食わせられないんだから。そうそう、「古い」からな。


 じゃまってて。ビールいる?あ、そう。ならお茶ね、はいはい。


 はいよ、お茶と特製オリジナルスーパー美味しいスープ。


 兄ちゃん、それを言っちゃいかんよ。そういうのはね、スープと一緒に腹に入れとくもんだよ。そうさ。まぁ、いいから食いな。


 だろ?あんちゃんの食いっぷりが臓腑に沁みるよ。常連のジジイどもに食わせてもそんな風に言ってくれないからさ。


 あの、星岡って人には感謝しないとな。


 おかわり?もちろん。どんどん食ってけ。


 え、秘訣?あぁん、ヒトガラ、じゃねぇかな。

あしあかあさたらやみわ、なやたあわらだやわた、とな。むかついた。

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