大混乱のBBQ大会
BBQ大会の様子と何気ない日常回です。
楽しんで頂ければ幸いです。
八月二日、午後五時三十分。
永遠見台高校の小運動場で大量のBBQコンロと大型のクーラーボックス、百個近い大型の発泡スチロールの箱に収められたサザエやアワビなどの海産物が六〇〇キロと牛肉七十キロが持ち込まれ、大規模なBBQの準備が進められていた。
手ぶらでという通達が出されていたにも拘らず、食糧生産科の学生が大量の野菜などを用意し、生徒が持ち寄った大量のジュース類がクーラーボックスに投げ込まれて氷で冷やされていた。
AGE登録者用に酒類も大量に持ち込まれており、小遣いの少ない生徒がどうやって手に入れたのかウイスキーなどまで用意されていた。
「みんな手ぶらじゃ悪いからってお菓子類やデザート系だけじゃなくて鶏肉とか豚肉も持ってきたらしいよ。合わせて三十キロくらい」
「そいつら本気で食いきれると思ってるのか? 食糧生産科の奴ら気を利かせてBBQ用の野菜だけじゃなくてジャガイモまで持ち込みやがったのに」
ジャガイモは日持ちするから後日食べればいいと思っていた矢先、神坂達が止めるよりも早く食糧生産科の生徒が率先して大きな鍋で大量にジャガイモを蒸し始めたのだ。
既にジャガバター派の人間が「やっぱ蒸しイモにはバターだよね~」などと言いながらクーラーボックスに入った大量の自家製バターを取り出していた。
現状バターは畜産科の人間が協力しない限りあれだけの数を入手する事は難しいが、どうにかして都合してきたのだろう。
また、持ち込まれた肉類は各自がバラバラに肉屋やスーパーで買った為に大きさも種類なども統一されておらず、小さ目の物だと串にさして焼くのも難しかった。
「焼くだけだと飽きるだろうからって、一部は調理部の人が唐揚げにしちゃうって、小さ目の肉は優先的にタレに漬けこんだらしいよ」
「唐揚げは大人気だからな。多少多めに作ってもいいんじゃないか?」
「下味が付かないから、今から増量は難しいかも」
ここのBBQコンロなどだけでは埒があかないと判断し、調理部のメンバーが調理室の使用許可もとったらしく、一部の食材が校内へと運ばれ始めた。
あそこなら大量の炊飯器もあるし、ご飯を炊くのも早いだろうと神坂などは考えていた。
「あ、調理部の人たちが寸胴でカレーも作るって。少し牛肉か豚肉を貰っていいとか聞いてるけど」
「もう作り始めてるのか? 何キロいるか聞いて……、ああ、面倒だから牛肉か豚肉の箱ひとつ持って行かせろ」
豚肉もとりあえず保冷材の入った発泡スチロールの箱に仕舞われていたが、そのうちのひとつが調理室へ運ばれていった。
「今までに炊いたご飯はもうおにぎりにしちゃったから、カレー用にもう十キロご飯焚くって」
調理室にある五台の炊飯器をフル稼働させて大量のご飯が焚かれていたが、そこではいつの間にか箱ごとサザエも運び込まれてサザエの焚き込みご飯まで作られていた。
この時点で神坂達にも収拾がつかない状況に発展していたが、生徒達には滅多に無い食べ放題で飲み放題の祭りと考えられており部活を終えた生徒もいつの間にか加わりはじめていた。
百人近い生徒が集まった現在の現状でも完食が難しい為に、近場に住んでいる生徒などにも次々と連絡が入れられ、BBQ目当ての生徒が姿を現していた。
「カレーは余ったら持って帰らせるか。俺達は部室の宿泊申請出してるからいいけど、寮に帰る奴はどうするんだ?」
「うそ、そんな手が……」
「酒まであるのに帰る訳ないだろう。あ、AGE登録してない奴の飲酒には気を付けろよ違法だからな」
AGE登録していなければ飲酒は十八歳からなので、半数近い生徒は酒を飲めない筈だった。
とはいえ、時間が経てば中には羽目を外す者もいると予測されたが、今回のBBQ大会の監督責任は神坂にある為、いざとなれば全責任を負うくらいの覚悟はしていた。
元々GE対策部にはGEが学校周辺まで迫った時にここを拠点として防衛する為に宿泊設備が整っている。
学校に泊まるには許可が必要だが、運営費の殆どを自腹で賄っているGE対策部に学校側が口を出せる筈も無く、連絡を入れただけであっさりと宿泊許可が出ていた。
「花火とかも用意したっス。汚れても部室のシャワールームがあるし、少し歩くけどスパセンもあるっスよ」
「私も泊まっちゃおうかな……。申請は何人で出してるの?」
「ちゃ~んと大部屋の使用許可もしてまっせ。GE討伐部での申請やから問題ありまへん」
普段は殆ど使用していない大人数が此処に宿泊する為に用意された部屋も掃除を済ませており、そこで寝るなら布団を出せばいい状態にして有った。
男子は小部屋でも良いし、最悪寝袋を持ち出して外で寝ても構わない。
「流石龍耶!! 聖華も泊まるでしょ?」
「そうですね~……、服も部室に用意してますし~そうしま~す」
伊藤をはじめ竹中なども訓練中に破けたり汚れた時を考えて私服や予備の制服を部室に保管しており、竹中に至ってはどんな事態を想定しているのかロッカーの中には下着類まで幾つか用意してあった。
凰樹も予備の服を二着ほどロッカーに保管してあるし、変装用のサングラスなども部室に完備していた。
他の運動部の部員も同じ様に予備の服などを用意しているが、制服は値が張る為に安い体操服などである場合が多い。
「後、サザエやアワビの殻は食糧生産科で回収するって。砕いて飼料や肥料にするらしいよ。生ゴミもちゃんと分別してくれれば堆肥にするけどって言ってくれてるよ」
「そいつはありがたい。運搬はどうする?」
「軽トラック何台か持って来てるって。それに積んでくれればいいって言ってるよ」
「AGE登録しててもそいつらには酒は飲ませるなよ。飲酒運転は厳禁だ!!」
AGE登録者程度では警察も御目溢しはしてくれないし、作戦行動中でも無ければ道路交通法はそこまで甘くは無い。
流石にレジェンドランカー勢はほぼフリーパスだが、セミランカーにも上がっていなければよくて長時間の説教と安全運転講習、情状酌量の余地が無ければ免許を取り上げられる可能性すらある。
学校側にも迷惑がかかる為に、進路にも影響が出る事は間違いない。
「大丈夫、そこまで羽目を外した人は強制的に学校にお泊り確定だから。開いてる場所に転がされてね」
「そうか。それじゃあ、準備完了次第第一回男子寮&女子寮合同大焼肉大会を開始するぞ!!」
「「「「「「おーーーーーーっ!!」」」」」
小運動場には運動会などで使っているテーブルが運び出され、そこに大きな布を敷いてテーブルクロス代わりにして皿に盛り付けられた様々な料理が並べられている。
若鶏の唐揚げ、豚肉の唐揚げ、サザエやアワビの刺身、マッシュポテト、おにぎり、サザエの炊き込みご飯、フライドポテトなどの料理から、ポテトチップスやチョコスナックバー、クッキーなどのお菓子まで様々な物がテーブルに並べられ、それらが生徒達の持つ皿へと取り分けられていた。
二十台のBBQコンロでは肉や野菜が焼かれ、十台の七輪では焼かれたサザエやアワビが醤油と磯の香りを漂わせており、その周りでは腹を空かせた生徒達が焼き上がるのを待っていた。
「まったく、こんな事をするならもっと早く連絡をだな……」
「まあまあ、先生。ここはひとつこれで」
連絡を受けて見回りに来た教師の深山直弥に冷酒を進めたのは神坂で、霧養は焼けたばかりの肉を皿に乗せてツマミとして差し出した。
「悪いな頂こう。少しならいいと許可も貰ってるしな」
「少しと言わず、どんどん食べてください」
「食う方はそこまで入らんよ。……この酒、いけるな」
「西条の銘酒ですよ。このご時世ですからいい酒を作ってる醸造元は少なくなりましたが、まだ手に入りますから」
酒呑みの執念というか、こんな状況になってもというかこんな状況下だからこそ入手困難な銘酒を求めた。
広島第二居住区域の様に居住区域内に蔵元がある場合は比較的簡単に手に入るが、居住区域内に蔵元が無ければとたんに入手困難になり、対GE民間防衛組織がAGEの激励用報酬として用意している銘酒を申請するか、ネット通販の寿買で幾分価格が上乗せされた物を買うしかなかった。
「AGE特典か、ワシも若ければ頑張るんだがな」
「酒の為にですか?」
「他に何があるんだ? この歳になると酒以外の楽しみが少なくてな」
そこまで歳では無い筈の深山は、そう言って少し寂しそうな顔をすると紙コップに注がれた冷酒を一気に煽った。
「先生ってまだ三十半ばですよね?」
「まあな。だが、今は月日の流れが速く感じるモノさ」
「そうでっか……」
いつの間にか一緒に酒を飲んでいた窪内は、深山にも何か事情があるのだと察してそれ以上は聞こうとしなかった。
◇◇◇
楠木や竹中は調理部の駄女神こと鹿波美雪と一緒に食事をしていたが、独特な鹿波のサラダダイエット理論に混乱させられていた。
「だからさ、私はサラダをメインにして他の物はあまり食べないようにしてるの」
おにぎりを片手にそんな事をのたまう鹿波に、楠木達は驚きを隠せなかった。
「美雪が今食べてるのおにぎりだよね?」
「そうだよ、おにぎりはサラダだもん」
「……はい?」
周りにいた他の女生徒も、揃って首をかしげている。
「今はサラダおにぎりってのもあるんだけど、そんな事を別にしてもおにぎりはサラダなんだよ。夕菜、サラダってなんだと思う?」
「え? 語源は野菜に塩をふった物だっけ?」
その辺りは色々言われているが、楠木達が後ろでこっそりスマホでネットを調べた所、古代ギリシャやローマ帝国辺りで野菜に塩をふっていたとか書かれていた。
「そういう話もあるけど塩をサルって呼んでてそれからサラダになったって話は聞くよね。野菜に塩……、じゃあスパサラやマカロニサラダは? あれって野菜?」
「スパゲティやマカロニは野菜じゃないかも。野菜も入ってるけど」
惣菜なんかだと店によりかなり差が出るし、マカロニサラダに至ってはマカロニ以外の物が入ってない事すらある。
スパゲティサラダも同様だが、それが許されるならカロボナーラやペペロンチーノ辺りはサラダでも良い気がしてくる。
「ポテトサラダのメインであるジャガイモは炭水化物だよね? 茹でたりふかしたジャガイモがOKだったら焚いたご飯に塩をふったおにぎりもサラダでいいと思わない?」
「そう言われれば……」
米もジャガイモも主食ではあるが、あまりにも鹿波が自信たっぷりに断言するから、楠木達は確かにそう言われればそこまでの違いが無いように思えた。
「シーフードサラダにはお刺身が入ってるのもあるし、サラダにかけるドレッシングには酢とか油も入ってる。しゃぶしゃぶサラダには茹でたお肉も入ってるし、焼いた豚肉とか鶏肉を使うサラダだってあるんだよ。そう考えると、お寿司だってサラダだし、焼肉だって野菜に巻いて食べれば立派にサラダなんだから」
周りにいた女生徒の間で脳裏に衝撃が走った。
今までダイエットの為にカロリーなどを見ながら、あれはダメこれはダメと選別していたのが馬鹿らしくなるほどだった。
「凄い、天才だわ」
「サラダダイエット最高かも」
「スパゲティもOKだし。マカロニが入ってるからグラタンだってOK。だいたい私このダイエットでず~っと体重キープしてるし、油断すると逆に痩せちゃうんだから」
そう言って誰もが無意識に視線を向ける大きな胸と小柄な身体をみせつけながら、鹿波はもう一口おにぎりを口にしてついでに焼けているサザエを口に運んだ。
確かに痩せていると言ってもおかしくない鹿波の身体を見れば、話を聞いていた女生徒は全員鹿波の提唱するこのサラダダイエットが正しいように錯覚してきた。
「ホントに?」
「凄い、わたしも今日からサラダダイエット始めちゃう」
怖いもの無しの無敵状態になった少女達は我慢をやめ、おにぎりや脂のたっぷりのった牛肉を勢いよく食べ始めた。
現状、普通の生徒達では牛肉など滅多に食べれない事もあるが、ここで焼かれている牛肉の質が素晴らしかった事もあり、女生徒たちは久しぶりに食べる牛肉に舌鼓を打ち始めていた。
「美雪に騙されちゃダメよ!! この子胃袋小っちゃくて少食なくせに燃費が悪いからエネルギーが足りてないだけだから」
「ひっど~い。私のどこが燃費が悪いのよ」
「主にその胸かな。その身長にその体重なのに両胸で二キロ以上あるくせにちょこまかと動き回るんだから」
「……体重をバラさなかったから見逃すけど、ちょっとひどいんじゃない?」
鹿波は身長一四七センチ、体重四十一キロで隠し立てする事無く十分に公表できる数値ではあったが、そこにGカップという情報が加わるとこの体重が異常だと分かる、鹿波は胸だけで二キロあるにも拘らず体重が四十一キロしかないのだから。
「酷いのは美雪でしょ? 私去年あなたのそれに騙されて一週間で体重が三キロも増えたんだけど」
「でも肌とかは綺麗になったよね? ダメだよ、過度のダイエットは~。サラダダイエットはサラダが身体にいいのもあるけど無理をしない事がコツなんだから」
「アンタの言ってる過度は、真似して増える過剰の方よ!! あの時は同じくらい食べてた筈なのに私の胸は大きくならなかったのに、アンタの胸だけ十センチ以上成長するし……」
胸が大きくなるという話しと、サラダダイエットの話は瞬く間に周りにいた女生徒の間に広まった。
「私も絶対サラダダイエットする!!」
「美雪みたいになれるんだって!!」
周りにいた女生徒から次第にこのBBQ大会に参加していた女生徒全体へ「え? 胸が大きくなる?」「美雪の胸が大きい秘密がサラダダイエットって……」「サラダダイエットって何?」と伝言ゲームの様に鹿波の話が伝わり、急増したサラダダイエット信者による肉などの消費速度が一気に上がる一方で後日、増えた体重と本当のダイエットで戦う羽目になった女生徒も多かったという。
鹿波が駄女神と呼ばれている所以は、このサラダダイエットを方々で提唱し、それを実践して成功した女性たちが鹿波を崇め奉っているからだ。
生徒達の少ない予算では牛肉もそうだが高価な割に量の少ない刺身類などに色々手を出せば最終的に購入できる食糧の量が減り、そしてサラダダイエット理論を実践すると意外にバランスよく食べれるために自然にダイエットに成功するケースも多い。
その成功した女生徒たちは鹿波を女神と呼んで称えたが、予算が一定以上あれば十分な量の食糧が手に入る為にダイエットに失敗した生徒も多く、その生徒達からは【駄】の一文字が付け加えられて駄女神などと呼ばれていた。
駄女神と呼ぶ女生徒が多いという事は、このサラダダイエットを実行した後で女生徒がどうなるかという事を雄弁に物語っていたが、今はそんな事を気にもせずに大量の肉などを思う存分味わっていた。
◇◇◇
BBQ大会は大いに盛り上がり、メールや電話などで話を聞き付けた生徒なども続々と姿を現して、大量に残っていた料理の消費に協力をしてくれていた。
神坂が隣のBBQコンロを見ると、其処にはこの場にいる事があまり考えられない生徒の姿が見えた。
それはなんと、AGE系の部を何故か目の仇にしている生徒会の副会長である喜多川麗子だった。
「よう、副会長。来てくれてうれしいよ。生徒会長の母智月さんは来てないのか?」
「あ、神坂君。今日はこんな素敵なBBQに呼んでくだいましてありがとうございます。私は寮で一人暮らしだから、こうしてみんなで話ながらご飯を食べるのも楽しいし、食券を使わないとあんまり贅沢も出来ないから……。それと、生徒会長の母智月さんは来ていませんよ」
生徒会長である母智月の家も裕福で荒城家以上に娘に厳しい為、正式な学校行事でもない限り日が落ちてからの外出などは認められていなかった。
当然こんなBBQ大会に参加するなど考えられなかった。
「いやいや、こっちこそこの大量の肉や海産物の処理を手伝ってくれて助かる。なにせ海産物だけで六百キロもあるからな」
喜多川は六百キロという数字を聞いて驚き、そして……。
「……水」
「永遠見台高校で水族館は始めないし、ラッコも飼わないから」
「どうして一言だけで分かったですか?」
「どうしてだろうな……」
みんな、そんなに水族館を始めてラッコが飼いたいのか?
神坂はそう疑問に思えて仕方が無かった。
「アルコール……は、AGE登録してないからダメか。ジュース類もたくさんあるから好きな物を頼んだらいいぞ」
「ありがとう。それじゃあいただくわ」
おかしい程に素直な喜多川に神坂や窪内たちは揃って頭を悩ませた。
あれだけ意固地にAGE系の部と敵対をしていた喜多川であればこんなBBQ大会に参加する筈も無く、普段の険がある顔と違って今日は年相応の少女の顔をしている事も神坂達を一層混乱させた。
喜多川と別れ、別の七輪の前でサザエの壺焼きを作りながらとりあえずそれぞれが思っている事を話し始めた。
「喜多川はん、いつものあの姿はなんか理由があるんとちゃいます?」
「俺もそう考えていた所だ。GE絡みだと思うか?」
「でも、それだとAGE系の部を敵対する理由が無いっス。誰かを助けて欲しいって事なら逆に頼って来る筈じゃないっスか?」
GE対策部には最近投書が投げ込まれる事が多くなった。
部室周辺には二十四時間体制で警備員が張り付いているだけでは無く大量の監視カメラもあり、様々なリスクを冒してまで投げ込まなければいけなかった当初の内容は、『○○○のゲートを破壊して○○を助けてください』という物ばかりだった。
中には救出期限が一年を切っている物もあり、形振り構っていられなくなった生徒の心情も理解できる為、学校側からの厳しい処罰等をされない様に申し出たりもしている。
「そうだな、大体AGE系部と敵対してプラスになる事なんて殆ど無い位だし、おかしいっちゃおかしんだよな。何処かに調べさせるか?」
「こういった調べ物なら情報技術部でっか?」
情報技術部はAGE系の部のひとつだが、有料で他にもいろいろ調べたりもしている。
優秀な人材に加えて部で高性能なパソコンなども所有している為に、ハッキングなどを行って合法非合法に関わらず様々な情報を入手しており、そこに収められている情報自体も膨大な量になっていた。
そしてそれだけの物を持っていながら、文化祭などでは毎回ふた昔以上前のコンピューター占いコーナーを作り、その度に生徒会から警告を貰ってもいる。
「他にも欲しい情報があるからゲート研究部もだな。どうせ今日は学校に泊まるんだし、明日あたり尋ねればいいだろう」
「そうでんな」
楽しいBBQは終り、心配されていた大量の食糧は集まった大勢の生徒達の胃袋に収まり、僅かに残った肉などは翌朝に神坂達の朝食へと姿を変えた。
翌日、自主的に後片付けを行った生徒が多く、神坂達が目を覚ます頃には殆ど片付いた後だったという……。
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